「女性が働きやすい環境」の実現を妨げているのは管理職!? 働く女性と管理職 約3000人の生理についての実態調査を公開!

働く女性と管理職 約3000人の生理についての実態調査を公開! 女性活躍を阻む“不都合な壁”とその解決策を提示する『ウェルビーイング向上のための

女性健康支援とフェムテック』発行 株式会社 日経BP(本社:東京都港区、 社長:吉田直人)は、 2022年11月7日(月)に、

書籍『ウェルビーイング向上のための 女性健康支援とフェムテック』を発行いたしました。 これまで、 生理による不快な症状について語ることはタブー視され、

女性自身は多くを語らず、 男性や企業側は「女性個人の問題」と向き合ってきませんでした。 しかし健康経営の実現やウェルビーイングの向上、 女性活躍推進のためには、

働く女性への健康支援が不可欠であることが、 日経BPが約3000人の働く女性と管理職を対象に行った最新調査により明らかになりました。

本書では、「生理による不快な症状は年間約60日に及ぶ」「不快な症状で仕事の効率が低下する人は75.4%」「男性管理職の3人に1人は女性の健康課題を理解していない

」・・・など、 41のデータを公開。 女性が職場で抱えている生理の悩みと、 仕事や生活への影響、 求められている支援策、

管理職と働く女性の間に存在するギャップなど、女性活躍を阻んでいる多くのハードルとその解決策について明らかにします。

さらに、 女性の健康支援をいち早く導入している企業や、 社会課題に挑むフェムテック企業のケーススタディも豊富に紹介。働く女性と企業、

そしてこれからの社会が変わるためのヒントを提示する一冊です。

【書籍概要】

『ウェルビーイング向上のための 女性健康支援とフェムテック』

●米川 瑞穂、 日経BP 総合研究所 メディカル・ヘルスラボ 編著

●定価:2,860円(10%税込)

●体裁:A5判・184ページ

●ISBN:978-4-296-20038-2

●発行:株式会社日経BP

●発売:株式会社日経BPマーケティング

日経BOOKプラス:

https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/22/10/19/00440/

Amazon.co.jp:

https://www.amazon.co.jp/dp/4296200380/

【主な内容】

「生理の不快な症状は年間60日」「仕事の効率が低下する人は75%」働く女性のリアルな生理の悩みとは

本書の第1章では、 日経BP 総合研究所が2021年に行った働く女性1956人を対象にした実態調査から、 女性が職場で抱えている生理の悩みと、

仕事や生活への影響、 求められている支援策について公開。 女性活躍を阻んでいる「7つの壁」を明らかにします。

●女性は生理によって毎月約5日、 年間60日=2カ月もの間不調に

●生理の不快な症状で4人中3人の女性が仕事の効率低下を感じ、 生産性は約6割にダウン

その他、

●「制度があっても利用できない」生理休暇の利用者は1割未満

●生理休暇など支援制度は企業規模によって格差が

●婦人科受診・治療を避けることがキャリアアップを阻む可能性も…といった「壁」の存在が調査により明らかになりました。

女性特有の壁に挑む、 フェムテック最新事情

日本社会における女性の活躍を阻む壁は、 女性特有の不調や疾患の症状そのものだけではなく、 サポート体制の不備やヘルスリテラシー不足、

思い込みやあきらめなどの心理的な障壁、 格差など複数存在します。 しかし、 こうした「壁」を社会全体で見直していこうという機運は確実に高まっており、

2021年の新語・流行語大賞にノミネートされた「フェムテック」がブームになっているのもその一つの現れでしょう。 第2章では、

女性特有の悩みや健康課題の解決に挑戦する、 6社のフェムテック企業のキーパーソンにインタビュー。 その取り組みを詳しく紹介します。

●「生理=嫌なこと」を変えるフェムテック(Be-A Japan)

●「フェムテックはタブー」という既成概念に挑戦(伊勢丹新宿店)

●食べ物で女性特有の健康課題を支援するフェムテック(明治)

●IoTで生理用ナプキンを管理するフェムテック(シャープ)・・・ほか

「男性管理職は女性支援制度導入意向が低い」「女性管理職は症状が軽い人が多い」女性活躍を阻む“不都合な壁”

第3章では、 日経BP 総合研究所が2022年に行った約1000人を対象にした調査より、 働く女性と管理職の間にある大きな意識ギャップ、

生理をめぐる“不都合な壁”について紹介します。 働く女性を評価する側と評価される側に、 生理の影響について調査・分析した、

日本ではあまり例のない貴重なデータです。

●男性管理職は生理の影響がある女性に対して「どのようにサポートすればいいかわからない」が約4割、 「スキルアップは難しい」と感じている人も1割弱、

女性管理職と大きな差が

その他、

●生理の不快な症状をサポートする制度の職場への導入意向は、 男性管理職が際立って低い

●女性管理職は働く女性よりも「生理によるつらい症状がなかった」「治療して乗り越えた」人が多い

●女性管理職の4人に1人は「症状がひどくないのに生理休暇を利用している女性がいる」と感じている

●産業医など会社のサポート体制は手薄な状態

・・・など、 働く女性と管理職の間に存在する意識の乖離をデータで示します。

働く女性と企業の未来が変わる、 フェムケア経営最前線

第4章では、 女性のヘルスケアをいち早く充実させた企業や、 サポートサービスを提供するスタートアップ企業を取材、 企業による女性の健康支援が必要な理由と、

その効果について浮き彫りにします。

●健康支援策を前向きに拡充、 国に認められる女性活躍を実現(ポーラ)

●健康診断を見直せば女性特有の疾患の早期発見も(まるのうち保健室×ファムメディコ)

●女性向け=ニッチな問題ではない、 企業が取り組むべき支援策を提供(Cradle)

生理で悩まない社会をつくるために、 今こそ知るべきこと、 取り組みたいこと

巻末では、 働く女性の生理による不調を減らし、 前向きに活躍できる環境をつくるために、 女性だけでなく企業や社会全体で取り組みたい「アクションプラン」、

生理の異常を早く見つけるための「Checkシート」、 正しい知識を得られる「生理と女性の健康Q&A」を掲載しています。