書籍『コロナに翻弄された甲子園』が発売。名将と呼ばれる名門校の監督たちは、選手たちに何を伝え、どう向き合ったのか

2020年春夏ともに中止となった高校野球の甲子園大会。 高校野球の「今」と「未来」が見えてくる1冊。

「将来につながるための高校野球やから。 それだけは忘れんなよ」──馬淵史郎

甲子園という目標を失った球児たち。 ただ、 それだけがすべてではない

全国各地で夏の甲子園につながる地方大会が開幕し、 熱戦が繰り広げられている。 しかし、 2020年は春夏ともに甲子園大会が中止となり、

高校野球は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を大きく受けた。

全国8校の名門高校の硬式野球部監督を取材した書籍『コロナに翻弄された甲子園 名将たちが伝えたかったこと』が双葉社から刊行された。

未曽有の困難に直面し、 名将と呼ばれる名門校の監督たちは、 選手たちに何を伝え、 どう向き合ったのか。 「令和」という新しい時代を迎えて、

変わりつつある高校野球。 この1冊から、 高校野球の「今」と「未来」が見えてくる。

未だコロナ禍という長いトンネルからは抜け出せそうにはないが、 本書とともに球児たちの熱い夏を応援してほしい。

カバー写真は、 無観客で開催された「甲子園交流試合」の開会式直後に行われた、 大分商業対花咲徳栄の試合から。 2020年8月10日

書名:コロナに翻弄された甲子園 名将たちが伝えたかったこと

著者:小山宣宏

判型:四六判

ページ数:264ページ

定価:1870円(税込)

ISBNコード:ISBN978-4575-31729-9 C0076

発売日:022年7月14日

※地域、 書店によっては前後する場合がございます

発行:双葉社

未曽有の困難に直面し、 そのとき名門校8名の監督たちは──

思うように対外試合を行うことができず、 自分たちの実力を見極めることができないまま、 ぶっつけ本番で大会に挑んだ時期もあった。 そうした苦難を乗り越えて、

いかに3年間の高校野球生活を納得する形で終わらせたのか。

(「はじめに」より)

第1章 コロナによって変わった指導法、 変わらないままの指導法

日本大学第三高等学校・小倉全由監督

第2章 「お前ら、 もう甲子園はあきらめろ」という言葉の真意

龍谷大学付属平安高等学校・原田英彦監督。

第3章 これからの時代は「指導者の意識改革」が必要

中京大学附属中京高等学校・高橋源一郎監督

第4章 無観客の夏の甲子園で感じていたこと

花咲徳栄高等学校・岩井隆監督

第5章 「組織力を高める方法」を模索していきたい

熊本県立熊本工業高等学校・田島圭介監督

第6章 将来につながるための野球。 高校野球の目的は「人間作り」

明徳義塾高等学校・馬淵史郎監督

第7章 コロナ禍の今こそ「凡事徹底」を追求する

前橋育英高校高等学校・荒井直樹監督

第8章 「道しるべ」であるはずの甲子園大会がなくなって考えたこと

八戸学院光星高等学校・仲井宗基監督

著者プロフィール

小山宣宏(こやま・のぶひろ)

1973年、 千葉県生まれ。 スポーツジャーナリスト。 出版社、 編集プロダクション勤務を経て、 2007年に独立。

近年は高校野球やプロ野球を中心とした取材・執筆が多い。 手がけた書籍は、 前田三夫『いいところをどんどん伸ばす』、 江本孟紀『監督 原辰徳研究』、

阿部慎之助・橋上秀樹『阿部慎之助の野球道』など多数。 小倉全由『「一生懸命」の教え方 日大三高・小倉流「人を伸ばす」シンプルなルール』は話題となった。

雑誌や書籍のほか、 文春オンラインなど多数のネットメディアでも執筆。

https://www.futabasha.co.jp/book/97845753172990000000?type=1