ついに歌集出版!『アイドル歌会 公式歌集1』9月12日発売。短歌史上初! 人気アイドルが「本当の気持ち」を5・7・5・7・7に乗せて伝えます。

公式歌集1』9月12日発売。短歌史上初! 人気アイドルが「本当の気持ち」を5・7・5・7・7に乗せて伝えます。 発売=講談社 編集発行=短歌研究社

定価1650円(税込) 9月12日発売 四六判ソフトカバー全240p(プラス口絵4p) 編者はベストセラー歌集『サラダ記念日』の俵万智、

歌集『念力家族』がNHKドラマ化の笹公人という有名プロ歌人2人と、 アイドル・コミック文化に詳しい吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)。

発行は老舗・短歌研究社。

2021年7月6日開催の第1回「アイドル歌会@サラダ記念日」は、 第一次販売チケットが7分で完売などメディアで大反響。

このたび全5回の「神イベント」の感動と涙と笑いをリアルに歌集で再現しました。 アイドルたちが作った100首を超える全短歌と、

1000首を超えるファンのSNS投稿短歌のセレクション。 参加アイドルは14人。

江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)/大場花菜(=LOVE)/鹿目凛(でんぱ組.inc)/巫まろ(METAMUSE

ex.ZOC)/吉川友/駄好乙(鶯籠)/寺嶋由芙/十束おとは(フィロソフィーのダンス)/豊田萌絵/なでしこ(ヤなことそっとミュート)/播磨かな/真山りか(私立恵比寿中学)/宮田愛萌(日向坂46)/律月ひかる(いぎなり東北産)。

参加アイドル「ぺろりん先生」こと鹿目凛による、 アイドルとファン(ヲタク)の関係を描いた装画イラストも話題に。

『アイドル歌会 公式歌集1』9月12日発売・46判・ソフトカバー *定価1650円(税込)全240p(プラス口絵4p)

『アイドル歌会 公式歌集1』9月12日発売・46判・ソフトカバー *定価1650円(税込)全240p(プラス口絵4p)

(口上)

短歌は千三百年前からつづく、 愛の交換ツール。

愛し合う喜びを、 会えない哀しみを、 道ならぬ恋の苦しみを、 五・七・五・七・七の三十一文字に乗せる。 一晩かかってしゃべっていたことより、

三十一文字のほうが気持ちが伝わることがある。

短歌を披露しあうのは、 歌会。 歌を持ち寄り、 自分たちの「推し」の歌を鑑賞し合う。

短歌に一番はない。 上手い、 下手はない。 あるのは、 どの歌が好きか、 どの言葉が胸に響くか。

「あなたは、 どの短歌を推しますか」

愛を届けるといえばアイドル、 そして、 推しアイドルを応援するファンたち。 アイドルと短歌との出会いーー新しい可能性が広がる。

短歌と出会ったアイドルは、 三十一文字でどんな思いを紡ぐのか。

みなさん、 お待たせしました、 「アイドル歌会 公式歌集1」をお届けします。

●本書の構成●

1=再現! アイドル歌会

「アイドル歌会全5回」でアイドルが作った全歌を紹介。 イベントで語られた、 その歌に託した思い、

ほかのアイドルがどう読んだのかの「推しコメント」をすべて紹介します。 東京池袋「ミクサライブ東京」で開催したレギュラー歌会をたっぷり再現します。アイドル歌会(11月23日)撮影・林晋介

アイドル歌会(11月23日)撮影・林晋介

2=再現! 念力付け句大会

選者&アイドル、 アイドル&アイドル、 アイドル&ファンが短歌を合作!

上の句(五・七・五)のお題には、 下の句の七・七を。

下の句(七・七)のお題には、 上の句の五・七・五を。

選者のお題にアイドルが、 そしてアイドル自身もお題を考えて、 ほかのアイドルや、 ファンも、 付け句をします。 リアルタイムで会場で紹介したり。

アイドルもステージ上でスマホを見て、 面白かった付け句を紹介します。

3=TOKYO IDOL FESTIVAL特別出張編・作品紹介

レギュラー大会とは別に、 毎年お台場で開催されるTOKYO IDOL FESTIVAL(フジテレビ主催)で、 2021年と2022年に、 特別出張版を開催。

その時披露された短歌を特別収録します。 TIF出張版に参加したのは、

江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)/大場はるか(ナナランド)/高木悠未(LinQ)/寺嶋由芙/村上まなつ(DIALOGUE+)

4=ファンたちのSNS投稿付け句傑作選

アイドルがステージから出したお題に、 リアルタイムで会場や配信視聴のファンたちが付け句を投稿。 その場で、 どんどんリアルタイムに紹介されます。

アイドルも面白いと思ったファンの付け句を紹介。 ひとつのお題に最高で200以上のSNS付け句投稿があり、 イベント5回で、

のべ投句数は1000首を軽く超えます。

その中から、 編者と編集部が、 380首を厳選して紹介。

◆巻末スペシャルコンテンツ

編者座談会=「ベリーベスト・オブ・アイドル短歌」

俵万智・笹公人・吉田尚記の3人は企画の立ち上がりから参加し、 手作りでイベントの形を考えてきたその苦労話や、 あらためてアイドル短歌のベストを選出。

収録のアイドル短歌は148首。 ファンのSNS投稿は380首。

◆参加アイドルと短歌代表作

「アイドルのスイッチ入る空色の愛の魔法に袖を通せば」(作=宮田愛萌・日向坂46)(作=宮田愛萌・日向坂46)

(作=宮田愛萌・日向坂46)

