スキンケアに自信がない女性は、7割
スキンケアに自信がある女性は、「カタログ」「美容部員の説明」から情報入手 昨年4月以降、スキンケアをする時間が増えた女性は、約3割
株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、 20~59歳の全国の女性、 2,166名に、
スキンケアについてのアンケートを行いましたので報告します。
(実施期間:1次調査2020年12月3日~12月10日、 2次調査2020年12月25日~2021年1月1日
調査方法:インターネットによるアンケート調査※2次調査は、 1次調査で、 スキンケアをしていると答えた女性1,309名。
2021年1月13日
【調査トピックス】
1.スキンケアに自信がない女性は、 約7割。
2,166名の女性のうち、 スキンケアをしている女性は、 73.8%。 スキンケアをしている女性のうち、 スキンケアに自信がないのは、 66.0%と約7割。
年齢を重ねるほど、 自信がなくなる傾向。
2. 化粧品使用方法の情報入手元、 「箱や容器の説明」が1位で、 「SNS」「ホームページ」を上回る。 スキンケアに自信がある女性の情報元は、
「カタログ」「美容部員の説明」。
年齢層により、 情報元に大差あり、 20代では「SNS」が3割超で1位、 30代以降は、 「箱や容器の説明」が1位。
3.使用方法の理解度、 低いのは「マッサージ」「パック」「クリーム」の順。
使用方法の理解度が低いアイテムは、 1割以上の女性が、 「正しい使用方法をあまりよく理解せずにスキンケアしている」。
4. 昨年4月以降、 スキンケアをする時間が増えたのは約3割。
スキンケアをする時間が増えた女性は、 27%。 減った女性7.9%に対して、 3.4倍。 若年層の方が、 スキンケアをする時間が増えた傾向。
5. スキンケアをする理由、 「きれいになりたいから」以外に、 「リラックスするから」「気分転換になるから」「癒されるから」 。
スキンケアをする時間が増えた女性ほど、 「癒されるから」「楽しいから」と心理面に働きかける理由が多い傾向。
【調査結果】
1.スキンケアに自信がない女性は、 約7割
20~59歳の全国の女性2,166名に、 スキンケアをしているか否か聞いたところ、 「しっかりしている」19.3%、
「まあまあしている」54.5%で73.8%と、 約7割の女性がスキンケアをしていることがわかりました。 また、 2,166名のうち、
スキンケアをしている女性1,598名に、 ご自身のスキンケアに自信があるか否かを聞いたところ、 「あまり自信がない」が、 53.9%と半数を超え、
「全く自信がない」12.1%と合わせると66.0%と約7割の女性が、 自信がないと答えています。 年齢を重ねるごとに、 自信が減っていく傾向が見られます。
2.化粧品使用方法の情報入手元、 「箱や容器の説明」が1位で、 「SNS」「ホームページ」を上回る。
スキンケアに自信がある女性の情報元は、 「カタログ」「美容部員の説明」。
スキンケアをしている女性のうち、 全体で、 最も多い情報の入手先は、 「箱や容器の説明」が1位で、 3割を超えています。 「SNS」17.4%、
「企業のホームページ」10.5%と続きますが、 「情報を入手していない」女性も17.7%に上ります。 ただし、 年齢別にみると、 20代では1位が逆転し、
1位が「SNS」、 2位が「箱や容器の説明」となります。 反対に、 年齢を重ねると、 50代では、 「SNS」は5%に満たない情報の入手元となります。
「情報を入手していない」女性は、 年齢を重ねるほど増える傾向にありますが、
それ以外の「企業のホームページ」「美容部員の説明」「知人の情報」「企業が作成しているカタログやリーフレット」は、 年齢による差は、 ほとんど見られません。
ただし、 ご自身のスキンケアに自信がある女性は、 自信がない女性に比べて、
「美容部員の説明」「企業が作成しているカタログやリーフレット」を最も多い情報の入手元と答える比率が高く、 「SNSの情報」「知人の情報」については、
