惣菜盛付ロボット「Delibot(TM)」が、第10回ロボット大賞にて中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)を受賞
食産業向けロボットサービスの研究開発および販売を行うスタートアップのコネクテッドロボティクス株式会社(本社:東京都小金井市、 代表取締役:沢登哲也)が、
製造業のDXから生産ラインの開発・実装までを包括的に支援するコンソーシアムTeam Cross FA(FAプロダクツ/本社:東京都港区、
代表取締役会長:天野眞也以下TXFA))と開発した惣菜盛付ロボットシステム「Delibot」が第10回
ロボット大賞にて中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)を受賞しました。
■「Delibot」とは:
食品産業の中でも生産性が低く、 自動化が進んでいない、 惣菜業界の盛り付け工程をサポートするロボットシステムです。
ポテトサラダのような不定形な食材を決められた重量を計測して掴み、
製品トレーに盛り付ける工程を4台で1時間1,000食という一般的な食品工場で求められるスピードに対応して自動化します。
マグネット式のハンドを取り替えることで1台でも種類の異なる惣菜や、 異なるサイズのトレーに盛り付けることが可能です。
▶︎Delibotの紹介はこちら
https://connected-robotics.com/products/delibot
■「Delibot」の評価ポイント:
この度の受賞では、 「画像を使わず、 力センサとロボット(スカラー型の4軸)の動きのみで、 不定形の食材の盛り付けを実現している点を評価。 また、
ロボット専門家のいない現場での使いやすさを考慮し、 ハンド手先の脱着をマグネットにしたり、 手先を覆うフィルムにも試行錯誤を行っている。
食品産業でニーズが高い工程を対象としており、 優れた技術を有しているため、 今後の普及に期待ができる」 と評価されました。
■ロボット大賞とは:
経済産業省(幹事)、 一般社団法人日本機械工業連合会(幹事)、 総務省、 文部科学省、 厚生労働省、 農林水産省、 国土交通省が共催し、
日本のロボット技術の発展や社会実装を促進することを目的として、 ロボットの先進的な活用や研究開発、 人材育成といった様々な分野において、
優れた取組を実施した企業等を表彰する事業です。
▶︎主催者ウェブサイト:
■Delibot今後の展開について:
当社は、 一般社団法人日本惣菜協会が取りまとめる、
ロボットが稼働しやすい環境(=ロボットフレンドリーな環境)の実現を目指す協力企業としてTXFAと共にプロジェクトに参画し、 2021年の10月から開発を進め、
2022年3月にはマックスバリュ東海株式会社の協力を得て総菜製造現場へ4台導入し、 現場運用に成功しています。
国内の中食・惣菜市場は10兆円を超え、 今後も市場は拡大していくと予測されています。 現在、
現場のニーズに応えるために盛り付けテストをおこなった惣菜は数十種類を超え、 さらなる多品種生産に対応できる目処が立っています。 多くの食品工場でご活用いただき、
単調で生産性の低い仕事はロボットに任せ、 人はより付加価値の高い仕事にシフトしていくことで食品業界全体の成長に貢献していきます。
■会社概要
会社名 :コネクテッドロボティクス株式会社
所在地 :東京都小金井市中町2-24-16
代表者 :代表取締役 沢登 哲也
設立 :2014年2月
事業内容 :食産業向けロボットサービスの研究開発および販売
URL:https://connected-robotics.com/
https://connected-robotics.com/
事業概要 :
当社は「食産業をロボティクスで革新する」をミッションに「つらい労働がなくなる」「人手不足を解消し高い生産性を実現」「いつでも美味しく健康な食を楽しめる」未来を実現することをビジョンとして、
ロボットサービスを開発しています。
2017年の4月より飲食店向けの調理ロボットシステムの開発をスタートしました。 今までにたこ焼きロボット、 ソフトクリームロボット、 そばロボット、
フライドポテトロボット、 検品ロボット、 盛付ロボットなど不定形な食品を扱うロボットを開発し、 実際の店舗や工場に導入した実績を多数持っています。
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