「医者>歯医者」は誤解!リアルな仕事像を伝える『やっぱり、歯科医って素晴らしい!! 医学部コンプレックスなんて吹き飛ばせ!』発売
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(本社:東京都千代田区、 取締役社長:谷口奈緒美)は2022年9月23日に『やっぱり、 歯科医って素晴らしい!!
医学部コンプレックスなんて吹き飛ばせ!』(奥原利樹・著)を刊行しました。
* 医師になれなかった落ちこぼれが歯科医師になる?
いま日本では、 大学入試における医療系学部の入試難易度は非常に高いです。 難易度の目安となる、 いわゆる「偏差値」が高いということです。
勉強ができるから、 とりあえず最高難度の「医学部」を目指し、 滑り止めは医療系学部の二番手、 「歯学部」に──。 受験生と医療の世界には、
このような構図が長年はびこっています。
「医学部」も「歯学部」も、 どちらも一度決めたら6年間、 国家資格取得というゴールを目指し、 他に枝分かれしない一本道をひたすら歩むことになります。
医師も歯科医師も、 どちらも医療の世界ではこれより上の資格がないトップ職であり、 そして、 仕事内容はまったくの別物です。
どちらが上か下かと言われることはまずありません。
「医学部」と「歯学部」は本来、 偏差値で序列化できるものなどではなく、 どちらも世の中になくてはならない職業へ就くために学んでいく学部なのです。
「この成績なら医学部を目指せる」という指導や、 偏差値の序列で受験する学部を決めてしまわずに、
「医学部について」「歯学部について」「自分はどちらが向いているのか?」をもっとより深く知り、 正しい情報収集をしてから受験に臨んでいきませんか?
* 親世代も歯学部に対する認識のアップデートを!
歯科医師国家試験は、 近年どんどん難化していて、 合格率はこの20年で2割近くも下落しています。 2022年に実施された歯科医師国家試験の合格率は61.6%で、
過去3年をさかのぼってみても、 いずれも60%台前半の低値が続いています。
国公立でも私立でも、 歯学部に合格したからといって、 規定の6年間で確実に歯科医師になれる(国家試験に合格できる)とは言えない状況なのです。
大学としても国家試験の合格率は学校の評判に直結しますから、 1年次からしっかり勉強させ、 学生を野放しにしません。
規定の6年できちんと卒業させることが大前提で、 綿密なカリキュラムに沿った指導を徹底しています。
残念ながら、 「大学生活ってバカをやっていても結局何とかなるよね」という親世代にありがちな、
のんきに過ごした学生時代のノスタルジーはいまの時代には通用しません。
* 歯科医が活躍できるさまざまな分野
歯科医というと「歯」の治療だけをすると思われがちですが、 実は歯肉、 頬、 舌、 顎、 顎関節、 嚙み合わせ、 嚥下など、
口の中のことはすべて歯科医の領域になります。
歯学部を卒業し、 平均合格率65%前後という難しい国家試験に合格して歯科医師免許を取得後、 1年間の研修医期間を経て歯科医師となります。
勤務医になるか開業医になるか、 専門医になるか一般医になるかで、 活躍できる分野がさまざまに分かれていきます。
虫歯や歯周病といった一般的な治療をメインとする開業医になるだけではなく、 矯正歯科等の専門医として、 またはフリーランスとして、
複数の病院と契約する働き方もあります。 また「パートタイム歯科医」という働き方は、 ライフステージに応じて家庭との両立がしやすく、 ある程度の収入を得られます。
歯科医は一般的に思われているよりも、 将来的にいろいろな枝葉が広がる、 選択肢の多い仕事なのです。
歯科医のリアルな仕事像を知ることで、 「しかたなく歯学部」ではなく「歯科医師になりたいから歯学部」と、 仕事の内容で進路を選択できるのではないでしょうか。
夢や希望にあふれ、 たくさんの輝かしい未来をひらくことが出来る道を教えてくれる1冊です。
* 書籍概要
【目次】
はじめに
Chapter 1 歯科医の誤解を解いていきたい
Chapter 2 これから歯科医を目指す君へ
Chapter 3 真の「かかりつけ医」とはなんだろう
Chapter 4 私が「街の歯医者さん」になるまで
Chapter 5 「街の歯医者さん」は私の天職
おわりに
【著者情報】
奥原 利樹(おくはら としき)
1963年長野県松本市生まれ。 1989年、 広島大学歯学部卒業。 1996年、 埼玉県小手指に奥原歯科医院を開業。
2007年に現在の自社ビルに移転し開業26年目。 一般診療のみならず、 20年前から居宅、 施設への訪問歯科治療(往診)も積極的に行っている。
「一人ひとりの患者さんの気持ちに徹底的に寄り添う」姿勢を守り続け、 現在はチェアー(診察台)12台、 歯科医師10名を含む総スタッフ50名の医療法人
光志会理事長として、 また現役歯科医師として、 現場で若いドクターの教育に奮闘中。 長女(歯科医師)、 長男(歯学部)の二児の父でもある。
2021年よりSDGs、 CSRを実践するため、 障害を持つ方の就労継続支援や「福祉マーケット」の定期的な開催、 運営にも力を入れている。
【書籍情報】
タイトル:『やっぱり、 歯科医って素晴らしい!! 医学部コンプレックスなんて吹き飛ばせ!』
発売日:2022年9月23日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:四六判/232ページ
ISBN:978-4-910286-22-8
定価:1518円(税込)
【本書のご購入はこちら】
Amazon
楽天ブックス
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません