有田焼を運ぶ梱包箱から生まれた書類ケース。一新堂(佐賀県有田町)のドキュメントケースの取り扱いを開始いたします。
有田で培った技術と伝統を活かしながら、素材との組み合わせを実験し、貼箱の新たな可能性に挑戦。 地域文化商社・うなぎの寝床(福岡県八女市)は、
一新堂(佐賀県有田町)の商品の取り扱いを、 店舗とオンラインストアともに開始。 有田焼とともに発展をした「箱」産業をご紹介いたします。
商品ページ:
https://unagino-nedoko.net/product/tax_maker/isshindo/
地域文化商社・うなぎの寝床(福岡県八女市)は、 新しく一新堂(佐賀県有田町)の商品の取り扱いを開始いたします。
陶磁器の産業が盛んな有田町で創業した一新堂は、 有田焼を運ぶための段ボール梱包箱から事業を始められました。 段ボールが産業化する前は、
陶磁器を藁で包んで配送したり、 竹籠に入れて運んだりしていたといいます。 一新堂も地場産業である陶磁器の需要増とともに発展しましたが、
有田焼の出荷数減少に伴い、 段ボール事業も縮小していくこととなりました。 そういった状況下で、 一新堂は陶磁器の運搬を補助するための梱包用の箱だけではなく、
贈答箱や自社製品開発へと分野を拡大し、 全国へと展開していくこととなりました。
うなぎの寝床では、 有田町の陶磁器産業とともに発展をした「箱」産業をNativescape (ネイティブスケープ= 地域固有の文化と物語を重んじながら、
未来へとつないでいく人々がいる風景)として捉えています。
* 商品詳細
商品名:ドキュメントケース クロス貼り
サイズ:30mm、 45mm
カラー:ホワイト、 グレー、 キャロットオレンジ、 ブラック
価格 :3,300円(税込)~
商品名:ドキュメントケース チップダンボール
サイズ:30mm、 45mm、 60mm(各3冊セット)
価格 :3,300円(税込)~
今回取り扱いを開始した2つの商品は、 箱=かさばるものという概念を払拭する、折り畳みが可能なドキュメントケースです。
クロス貼りとチップダンボールの2種類を入荷いたしました。 持ち運び時にご使用される場合は、 耐久性が高いクロス貼りを。
自宅やオフィスで書類等の保管に使用される場合にはチップダンボールなど使用用途によって使い分けを頂けます。
* 株式会社一新堂について
1956年に有田で創業した一新堂は、 地場の工芸品である有田焼を運ぶためのダンボール梱包箱から始まりました。 地場産業とともに発展しましたが、
有田焼の出荷量が減少するなか、 梱包箱から贈答箱へと分野を拡大し、 全国へ展開していきました。
ゼネコン会社での経験を経て2017年より3代目代表となった本土大智さんは、 裏方である箱屋は、
高級ブランドの贈答箱をつくっても会社の名前をだせないことに危機感を感じ、 名前をだせるオリジナル商品として、
繰り返し使える耐久性をもつ貼箱ドキュメントケースなどの新しい商品をつくっています。 貼箱は、 厚く硬い紙でつくられた芯材の箱に、
貼紙を糊で貼り合わせてつくられます。 芯材の紙を箱の形に切り、 組み立て、 貼紙に糊をつけ、 箱に貼ります。 しっかりと貼り合わせるには、 適度な湿度管理と、
貼紙の素材にあった糊と、 職人の貼る技術が必要です。 本土さんは、 新しい素材や技術との組み合わせなどの実験を重ね、 貼箱の新しい可能性に挑戦しています。
* 株式会社うなぎの寝床について
うなぎの寝床は、 福岡県八女市を拠点とし、 地域に伝わる歴史や文化を独自に研究し、 現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを見出す「地域文化商社」です。
2012年7月の創業から、 次世代へ継承していく「地域文化(ものづくり、 まちづくり、 食文化など)」の価値を見立て、
社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、 それが浸透していく仕組みを整え、 つくりて(生産者)、 つなぎて(地域文化商社)、
つかいて(生活者)、 そしてその先にある地域資源や自然も含めた生態系をつないでいきます。
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