創薬困難だったGPCRターゲットに対するAI創薬においてPharmEnable社と技術提携
当社グループの構造ベース創薬技術とPharmEnable社が持つ人工知能(AI)・医薬品化学の先進テクノロジーを融合
神経疾患で重要な役割を持つ、 これまで創薬困難だったGPCRターゲットに関する共同創薬プログラム
当社グループは、 英国の創薬企業であるPharmEnable Limited(以下、 「PharmEnable社」)と、 両社のテクノロジーを応用し、
神経疾患でこれまで創薬困難だったGタンパク質共役受容体(以下、 「GPCR」)に対する、 新薬創出を目的とした技術提携契約を締結しましたので、
お知らせいたします。
本提携により、 GPCRの完全な構造解析を可能にし、
詳細な構造的知見を見いだせる能力および技術的な扱いやすさで定評のある当社グループのGPCR構造ベース創薬プラットフォームと、
人工知能(AI)・医薬品化学に基づくPharmEnable社独自の先進テクノロジー(ChemUniverseおよびChemSeek)を融合することができます。
これにより、 非常に特異性の高い新規リード化合物を特定し、 さらなる開発を進めることが可能となります。
PharmEnable社のアプローチとの融合により、 従来のスクリーニング方法と比較してより特異性が高い三次元(3D)構造の医薬品候補化合物を見出すことができ、
これまでのアプローチでは創薬困難だったペプチド作動性GPCRなどをターゲットとすることが可能になります。
ペプチド作動性GPCRの天然アゴニストリガンドは大きく複雑なペプチドであり、 特に神経疾患の治療薬開発に適した特性を持つ低分子で阻害することは、
多くの場合これまで非常に困難でした。
本契約に基づき、 両社は創薬および開発プログラムの実施と費用負担を共同で行い、 その結果得られる全ての製品を共同所有します。 金銭上の詳細に関しては非開示です。
当社グループのチーフ・サイエンティフィック・オフィサーであるマイルス・コングレブは、 次のように述べています。 「我々は、
PharmEnable社のテクノロジーとアプローチは大変印象的なものであり、 非常に相互補完的で、
創薬困難だったGPCRターゲットに対して大きな相乗効果をもたらすと確信しています。 我々は、 これらのテクノロジーを、
特に創薬が困難であることが明らかになっているペプチド作動性GPCRターゲットに適用します。 これまで、
このターゲットの構造およびリガンド結合に関する豊富な情報を収集し、 いくつかの有望な分子を創出してきましたが、
前臨床試験に進むのに望ましい神経疾患治療薬としての特性を持つ化合物はまだ特定できていません。 それぞれのテクノロジーと専門知識を組み合わせることは、
このターゲットを解明し、 前臨床開発に進めることができる、 より質の高い分子の同定を可能にする鍵となるでしょう。 」
PharmEnable社の最高経営責任者(CEO)であるHannah Sore氏は次のように述べています。 「我々は、
この創薬が困難かつ複雑なGPCRターゲットに関してSoseiHeptaresと提携できることを喜ばしく思います。 我々は、 現在、
創薬ができないターゲットに対する新規の特異性の高いヒット化合物を見出すために、
化学物質分析でまだ明らかにされていない領域を開拓することに我々のプラットフォームの強みがあることを証明しました。 我々のプラットフォームと、
SoseiHeptaresが開発したテクノロジーおよび構造に関する知見を組み合わせることで、 有望ないくつかのヒット化合物を創出し、
治療が困難な疾患に対する医薬品候補分子のパイプラインを確立することができると考えています。 」
以上
Sosei Heptaresについて
当社グループは、
Gタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自のStaR(R)技術並びに構造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、
国際的なバイオ医薬品企業グループです。 当社グループは中枢神経系疾患、 がん、 消化器系疾患、 炎症性疾患、 その他希少疾患など複数の疾患領域において、
幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。
これまでアッヴィ社、 アストラゼネカ社、 バイオヘイブン社、 ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、 GSK社、 ノバルティス社、
ファイザー社および武田薬品工業株式会社などの大手グローバル製薬企業、 ならびにその他の新興バイオ医薬品企業と提携しています。 当社グループは、
東京に本社を置き、 英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。
「Sosei Heptares」は、 東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。 「そーせい」、
「Heptares」、 当社グループのロゴおよびStaR(R)は、 当社グループの商標または登録商標です。
詳しくは、 ホームページ
https://www.soseiheptares.com/
をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
Twitter: @soseiheptaresco
YouTube: @soseiheptaresco
PharmaEnable社について
PharmaEnable社は、 英国ケンブリッジを拠点とする創薬会社であり、 医薬品化学とAIによる計算手法を組み合わせて、
特異性があり費用効率の高い次世代の低分子薬の設計を行っています。 ケンブリッジ大学からスピンアウトしたPharmEnable社は、
がんや神経変性疾患を含む多くの疾患領域にわたる創薬プログラムのパイプラインを構築しています。
PharmEnable社のプラットフォームは、 化学物質の多様性創出に重点を置いており、 三次元(3D)構造を持ち、
自然に着想を得た新規医薬品候補を創り出しています。 この革新的なアプローチは、 低分子薬のすべての利点を有しています。 さらに、 3D構造により、
分子がより特異性を持ち、 毒性は低くなることが考えられることから、 他の手法では創薬ができない条件にも対処できる新たな可能性が広がります。
【お問い合わせ先】
福田 安孝 – Citigate Dewe Rogerson
03 4360 9234 | [email protected] 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000036794.html
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