自信がある女性とない女性の間で、 大きな差がないことがわかりました。
3.使用方法の理解度、 低いのは「マッサージ」「パック」「クリーム」の順。
スキンケアをしている女性1,598名に、 使用しているアイテムと、 使用方法の理解について聞きました。 最も多く使用されているアイテムは、 「洗顔料」で、
96.6%。 続いて、 「化粧水」93.4%、 「クレンジング」89.2%です。
それぞれのアイテムを使用している女性に、 使用方法の理解について聞いたところ、 「正しい使用方法をしっかり理解している」と答えた女性は、 総じて、
全てのアイテムで2割程度にとどまることがわかりました。 多くの女性が、 「まあまあの理解」や「なんとなくの理解」で化粧品を使用しており、 「あまりよく理解せず、
スキンケアしている」女性も、 すべてのアイテムで、 1割程度いることがわかりました。 特に使用方法が理解されずに使用されているアイテムは、
「マッサージ類」「パック」「クリーム」と、 化粧品の中でも比較的高額なアイテムが、 あまり理解されずに使用されているということがわかります。
4. 昨年4月以降、 スキンケアをする時間が増えたのは約3割。
新型コロナ感染症拡大防止に伴い、 緊急事態宣言が発令された昨年4月以降、 自宅で過ごす時間が増えました。 2次調査として、
スキンケアをしている全国の女性1,309名に、 スキンケアの時間の増減について聞きました。 「スキンケアをする時間が増えた女性」は、 27%で、 約3割。
「スキンケアをするのが減った」女性7.9%に対して、 3.4倍にのぼることがわかりました。 また、 年齢別では、 20代前半では、 45.4%、
20代後半では、 43.6%と半数近い女性のスキンケア時間が増えていることがわかりました。
5. スキンケアをする理由、 「きれいになりたいから」以外に、 「リラックスするから」「気分転換になるから」「癒されるから」 。
スキンケアをする理由を3つまで選んでいただきました。 「きれいになりたいから」「若くいたいから」といった肌の外観に関わる直接的な理由以外に、
「リラックスするから」「気分転換になるから」「癒されるから」といったような、 間接的で心理面に働きかける効果を求めている女性が多いことがわかりました。
「きれいになりたいから」という最も多い理由は、 若年層ほど高く、 高齢層ほど低くなる傾向が見られますが、 「リラックスする」「気分転換になる」という理由は、
年齢による差はあまりありません。 また、 スキンケア時間が増えた女性ほど、 「リラックスするから」「気分転換になるから」、
また「癒されるから」「楽しいから」と答えており、 スキンケア時間が増えることが心理面に良い効果を与えていることが想像できます。
◆全体を通した考察
それぞれの女性に合った良い化粧品を選ぶことと、 化粧品を正しく使うことが美肌へのいちばんの近道と考える企業として、 化粧品の正しい使用法を伝えることは、
化粧品を開発することと同じくらい大切なことです。 化粧品会社とお客様のコミュニケーションの方法が大きく変わった昨年、 スキンケアや、
化粧品の使用方法についての女性の意識を把握したいと思い、 この調査を行いました。 SNSやホームページでの発信に注力している企業が多いと予想していましたが、
実際は、 化粧品の容器や箱の説明やカタログなどのアナログ情報を情報源としている女性が多く、 また情報を入手していないという女性が2割と予想を超えました。
また年齢によっても入手している情報元が大きく異なることも明らかです。 これまでのアナログ・デジタルの選択肢だけでなく、 対面・非対面など、
お客様とのコミュニケーションの手段が増える中、 それぞれの女性が、 必要な情報に対して、 情報弱者とならないよう、 丁寧な対応をしていくことで、
良い化粧品との出会いだけでなく、 正しい使用法により、 より早くきれいになっていただく体験や心地よいと感じていただく提案をしていきたいと考えます。
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