双日株式会社と日本酒を原料とした新たなお酒「浄酎(R)」の事業拡大を目指し業務提携
当社ナオライはコメ農家と酒蔵の復興を通じた地域経済の活性化を目的に浄酎を造っています。
この度双日株式会社と販売ネットワーク構築・事業パートナー開拓に関する業務提携を締結しました。
日本国内においては、 食生活の変化にともなうコメ消費量の減少・コメ農家の高齢化により、 中山間地域(※1)の水田を中心に耕作放棄地が増加しています。 また、
1970年代には3,000箇所超あった酒蔵は、 日本酒消費量の減少による経営難や後継者不足により、 現在では1,159箇所まで減少しています。
ナオライは、 各地の酒蔵が有機米を原料として醸したこだわりの日本酒を独自の技術(特許取得済)で低温浄溜し、
日本酒を原料とした新たなお酒である「浄酎」(商標権取得済)を生み出し、 製造・販売しています(※2)。
日本酒特有の香りと旨味を活かしながらアルコール度数を高め、 ウイスキーのように樽熟成や常温での保存を可能とすることで、 消費期限が短い日本酒の長期保存を実現し、
有機農業と日本酒の新たな価値を創造しています。 また、
低温浄溜時の副産物として発生するアミノ酸を含む分離液の化粧品や食品用途での商品化に向けた研究を進めており、
原料となる日本酒から生まれる産物を余すことなく使い切ることで、 廃棄ロスの抑制と価値の最大化に取り組んでいます。
浄酎(白紙垂)
本業務提携において、 双日社のネットワークを活用させていただき、
国内外の販路開拓と分離液の商品化に向けた事業パートナーの開拓支援をいただき事業拡大を目指して参ります。
(※1)農業地域類型区分のうち、 中間農業地域と山間農業地域を合わせた地域を指す。 山地の多い日本では、 このような中山間地域が総土地面積の約7割を占めている。
(※2)国税庁「清酒の製造状況等について(令和2酒造年度分)」
ナオライ株式会社 代表取締役 三宅紘一郎 より
双日様は、 日々”New way”を追求し”New value”を生み出すことが企業価値の向上につながると考えられています。
そんな双日様に浄酎の事業を知っていただいて以降、 足繁く広島県のナオライの拠点、 久比・三角島、 酒蔵のある神石高原町に通っていただき、
これからの日本の酒蔵の在り方や、 一次産業の在り方について、 何度も議論させていただきました。
その過程を通じて、 日本の一次産業、 地域文化、 伝統産業を未来に引き継ぎたいという双日社員の皆様の熱く、 また誠実な想いを感じ、
是非とも浄酎事業を一緒に育てていただきたく、 この度事業連携をさせていただくことになりました。
日本酒の特徴である香りを残しながら長期熟成をさせる浄酎を世界中に広げ、 日本中の酒蔵さんと連携したい。
そんな想い一つでナオライ一同、 0から構想し育ててきた浄酎事業に、 今回こうして日本七大商社の一社である双日様にもご参画いただき、 これから日本各地、
世界に広げて行けることをメンバー一同嬉しく思います。
双日株式会社 農業・地域事業開発室長 岡田拓真 より
双日では中期経営計画2023において、 「国内産業活性化・地方創生の取組を通じた価値創造」を掲げ、 地域事業者との共創を通じた、
地域の活性化に取り組んでいます。
日本酒業界を盛り上げ、 多様で豊かな日本酒文化を次世代に引き継ぎたいという三宅代表の思い、 既にある水田・酒蔵そのものを活かしながら、
『五方良し(売り手・買い手・世間・未来・自然)』の精神で 日本の田畑と酒蔵を未来に引き継ごうとする取り組みに深く共感し、 今回の事業連携に至りました。
双日グループの持つネットワークを活かし、 ナオライの発展、 ひいては地方創生に貢献して参ります。
【双日の概要】
会社名:双日株式会社
設立年:2003年4月
本社所在地:〒100-8691 東京都千代田区内幸町2-1-1
代表者:代表取締役社長 CEO 藤本 昌義
事業内容:自動車、 航空産業・交通プロジェクト、 インフラ・ヘルスケア、 金属・資源・リサイクル、 化学、 生活産業・アグリビジネス、
リテール・コンシューマーサービスの7つの本部体制で、 国内外での多様な製品の製造・販売や輸出入、 サービスの提供、 各種事業投資など
ウェブサイト:
【ナオライの概要】
会社名:ナオライ株式会社
設立年:2015年
本社所在地:広島県呉市豊町久比3960番三角島
代表者:三宅紘一郎
事業内容:浄酎を始めとする酒類製造販売
ウェブサイト:
【本件に関する問い合わせ】
ナオライ株式会社 広報部 [email protected]
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