「日本民族をこの地上に残すためには我々が死ぬしかない」文字通り自らの命を捨てて日本を守ろうとした特攻隊員たちの真実を描く『普及版・世界が語る神風特別攻撃隊』発売
本書は、大東亜戦争末期、劣勢な戦局を挽回するために自ら志願して必死必殺の特攻兵器によって祖国を救わんとした、殉国の血潮に燃えた青年たちの勇気と自己犠牲の記録である。
本書は「第一部 封印された『カミカゼ』の真実」「第二部 世界が語る『カミカゼ』の真実」からなり、 膨大な情報をもとに、 多角的に特攻の真実に迫っている。
米国は東京裁判によって、 日本を世界で最も好戦的で野蛮な国家に仕立て上げ、 報道と教育を通じて米国に都合のよい歴史観を日本人に植え付けることに成功した。
そのため、 戦後の日本では、 特攻に殉じた若者たちの至誠とその行動にさえ、 批判的な言辞を弄する風潮がある。 このような風潮を放置すれば、
特攻に散った英霊たちは、 永遠に犬死にになってしまうだろう。
著者の吉本貞昭氏は、 こうした特攻批判(特攻は命令・強制だった、 特攻を美化してはならない)と、 戦果の問題(戦果は小さい)に対して、
あらゆる証拠をもって反論を展開した。
吉本氏はこう述べている。
いつの時代であれ、 どこの国であれ、 国難に直面した際には、 祖国のためにいつでも死ねる覚悟と勇気を持った人間が現れてきたからこそ、
その国は守られてきたのである。 だが、 戦後の日本では、 戦時中の特攻作戦には前例がなかったことから「特攻を最大の罪悪の一つと見立てて、
絶対服従を強要する上司の命令のために、 いやいやながら死んでいった若い将兵たち」という誤った見方が生まれ、 彼らを憐れむ風潮があったことは、
実に残念なことである。 …特攻の真実を伝える数多くの特攻隊員たちの証言があるにもかかわらず、 同じ日本人が特攻の真実を封印して、
特攻を批判するのが戦後の日本の特徴なのである。
当事者である元特攻隊員の証言こそが特攻の真実を語ったものであるが、 吉本氏はその証言を数多く集めている。 一部紹介する。
神雷部隊桜花隊員服部光雄氏
「自分が生まれ育った祖国が存亡の淵に立ったとき、 身を捨てて戦うということは、 世界中どこの国でも心ある国民の常識だと思う。 今、
その常識を完全に欠いたまま生きているのは、 おそらく日本人だけかもしれない」
人間魚雷「回天」搭乗員小灘利春氏
「我々は命を失わなければならないが、 その代わりに千倍、 何千倍の日本人が生き残る。 日本民族をこの地上に残すためには我々が死ぬしかない。
それができるなら命は惜しくないと、 その瞬間に悟りました」
また吉本氏は、 特攻隊員の自己犠牲の中に「友のために自分の命を捨てること、 これ以上に大きな愛はない」と説いたキリストの教えと同じ価値観を見出して、
賞賛の言葉を惜しまない人々が、 日本と戦った連合国軍側に多数いることも示している。
戦後の日本人が特攻について語ろうとするとき、 どうしても戦後日本の価値観に引きずられ、 負の側面にとらわれてしまう。 だが本書を読めば、
そんな誤った価値観から解放されることになるだろう。 今の日本を、 日本人を、
文字通り命を捨てて守ってくれた特攻隊員の方々を「軍国主義の犠牲者」とか「国家に騙されたかわいそうな人たち」などと評価するのは、 誤りであるばかりではなく、
恩を仇で返すようなものであることを、 実感するはずである。
・著者プロフィール
吉本 貞昭(よしもと さだあき)
国立大学の大学院を修了後、 中国留学を経て、 大学の研究機関に所属。 その後、 平成24年7月に吉本貞昭事務所を設立。 専門分野の中国研究の他に、 明治維新、
日清戦争、 日露戦争、 大東亜戦争、 占領政策などを中心に近現代史について研究している。 約10年にわたり高等学校で世界史などを担当。 昭和20年9月14日に、
東京・市ヶ谷台上で割腹自決した陸軍大将吉本貞一は、 親類にあたる。
著書に『[普及版]世界が語る神風特別攻撃隊』『世界が語る零戦』『東京裁判を批判したマッカーサー元帥の謎と真実』『知られざる日本国憲法の正体』『世界史から見た日清・日露大戦争』『世界史から見た大東亜戦争』、
ジュニア向け書籍として『日本とアジアの大東亜戦争』『教科書が絶対に教えない東京裁判』『教科書が絶対に教えない靖国神社』『若者たちはなぜ特攻を選んだのか』(以上、
ハート出版)がある。
・書籍情報
書名:普及版 世界が語る神風特別攻撃隊─カミカゼはなぜ世界で尊敬されるのか
著者:吉本 貞昭
仕様:新書版 並製 336ページ
ISBN:978-4-8024-0140-1
発売:2022.7.24
本体:1,200円(税別)
発行:ハート出版
書籍URL:
https://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0140-1.html
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