地域文化商社・うなぎの寝床が、「紙の可能性」を研究する企画展 「紙のあるネイティブスケープ展」7月13日(水)スタート!

福岡「八女和紙」、佐賀「名尾和紙」、福井「越前和紙」を取り上げ、和紙の特色、歴史と地域性、そして「紙」の機能性や可能性を探ります。

紙にまつわる新商品「シラキ工芸」のミニちょうちんも登場! 日常の様々なシーンで使われている「紙」のこと、 私たちは知っているのでしょうか?

紙がもし私たちの身の回りになかったら、 手紙を書くこと、 新聞や雑誌を読むこと、 さらにはIT技術の発展もなく、 今とは違う言葉の伝達方法だったかもしれません。

地域文化商社・うなぎの寝床(福岡県八女市)は、 年間を通じて行う「地域文化って何だろう?研究会」の第四回目のテーマを「紙」とし、 「紙のあるネイティブスケープ展

」を7月13日(水)より開催いたします。

仏教伝来とともに日本で発展しはじめた「紙」の文化は、 長い歴史を経て「書く」だけのものから、 障子や襖、

うちわに行灯など「日々の暮らしの必需品」や張り子の玩具、 花火といった「娯楽品」まで多様な進化を遂げてきました。 また、 今盛んに行われているリサイクルも、

実は平安時代から人びとの生活の中に浸透していた工夫や知恵だったようですし、 お祭りや年中行事で使う灯籠や提灯をはじめ、

地域やその文化との相互関係においても「紙」は、 切っても切り離せない存在だったようです。

このような紙をテーマとした「紙のあるネイティブスケープ展」では、 福岡の「八女和紙」、 佐賀の「名尾和紙」、

福井の「越前和紙」を取り上げて和紙の地域性や特色その歴史をはじめ、 紙そのものの成り立ち、 あまり知られていない「紙」の機能性や可能性などを調べ、

「紙のNATIVESCAPEとは何か?」をうなぎの寝床の目線から探していきます。

※Nativescape (ネイティブスケープ)とは:

「ネイティブ(その土地固有の)」と「ランドスケープ(風景)」を足した造語。

うなぎの寝床では、 地域固有の文化と物語(ネイティブ)を重んじながら、 未来へとつないでいく人々がいる風景(ランドスケープ)をネイティブスケープと定義しました。

* 開催情報

福岡県内の2店舗にて開催いたします。

会期:7月13日(水)~7月25日(月)

開催地: うなぎの寝床 ららぽーと福岡店(福岡県福岡市博多区那珂6-23-1 1階)

営業時間:10時~21時

定休日:施設休業日に準ずる

会期:7月30日(土)~8月8日(月)

開催地:うなぎの寝床 旧寺崎邸(福岡県八女市本町327)

営業時間:11時~17時

定休日:火曜・水曜(祝日は営業)

* 企画展スタートとともに紙にまつわる商品に、 新たなラインナップが加わります。

シラキ工芸(福岡県八女市)のミニ提灯「cocolan(ココラン)「木」「ミモザ」「きらめく泡」の3種類など。

* うなぎBOOKSによる「紙とことばと」展

企画展テーマ『紙』に合わせて、 うなぎBOOKS(福岡県八女市)は『紙とことばと』展を同時開催。 ナナロク社の詩歌の本から10点をセレクトし、

全点に使用された紙を記した見本を展示します。 紙と言葉の相乗効果を感じ、 本との新しい出会い方を提案します。

* 「紙」を体感しに現場へ行ってみよう!(体験ツアー)

紙を作るなど紙にまつわる仕事をしている作り手を訪問し、 素材のことや工程のこと、 そしてどんな思いで紙に向き合っているのかを、

実際に作り手とお話ししながら学ぶことができます。

ツアー名 :佐賀の山里を漉き込む 名尾手すき和紙職人体験(3時間)

開催日 :月~金 13時~開催予定

お申し込み :

https://unalabs.jp/tourism/gssg01/

ツアー名 :豊前街道・和紙と糊の芸術 山鹿灯籠師と和紙ランプ作り(2時間)

開催日 :金、 土 13時~開催予定

お申し込み :

https://unalabs.jp/tourism/gkyg01/

ツアー名 :線香花火の原理がわかる 希少な国産工房で花火作り(3時間)

開催日 :9月17日(土)13時~ 開催予定

お申し込み :

https://unalabs.jp/tourism/gfmy01/

* 地域文化商社「うなぎの寝床」について

うなぎの寝床は、 福岡県八女市を拠点とし、 地域に伝わる歴史や文化を独自に研究し、 現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを見出す「地域文化商社」です。

2012年7月の創業から、 次世代へ継承していく「地域文化(ものづくり、 まちづくり、 食文化など)」の価値を見立て、

社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、 それが浸透していく仕組みを整え、 つくりて(生産者)、 つなぎて(地域文化商社)、

つかいて(生活者)、 そしてその先にある地域資源や自然も含めた生態系をつないでいきます。