全国書店で週間ベストセラー1位獲得!発売わずか20日で6万部突破の大ブレイク。結城真一郎『#真相をお話しします』
“現代社会×ミステリ”。切れ味最凶、新時代到来を告げる傑作! 2018年、 『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー。
その後もコンスタントに作品を発表しつづけ、 いまミステリー界の超新星として注目を集める結城真一郎さんの最新作『#真相をお話しします』を6月30日、
新潮社より刊行いたしました。
発売前に海外翻訳決定、 数々の著名人から熱いコメントが寄せられるなど、 異例尽くしの今作。 発売直後からSNS上では「予想したさらに上を行く結末!」、
「この真相は絶対に見破れない」、 「恐ろしいのに爽快!」など次々に口コミが寄せられ、 話題沸騰!全国書店で週間ベストセラー1位を獲得、
完売店が続出する反響となっています。 7月19日、 4万部の重版が決定。 発売からわずか20日で、 累計発行部数6万部を突破いたしました。
結城さんは21年、 今作にも収録されている「#拡散希望」で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。 二転三転するプロットや伏線回収の巧みさ、
YouTuberを題材にした、 テーマの現代性等が高く評価され、 平成生まれ初の受賞者になりました。 (短編部門では第2回山田風太郎氏、
第48回加納朋子氏に次ぎ、 史上3番目の若さでの受賞)
新潮社HPにて、 「#拡散希望」が全文無料公開されるやいなや、 SNS上では全国の書店員、 ミステリファンのみなさまから熱い口コミが次々に投稿されるなど、
大注目の一冊となっています。
発売を記念し、 雑誌「波」7月号では東大発の知識集団 QuizKnock の代表である、 伊沢拓司さんとの対談が実現しました。
奇しくも「開成からの東大組」でもある二人が、 ミステリとクイズ、 両者の「謎」の魅力と可能性について語りつくしています。
■ QuizKnock伊沢拓司さんも驚愕!(雑誌「波」7月号より抜粋)
この短篇集はどの話も謎解きの世界やミステリの世界に入り込ませる段取りが丁寧になされているように感じました。
文章の随所に「これは怪しいな」と思わせるヒントらしきものが出てくる。 だから推理しながら読み進められるし「解けた」つもりになるのですが、 各話の結末には「でも、
ここは気がつかなかった」というポイントが必ずあって、 悔しい気持ちにさせられる。 さらには予想外のぞっとするようなラストが待っていて、
思わず作品の世界に入り込んでしまうつくりにもなっていました。 ……(中略)……久々にミステリの作品を読みましたけど、 本当に楽しかった。
「波」7月号は現在発売中、 対談全編は新潮社HPからもお読みいただけます。
https://www.shinchosha.co.jp/book/352234/#b_interview
■『#真相をお話しします』帯には豪華3名の著名人に推薦コメントをいただきました
* 虫眼鏡さん(東海オンエア/YouTubeクリエイター)
「絶対に読者を騙してやろう」という凄まじい執念に恐怖すら感じました……。 * 有栖川有栖さん(作家)
「騙されて驚くためにミステリを読む」という読者に恰好の贈り物。 * 南沢奈央さん(女優)
凄い間違い探しに手を出してしまった!始めた以上はやめられない。
■発売前に海外翻訳決定!韓国版出版社よりコメントが到着
凄まじい反響は海を越え、 発売前に本書の海外翻訳が決定しました。 ネクストブレイク作家の新作が発売前に翻訳決定に至るのは、 極めて異例のことです。
韓国版を刊行する出版社、 BY4M 出版事業部 編集長・李起雄氏のコメントが到着しました。
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特別無料公開された日本推理作家協会賞受賞作「#拡散希望」を読んだ時、
日本のミステリーの愛読者であり編集者として「この作品を韓国読者に紹介したい!」という熱い熱望が沸き起こった。 そして、
この業界で長く働いている一人として「これは絶対に売れる!」という確信があった。
最近のミステリーは、 異世界とか、 透明人間とか、 ゾンビまで登場させ、 ミステリーの限界を突破しようとする。 その中で、 『#真相をお話しします』は、
「十分な手がかりの提供と適切な伏線の配置」という読者と作家とのフェアなゲームを繰り広げて、 まさに驚愕の逆転に導く正統ミステリーだと思う。
そして何よりこの短編集の最も大きな魅力は私たちが生きている「今」を描いているという点である。 しゃれに言えば「コンテンポラリーなミステリー」であり、
日本的に言えば「令和の推理小説」と言えるだろう。
BY4M 出版事業部 編集長 李起雄(LEE KI WOONG, イ・ギウン)
※日本語訳/Danny Hong Agency 金永喜(Younghee KIM,キム・ヨンヒ)
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■なぜミステリで「現代」を描くのか。 ミステリの可能性とは。
本作ではYouTuberやマッチングアプリ、 精子提供、 リモート飲み、 など「現代的なテーマやガジェット」がふんだんに取り込まれています。
現代的なテーマにミステリを織り交ぜたかつてない読み味は、 まさに新世代ミステリの幕明けを予感させます。 今だからこそ、 そして、
「当事者」のひとりである結城さんの世代だからこそ書けたといえる、 批評性に富んだ作品です。
