2500年変わらない、人が戦争に導かれる原理とは? 最古の戦争史から、今も変わらない本質を読み解く『人はなぜ戦争を選ぶのか』発売。

最古の戦争史から、今も変わらない本質を読み解く『人はなぜ戦争を選ぶのか』発売。

ウクライナ危機、米中対立、そして訪れるかもしれない世界大戦――。今と未来の危機に向き合うヒント 株式会社文響社(本社:東京都港区)は、

『最古の戦争史に学ぶ人が戦争に向かう原理 人はなぜ戦争を選ぶのか』を、 全国書店にて発売します。 (発売日:2022年7月11日月曜日)

プレゼント企画、 掲載用画像等のご協力もいたしますので、 ご検討頂けましたら幸甚です。 何卒よろしくお願い申し上げます。

今こそ読みたい、 驚くほど普遍的な「最古の戦争史」

紀元前460年、 ギリシア文明を崩壊させるほど甚大な被害をもたらした「ペロポネソス戦争」。

その戦争を記録した『戦史』(トゥキュディデス著)は、 人類最古の歴史書の一つと言われています。

そこに描かれるのは、 人々を戦争に導く指導者たちの演説や、 無謀な作戦にもかかわらず熱狂していってしまう市民たち。

そして当然のように侵攻する強国と、 それに抵抗する国々。

登場する人物たちの言動は、 2500年前のものとは思えないものばかりで、 その普遍性ゆえに、 『戦史』は今でも地政学や政治学の基礎教養となっています。

本書では『戦史』から6つの重要箇所を、 親しみやすい日本語へと新訳し、 巻末には茂木誠氏の解説を加えています。

ウクライナ危機や、 今後起きうる米中対立にも当てはまる、 「人が戦争に向かう原理」。

戦争が他人ごとではない今こそ読みたい、 色あせない古典です!

『戦史』の内容は、 未来の「米中対立」の構図と同じ? 「トゥキュディデスの罠」とは?

新興国家が力を伸ばすと、 それまで世界を率いていた覇権国家と必ず対立する――。

アメリカの政治学者、 グレアム・アリソンが提唱したこの法則は、 歴史上最も多い戦争勃発のパターンとされ、

『戦史』の著者の名前にちなんで「トゥキュディデスの罠」と呼ばれています。

近年では、 アメリカと中国がこの「トゥキュディデスの罠」に陥らず激突を避けられるかが議論の的となっています。

そんな法則の原点となっているのが、 『戦史』に描かれる覇権国家スパルタと、 新興国家アテネの対決です。

本書を読むと、 歴史的に最も典型的とされる「戦争が始まる経緯」や、 国民・指導者がたどる感情の変遷も見えてきます。

内容紹介

民衆の前で戦争の必要性を説く古代ギリシアの指導者

民衆の前で戦争の必要性を説く古代ギリシアの指導者

序章 ペロポネソス戦争と『戦史』

第1章 指導者はどのようにして戦争を正当化するか?

第2章 国のために命をかけることをどう捉えるか?

第3章 戦争の責任は誰にあるのか?

第4章 正義を貫くべきか? 目の前の実利をとるべきか?

第5章 強国が侵攻してきたとき、 抵抗するか? 降伏するか?

第6章 敗色濃厚な作戦に対し、 なぜ逆に熱狂してしまうのか?

特別解説 茂木誠 時代を超えた教訓に満ちた『戦史』

【著者】トゥキュディデス

紀元前460年頃‐紀元前400年頃。 古代ギリシアの代表的歴史家の一人。 紀元前430年から2年あまりアテネで流行した疫病を生き抜き、

生涯を『戦史』の執筆に費やした。

【編者】ジョハンナ・ハニンク

ブラウン大学の准教授。 著書に『古典的負債:耐乏の時代におけるギリシアの古代性』。 ロードアイランド在住。

【訳者】太田雄一朗

上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。 海外スポーツニュースの翻訳、 スポーツ関連の原稿の執筆、 日本サッカー協会、

Jリーグなど各種スポーツ団体のWEBサイト制作に携わる。

【解説】茂木誠

ノンフィクション作家、 予備校講師、 歴史系YouTuber。 学習参考書のほか、 一般向けの著書に『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、

『「戦争と平和」の世界史』(TAC)、 『政治思想マトリックス』(PHP)など。

商品詳細

『最古の戦争史に学ぶ人が戦争に向かう原理 人はなぜ戦争を選ぶのか』

原題:How to Think about War

上製、 248ページ、 B6変形

本体価格:1280円

ISBN: 9784866515427

発売日:2022/7/11

文響社

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