◆参加アイドルと短歌代表作

「お父さん? 恋人? 友達? 誰目線? 遠くて近い特別たちよ」(作=真山りか・私立恵比寿中学)(作=真山りか・私立恵比寿中学)

(作=真山りか・私立恵比寿中学)

◆参加アイドルと短歌代表作

「「変わったね」君に言われて「変わったよ」変わらなければ続けられない」(鹿目凛・でんぱ組.inc)作=鹿目凛・でんぱ組.inc

作=鹿目凛・でんぱ組.inc

◆参加アイドルと短歌代表作

「ただいまと私の街で歌う日のポニーテールは気合のしるし」(大場花菜・=LOVE)大場花菜・=LOVE

大場花菜・=LOVE

◆参加アイドルと短歌代表作

「進化する私を見てて卒業は終わりだけれどはじまりだから」(江嶋綾恵梨・26時のマスカレイド)

江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)

江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)

◆参加アイドルと短歌代表作

「平日のオフにカフェラテ飲みながら普段の君に思いを馳せる」(寺嶋由芙)寺嶋由芙

寺嶋由芙

◆参加アイドルと短歌代表作

「就職から結婚報告まで受けとめて わたしは歩くパワースポット」(十束おとは・フィロソフィーのダンス)十束おとは(フィロソフィーのダンス)

十束おとは(フィロソフィーのダンス)

◆参加アイドルと短歌代表作

「口紅をちょっぴり濃くしただけなのに男ができたと容疑がかかる」(巫まろ・METAMUSE.ex.ZOC)巫まろ(METAMUSE.ex.ZOC)

巫まろ(METAMUSE.ex.ZOC)

◆参加アイドルと短歌代表作

「もし君が繋いだ手から僕の寿命吸い取っていてもそれでもいいよ」(律月ひかる・いぎなり東北産)律月ひかる(いぎなり東北産)

律月ひかる(いぎなり東北産)

◆参加アイドルと短歌代表作

「スーパーのビニール袋に口紅とファンデを詰めていざイベントへ」 (吉川友)吉川友

吉川友

◆参加アイドルと短歌代表作

「円陣をもう組むことのないグループに あけおめLINE送るべきかな」(播磨かな)播磨かな

播磨かな

◆参加アイドルと短歌代表作

「公式のスリーサイズでできた衣装入らないのは多分気のせい」(豊田萌絵)豊田萌絵

豊田萌絵

◆参加アイドルと短歌代表作

「その飛沫君が振り撒くほとばしるライトに照らされ虹色幻想」(駄好乙・鶯籠)駄好乙

駄好乙

◆参加アイドルと短歌代表作

「応援のリフトは神輿きらきらとされてる側の景色がこれか」(なでしこ・ヤなことそっとミュート)なでしこ(ヤなことそっとミュート)

なでしこ(ヤなことそっとミュート)

◆編者プロフィール

・俵 万智(たわら・まち)1962年大阪生まれ。 280万部という現代短歌では最大のベストセラーとなった歌集『サラダ記念日』の著者。

同歌集で現代歌人協会賞を受賞。 日常で使われる「口語」を用いて、 短歌の幅を大きく広げた。 ほかの歌集に『かぜのてのひら』、 『チョコレート革命』、

『プーさんの鼻』(若山牧水賞受賞)、 『オレがマリオ』などがある。 読売歌壇選者のほか、 宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。

2020年に歌舞伎町ホストたちの歌集としてヒット作となった『ホスト万葉集』『ホスト万葉集・巻の二』では企画のはじめから編者として関わった。

最新歌集『未来のサイズ』を20年10月に上梓。 同作で、 詩歌文学館賞と迢空賞をダブル受賞。 2022年、 短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。

・笹 公人(ささ・きみひと)1975年東京生まれ。 第一歌集『念力家族』がNHKドラマの原作となったほか、 短歌のエンターテインメント性を追求する第一人者。

続く歌集・作品集に、 『念力図鑑』『抒情の奇妙な冒険』『念力ろまん』作品集『念力レストラン』などがある。 大林宣彦監督『その日のまえに』にも出演。

「未来短歌会」選者。 「牧水・短歌甲子園」審査員。 日本文藝家協会会員。 近作『パラレル百景』(北村みなみとコラボ)。 最新歌集『終楽章』(短歌研究社)。

・吉田 尚記(よしだ・ひさのり)1975年東京生まれ。 ニッポン放送アナウンサー。 第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。

ラジオ以外にもテレビ番組やイベント司会、 書籍の出版など幅広く活躍。 バーチャルMC「一翔剣」の「上司」。 人呼んで「日本一忙しいアナウンサー」。 またマンガ、

アニメ、 アイドル、 デジタル関係に精通し、 「マンガ大賞」発起人をつとめ、

著書『なぜこの人と話をすると楽になるのか』が13万部を超えるベストセラーになるなど、 アナウンサーの枠にとらわれず活動を続けている。 最新著作は、

『むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました』(石川善樹と共著)。

・編集・発行=短歌研究社(たんかけんきゅうしゃ)昭和7年創刊の短歌総合誌「短歌研究」発行元。 1988年より講談社の100パーセント子会社となる。

「短歌研究」は、 今年創刊90年の、 日本で最も歴史の長い老舗短歌雑誌。 短歌を切り口とした新しい短歌書籍、 短歌イベントに進出。 2020年、

歌舞伎町ホストの短歌集として話題となった、 『ホスト万葉集』がヒット(講談社文庫から発売中)。 短歌のエンタテインメント性の拡大を指向し、

月刊誌「短歌研究」創刊90周年記念企画として「アイドル歌会」を主催。

株式会社

Posted by owner