アマゾンウェブサービスでのメディカルデータ提供開始

日本システム技術株式会社(本社:大阪市 代表取締役社長:平林 武昭、 以下「JAST」)は、 アマゾン ウェブ サービス(以下、

「AWS」)上でサードパーティーデータを簡単に検索、 サブスクライブおよび使用できるようにするサービス「AWS Data Exchange」(以下、

「ADX」)を通じて、 JASTメディカルデータセットの無償提供を開始したことを発表いたします。

■AWS Data Exchange(ADX)について:

https://aws.amazon.com/jp/data-exchange/

■データ提供案内サイト(AWS Marketplace):

https://aws.amazon.com/marketplace/pp/prodview-qt74gjxnq35fw?sr=0-1&ref_=beagle&applicationId=AWSMPContessa#offers

■背景

当社では約800万人にもおよぶレセプトデータ(※1)および健康診断データをソースとしたメディカルビッグデータ「REZULT」を構築しております。

性別年代といったパーソナルな情報から傷病・処方薬といったメディカルな情報まで網羅しており、 多岐にわたる研究活動・社会実装へ適したデータとなっています。 また、

これらのデータは健康保険組合等から利用許諾を得た匿名加工情報であり、 個人情報保護に関する法令を遵守し、

医療情報を取扱う各種ガイドラインに準拠した運用によってセキュアなデータ取得・管理を徹底しています。

今回提供するJASTメディカルデータセットは、 傷病分類である「ICD10」(※2)、 患者の性別・年代、 病床数、 都道府県ごとの患者数、

医療費を集計したデータセットとなっております。

当社の未来共創Labは、 「情報化を創造し、 提供することにより、 社会に貢献する」という企業理念に基づき、

データの提供やデータ利活用を通じた共同研究・新規商材開発を通して社会の幸福への貢献を目指しています。 その一環として、

AWSのADXを通じてデータ提供を実施することといたしました。

これにより、 AWSを活用いただいているお客様は当社提供データへアクセスが可能となり、 新規商材開発や各種研究、

マーケティング等に当社データをご活用いただけます。

今後も当社データの価値を高め、 お客様の課題解決の可能性を広げるべく、 様々な企業や団体と連携してデータの提供を実施していきます。

ADXを通じて提供するデータに関しては、 より詳細にご活用いただくべく、 今後データの内容を拡充した有償版の提供も予定しております。

■未来共創Labについて

当社未来共創Labは医療ビッグデータ事業として、 医療現場や各種保険者様が抱える課題の解決へ向けて、 メディカルビッグデータ(レセプト、

健康診断データ等)を利用した医療DXを推進しております。 当社データの価値を高め、 お客様の課題を解決するための可能性を広げるべく、

今後も引き続き本研究における分析を進めてまいります。

また未来共創Labでは、 SDGs(Sustainable Development Goals)目標3「すべての人に健康と福祉を」、

目標9「産業と技術革新の基盤を作ろう」へ向けて、 メディカルビッグデータを利活用した健康増進を目的とし、 産学連携での商材開発・共同研究を実施しております。

(※1)レセプトデータについて

レセプトとは、 患者が受けた保険診療について、 医療機関が保険者(市町村や健康保険組合)に請求する医療報酬の明細書のことです。

医科・歯科の場合には診療報酬明細書、 保険薬局における調剤の場合には調剤報酬明細書、 訪問看護の場合には訪問看護診療費明細書とも言います。 1患者、 1か月、

1医療機関あたりで1件のレセプトにまとめられており、 患者が医療機関を受診した原因となる疾病情報や、 医療費を支払っている情報等を保持しています。 JAST

ではこれらの各種情報をデータベース化して保持しています。

(※2)ICD10について

ICDは「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Statistical Classification of Diseases and

Related Health Problems」の略称で、 異なる国や地域から異なる時点で集計された死亡や疾病のデータを体系的に記録、 分析、

解釈及び比較を行うため、 世界保健機関憲章に基づき、 世界保健機関(WHO)が作成した分類です。

ICDの第10版であるICD-10は1990年の第43回世界保健総会において採択され、 現在、

国内ではICD-10(2013年版)に準拠した分類が使用されています。 (厚生労働省のウェブページ「疾病、 傷害及び死因の統計分類」(

https://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/

)を参照)

■本件に関するお問い合わせ先

日本システム技術株式会社 未来共創Lab

TEL:03-6718-2785

Mail:[email protected]

▼日本システム技術株式会社 企業情報

https://www.jast.jp/

以 上

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