2022年12月9日開催 オンラインセミナー 「小動物臨床現場での感染症とその未来を考える―薬剤耐性の現状と対策・伴侶動物と新興感染症―」

「小動物臨床現場での感染症とその未来を考える―薬剤耐性の現状と対策・伴侶動物と新興感染症―」

特定非営利活動法人日本医療政策機構(HGPI)(事務局:東京都千代田区、 代表理事:黒川清)は、

2022年12月9日(金)にペットにおける薬剤耐性をテーマにオンラインセミナーを開催します。

薬剤耐性(AMR)は新型コロナウイルス感染症に並び、今すぐ対策が必要な課題です。新型コロナウイルス感染症が人と動物に共通する感染症であるように、薬剤耐性も皆さんと共に暮らすイヌやネコ、トリやハムスター等の動物や私たちが生活する地球環境にも密接な関係があります。

このまま薬剤耐性の対策を進めなければ、2050年には世界で1,000万人が命を落とすと言われています。動物たちの命や生活、地球環境への影響まで考えると、その被害は甚大なものとなるでしょう。

人間と動物が安全にしあわせに暮らすためには、私たち一人ひとりが薬剤耐性について学び、行動を起こすことが必要です。

そこで、むらた動物病院院長である村田佳輝氏をお迎えし、人間にとって最も身近な動物であるペットに焦点を当てながら、薬剤耐性についてご講演をいただきます。村田氏は獣医師として日々の診療業務に加えて、ペットにおける薬剤耐性の調査や抗菌薬使用手引きの作成を行うなど、日本におけるペットの薬剤耐性領域のトップランナーです。

薬剤耐性という言葉を初めて耳にした方からペットの健康が気になる方、動物と感染症の関わりについて専門的に知りたい方まで、薬剤耐性という隠れた脅威に対処することがいかに重要かを学ぶ絶好の機会です。どうぞご参加ください。

・【開催概要】

■日時:2022年12月9日(金)19:00-20:15(質疑応答あり)

■登壇者:

村田 佳輝 氏(むらた動物病院 院長/東京農工大学 農学部附属未来疫学研究センター 客員教授/獣医臨床感染症研究会 会長) *

1980年北里大学獣医学部獣医学科卒業、1982年同大学院獣医学修士取得、さわき犬猫病院を経て、1984年からむらた動物病院院長を務める。

2009年千葉大学大学院医学薬学部にて医学博士を取得(医真菌学)する。 国内外で、ペットに関する感染症関連の論文・本を多く執筆する。

2013年に発足された小動物分野における臨床感染症の専門家集団である獣医臨床感染症研究会(VICA)では会長と務め、2019年AMR対策の優良事例として内閣官房の「AMR対策普及啓発活動表彰」を受賞する。

ペットから分離される薬剤耐性菌の実態調査や、獣医師向けのガイドライン作成などに取り組み、抗菌薬の適正使用・慎重使用の重要性について学会や連携シンポジウム、症例検討会、各種専門誌への投稿などを通じて普及啓発・発信を行ってきた。

ペットの臨床現場においてヒト・動物・環境のワンヘルスを考慮しながらAMR対策を進めている。

■形式:オンライン(Zoomウェビナー)

■参加費:無料

■定員:500名

■登録方法:下記、Zoomウェビナーフォームよりお申し込みください。

https://us06web.zoom.us/webinar/register/5216699359749/WN_6Ub9kEJ_TtiGgq3Gy-ilRg

■参考URL:

https://hgpi.org/events/hs109.html

・【日本医療政策機構について】 *

日本医療政策機構(HGPI)は、「市民主体の医療政策を実現すべく、独立したシンクタンクとして、幅広いステークホルダーを結集し、社会に政策の選択肢を提供すること」をミッションとする、超党派・民間・非営利の医療政策シンクタンクである。日本を代表する有識者、市民・患者代表、医療提供者、政策決定者、経済人などあらゆるステークホルダーが参画し、「市民・患者主体の医療」「医療政策の重要課題」「グローバルヘルス」といった活動分野において、調査・政策提言を行い、政策実現を支援している。当機構について、詳しくは(

http://www.hgpi.org/ )をご参照ください。

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