「新潮社 本の学校」開校記念・蓮池薫さん特別インタビュー「20年――言葉を武器に」映像公開!

本の学校」開校記念・蓮池薫さん特別インタビュー「20年――言葉を武器に」映像公開! 国家に奪われた24年。 20年をかけて掴み直した人生とは。

2022/10/12(水)~無料配信開始!

蓮池薫さん(右)、

上野敦さん 撮影・広瀬達郎(新潮社写真部)

蓮池薫さん(右)、 上野敦さん 撮影・広瀬達郎(新潮社写真部)

蓮池薫さんは現在、 新潟産業大学准教授。

今だから語ることができる拉致事件の背景分析、 自分を拉致した国の言葉を使って生計を立てることへの葛藤、 拉致問題に対する世間の反応の変化、

一向に進展しない交渉への焦り。 そして、 日々の生活について――。

家族と友人以外、 何も持たない地点から出発し、 20年をかけて掴み直した人生を、 ご自身の言葉で辿ります(聞き手:共同通信文化部・上野敦さん)。

10月15日――「奪われた24年の人生」が終わりを告げたあの日から、 20年。

この20年の歩みは、 人間の自由を奪った冷酷な国家権力へのアンチテーゼであるだけでなく、 激動する世界を生きるわたしたちにとって、

示唆に満ちた人生の航跡でもあるのではないでしょうか。

「新潮社 本の学校」ホームページ (

https://hon-gakko.com) で、 ぜひご覧ください。

収録時間:約56分(2022年9月18日収録/動画撮影:新潮社写真部・筒口直弘、 広瀬達郎)

配信期間:10/12~(配信終了日未定)

■蓮池 薫 (はすいけ・かおる)

1957年新潟県柏崎市生れ。 新潟産業大学准教授。 ’78年中央大学法学部三年在学中に拉致され、 24年間、 北朝鮮での生活を余儀なくされる。

2002年帰国後、 同大学に復学し、 ’08年、 卒業。 ’09年、 『半島へ、 ふたたび』(新潮社)で新潮ドキュメント賞受賞。 ’13年、

新潟大学大学院現代社会文化研究科社会文化論専攻(韓国・朝鮮史)博士前期課程修了。 『蓮池流韓国語入門』(文春新書)、 『私が見た、

「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』(講談社)、 『拉致と決断』(新潮社)、 『孤将』『私たちの幸せな時間』(新潮社)など、 著訳書多数。

「新潮社 本の学校」では、 「韓国文化の勘所」(仮・全6回)の講義を担当する予定(配信時期未定)。

蓮池薫『拉致と決断』(新潮文庫)

https://www.shinchosha.co.jp/book/136222/

■上野 敦 (うえの・あつし)

1971年横浜市生まれ。 共同通信文化部記者。 ’94年共同通信社に入社し、 新潟支局で拉致問題を取材するなどした後、 2005年から文化部(一時、

大阪文化部)。 映画や文芸などの分野を担当した。