なぜ作品に「現代的要素」を取り入れてみようと思ったのか。 結城さんは次のように語ります。
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結城:新たな技術や価値観がもたらされる中で生じる「日常の歪み」や「新たな動機」に興味がありました。 生活をより豊かにするための技術や道具が世に出てくれば、
当然のようにそれを悪用する人もでてきます。 新たな価値観が世に浸透すれば、 当然のようにそこから「今までの常識では考えられない動機」も生まれます。
例えば、 “迷惑系YouTuber”は「視聴回数を稼ぐため」に迷惑行為、 下手したら犯罪行為に及びますが、 これはほんの十年前では考えられなかった「動機」です。
しかし、 事実としてそれを楽しみにしている視聴者も居ますし、 それが先の「動機」をより切実なものとしている側面もある。 また、
それらの迷惑行為に対して否定的であるいっぽうで、 「でも、 それをされたら、
人はどういう反応をするのだろう」と怖いもの見たさにも似た興味を覚えてしまう自分が居るのも事実でした。
このもやもやとした割り切れない感情が原体験となり、 ならば作品を通じて「すこぶる歪で、 従来の常識ではとても考えられないけれど、
いまを生きる私たちとどこか地続きのようにも思えてしまう事件・人間模様」を描いてみたいと思ったのです。
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そして、 「現代」を持ち込むことは、 ミステリを“進化”させる可能性も秘めていると言います。
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結城:「現代的なテーマ」とミステリについては、 親和性が高く、 可能性は無限に広がっていると感じます。
例えば捜査技術の発展により古典的なトリックの一部が陳腐化してしまったりする例をよく聞きますが、 先述の通り、
「現代的なテーマ」ひいては「新たな技術や価値観」からは従来ではありえなかった目新しい動機・トリックが産み落とされる余地が多分にあると考え、
本作でも自分なりに実践したつもりです。
ただ、 執筆の根底には、 あくまでエンターテイメントとして、 普遍的な人間の心理を描くのだという意識もありました。 どれだけ時代が移り変わり、
技術が発展しようとも、 結局最後に人を突き動かすのは「普遍的な欲求・感情」であろうとも予感もしています。 それをいかに自然な形で物語に忍び込ませたのか、
ぜひご注目いただければ幸いです。
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■本書収録「日本推理作家協会賞」受賞短編、 異例の全文無料公開!
『#真相をお話しします』より、 「日本推理作家協会賞」受賞短編「#拡散希望」を全文収録した無料お試し特別版を各電子書籍書店にて配信中。
新潮社HPでも全文をお読みいただけます。
*【新潮社HP】全文無料公開・試し読み:
https://www.shinchosha.co.jp/book/352234/preview/
*【電子書籍】全文収録・無料お試し特別版:
https://ebook.shinchosha.co.jp/book/E053311/
Kindle版:
https://www.amazon.co.jp/dp/B09YCY982H/
■『#真相をお話しします』あらすじ
家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、 とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。 不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。
しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。
子供が4人しかいない島で、 僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。 でも、
ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、 昨年「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞を受賞。 そして今年、
第22回本格ミステリ大賞にノミネートされるなど、 いま話題沸騰中の著者による、 現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。
■著者紹介:結城 真一郎(ユウキ シンイチロウ)
1991年、 神奈川県生まれ。 東京大学法学部卒業。 2018年、 『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、 2019年に同作でデビュー。
2020年に『プロジェクト・インソムニア』を刊行。 同年、 「小説新潮」掲載の短編小説「惨者面談」がアンソロジー『本格王2020』(講談社)に収録される。
2021年には「#拡散希望」(「小説新潮」掲載)で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。 同年、 三冊目の長編作品である『救国ゲーム』を刊行し、
第22回本格ミステリ大賞の候補作に選出される。
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