オスカルとアンドレは、結ばれる運命ではなかった…!?「芸術新潮」9月号は「ベルサイユのばら」大特集!
男装の麗人オスカルと、 悲劇の王妃マリー・アントワネット――フランス革命期に生きた対照的な2人のヒロインを軸に描かれる壮大な歴史ロマン「ベルサイユのばら」。
連載の開始から50周年を迎えるあの名作が、 いま、 再び脚光を浴びています。
史実とフィクションを巧みに織り交ぜたドラマチックなストーリーと、 感情移入せずにはいられない魅力的な人物造形は、 まさに少女漫画の歴史を塗り替えるものでした。
「芸術新潮」9月号特集「ベルサイユのばらの真実」では、 選び抜いた名場面の数々で物語を振り返るとともに、
代表的なキャラクター39人のプロフィールを徹底紹介しています。
池田理代子先生へのインタビューでは、 意外な事実も明らかに!
「オスカルは、 アンドレ以外の男性と結ばれる可能性もあった……」、 「ルイ16世こそ、 女性にとって理想の夫像である……」などなど。
当時の制作秘話や近況をたっぷりお聞きしています。
さらに、 美術雑誌ならではの視点からも”ベルばらの真実”に迫ってみました。
「美術篇」では、 ルイ15世(マリー・アントワネットの夫ルイ16世の祖父で、 あまたの愛人を抱え”最愛王”と呼ばれた王様)の宮廷で花開いたロココ文化が、
革命期に差しかかると、 謹厳で正統な美を追求する新古典主義へと移行してゆく過程を、 美術史家・鈴木杜幾子氏が解説。
「歴史篇」では、 「ベルばら」の気になる脇役、 オルレアン公の人物像に迫りつつ、 フランス革命史を振り返る論考をフランス文学者・鹿島茂氏が展開。
作中での登場回数は少ないものの、 アクの強さで存在感を放っていたオルレアン公の実像が明らかに。
9月には、 東京を皮切りに、 連載当時の貴重な原画や関連資料を集めた「ベルサイユのばら展」も開催されます。 同時代の美術史と歴史への理解を深めつつ、
世代を超えて読み継がれる名作の再読と再発見のために、 そして新たな出会いのために、 あるいは展覧会鑑賞の手引きとしても、 ぜひ本誌をご活用ください。
(C)池田理代子プロダクション
(C)池田理代子プロダクション
■展覧会情報
「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展―ベルばらは永遠に―」
東京シティビュー 9月17日(土)~11月20日(日)
大阪・阪急うめだ本店 11月30日(水)~12月12日(月)
展覧会公式サイト
■書籍データ
【掲載誌】「芸術新潮」2022年9月号
【発売日】2022年8月24日(水)
【造本】A4変型 無線とじ
【定価】1500円(税込)
【URL】芸術新潮 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
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