アイリスグループ 2022年度決算速報
アイリスグループの2022年度決算(12月)は、 売上高7,900億円、 経常利益率4.6%、 アイリスオーヤマ株式会社は、 売上高2,506億円、
経常利益率5.6%の見込みです。 ■2022年度決算予想(速報値)
■決算概要
アイリスグループの2022年度決算(12月)は、売上高7,900億円、経常利益率4.6%、アイリスオーヤマ株式会社は、売上高2,506億円、経常利益率5.6%の見込みです。
昨年は、ウクライナ情勢や中国のゼロコロナ政策の影響で、資源や原油の価格高騰に伴うコストアップ、グローバルサプライチェーンの混乱による供給力や物流機能の低下、急激な為替変動とインフレによる消費マインドの冷え込み、コロナ禍の巣ごもり需要が一巡したことによる売上への影響を受けて、厳しい経営環境となりました。
そうした中でも当社は、更なる事業基盤の強化のために積極的な設備投資を実施しました。昨年は、富士小山工場の飲料水生産ラインの増設、角田工場のパックごはん生産ラインの増設といった食品事業における生産供給体制を強化しました。また、角田工場で除菌ウェットティッシュの国内生産を開始し、同敷地内に新設した物流倉庫の本格稼働により、大型家電事業の拡大に伴う物流体制の強化に貢献しています。さらに福島県南相馬市にアイリスプロダクト南相馬工場を新設し、被災地の産業回復に貢献し、雇用の創出に取り組んでいます。
BtoB事業では、ウィズコロナ社会への移行に伴い求められる感染症対策を提供するため、空気の質を高める「エアソリューション事業」、小売店舗の価値創造と課題解決を総合支援する「ストアソリューション事業」に新たに参入しました。更にサービス・ロボット分野における中長期的な需要創造と社会課題解決を目指しソフトバンクロボティクスグループ株式会社との資本業務提携の締結により、法人事業の基盤を強化しました。
今年は、高まるグローバルリスクに備えるため「国内回帰」を掲げ、国内への設備投資を積極的に行います。鳥栖工場への精米・パックごはんの設備導入に加えて、静岡県裾野市に新工場を取得し、飲料水の生産・供給体制を強化するなど、食品事業を更に強化していきます。また、インターネットサイトでの売上拡大に伴う倉庫の保管能力と物流体制の強化を目的に埼玉工場に平置き倉庫を新設します。
2023年度は、約5%※のベースアップを含めた賃上げを実施し、更なる企業成長と人材確保のための採用強化を図り、アイリスグループ売上高9,000億円(前年比
113.9%)、アイリスオーヤマ単体売上高2,750億円(前年比 109.8%)の達成を目指します。
※:アイリスオーヤマ株式会社 正社員を対象にした場合。
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