アルベール2世大公が「気候野心サミット2020」でモナコの温室効果ガスの排出量を2030年まで当初の目標50%減から55%減へ刷新することを発表
モナコ政府観光会議局(所在地:モナコ公国)は、 パリ協定の5周年を記念する「気候野心サミット2020」で、
モナコのアルベール2世大公がスピーチしたことを発表します。 このイベントは12月12日(土)に、 英国、 フランス、
国連事務局の主催でチリとイタリアの協賛を得てオンライン形式で開催されたサミットです。
次回のCOP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)は、 スコットランドのグラスゴーで2021年11月に開かれる予定ですが、
すでに新型コロナウイルス感染症の流行によって1年延期されました。 COP26に先立ち、
気候問題への関心を高く保つために今回の「気候野心サミット2020」が開かれ、 70以上もの国と政府の代表が気候変動と闘う決意を表明しました。 このサミットでは、
行動を重視する姿勢を示すため、 国家戦略として以前より踏み込んだ目標を表明する国のみが発言を許されました。
会議でアルベール2世大公は、 2030年までに温室効果ガスの排出を1990年の排出量から55%削減するという新しい目標を発表し、 2015年に設定した、
同期間で50%削減という当初目標を刷新しました。 アルベール2世大公はさらに、 2050年までにカーボンニュートラルを達成する決意を確認し、
気候変動による被害をもっとも受けやすい国々への国際援助を潤沢に確保し、 提供することも約束しました。
国際社会に向けて表明されたモナコ公国の新しいコミットメントは、
アルベール2世大公とモナコ公国が気候変動に関して世界規模の努力に協力していく強い決意を示すものとなりました。
「気候野心サミット2020」では、 菅総理大臣を含めた世界の多くのリーダーがスピーチをしました。 アルベール2世大公を始め、
サミットで行ったスピーチ全文はこちらからご覧ください。
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