京都府立医科大学 内分泌・代謝内科学へ「人工知能による1型糖尿病療養」に関する支援
全国の1型糖尿病患者・家族を支援する私たち認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(理事長 井上龍夫、 本部 佐賀市)は、
4例目となる1型糖尿病の根絶に向けた研究への「循環型研究資金」※注 による支援を京都府立医科大学 内分泌・代謝内科学(学長 竹中洋)へ行うこととし、
記者会見を行います。
注)循環型研究資金:
支援先の研究機関がその研究成果により対価を得た場合は、 日本IDDMネットワークが提供した資金を上限にその研究資金が当法人に還元される仕組みです。
【京都府立医科大学 贈呈式および記者発表】
◆開催日時 令和4年10月31日(月) 15時00分 開始
・助成目録の贈呈式
・研究概要、 進捗状況の説明
・記者会見、 報道機関を対象とした質疑応答
◆贈呈式・記者発表会場
京都府立医科大学
第3会議室(基礎医学学舎3階)
〒602-8566 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465番地
◆出席者
京都府立医科大学 学長 竹中 洋
京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学 教授 福井 道明
京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学 講師 濱口 真英
京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学 研究代表者 富永 洋之
日本IDDMネットワーク 理事長 井上 龍夫
※本会場とあわせ、 「Zoom」を使用したオンラインでも取材いただけます。
※オンラインでのご参加の場合、 事前登録が必要となりますので、 下記【取材案内】よりお申込みをお願いします。
【研究助成について】
〇研究課題:人工知能による1型糖尿病療養のデジタルトランスフォーメーション
〇研究代表者: 京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学 富永 洋之
〇研究資金:300万円(100万円/年を3年間継続)
〇研究概要:
1型糖尿病は自⼰免疫により膵臓のβ細胞が破壊されることによりインスリン分泌が少なくなり、 ⾎糖値が上がる病気です。
インスリンを程よく補充できれば⾎糖値を”うまく”コントロールできれば、 基本的に食事制限は必要なく、 健常者と同様の生活を送ることが可能です。
持続⾎糖測定器やインスリンポンプの進歩は目覚ましいのですが、 1型糖尿病においては「追加インスリン量の決定」という残された課題は手つかずのままとなっています。
この研究ではスマートフォン・ウェアラブルデバイス(服や腕などに身につけたまま使う機器)を用い、
食事を撮影すると最適な追加インスリンを提案する人工知能(AI)を開発し、 1型糖尿病患者にとって自由度の高い食生活を実現することを目指します。
この研究を成功させ、 1型糖尿病治療の新たな扉を開きたいと考えています。
◆取材・報道方法
(1)会場にお越しになり、 ご参加いただく方法
…開催日当日、 直接会場にご来場いただき、 受付をお願いいたします。
「保安室」にいらしていただいた後、 広報課が会場へご案内いたします。
※新型コロナウイルス感染対策として、 マスク着用、 体温チェック(当日の体温が37.5℃以上の方は入室をお控えください。
)および取材問診票のご提出のご協力をお願いします。
会場:
京都府立医科大学 第3会議室(基礎医学学舎3階)
〒602-8566 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465番地
(2)オンライン会議システムアプリ「Zoom」を使用してご参加いただく方法
…インターネットに接続できる環境とデバイスをご用意の上、 オンラインでご参加ください。
事前登録が必要となりますので、 下記【取材案内】より【10月30日(日)まで】にお申込みをお願いします。
≪1型糖尿病とは≫
原因不明で突然、 小児期に多く発症し、 現在の医学水準では発症すると生涯に渡って毎日4~5回の注射又はポンプによるインスリン補充がないと数日で死に至る難病。
一般に糖尿病として認知され、 糖尿病患者の大半を占める2型糖尿病に対し、 国内での患者数は約10~14万人、
年間発症率は10万人当たり2人程度と希少な病であるため患者と家族の精神的、 経済的負担は大きい。
【日本IDDMネットワークについて】
日本IDDMネットワークは、 インスリン補充が必要とされる患者とその家族一人ひとりが希望を持って生きられる社会を実現することを目指しています。
その当面のゴールは、 1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にすることですが、 究極の目標は“1型糖尿病の根絶(=治療+根絶+予防)”です。
日本IDDMネットワークでは、 2005年の1型糖尿病研究基金設立後、 これまで121件 6億300万円(本研究助成を含む)の研究費助成を行っています。
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