2023年 キリンビール事業方針
~ブランドと人財を磨き上げる~ キリンビール株式会社(社長 堀口英樹)は、 2022-2024中期経営計画の2年目として、 2023年のスタートを切りました。
激しい環境変化の中でも、 “人と人がつながるよろこび”を届けることでお客様と深く永くあたたかな絆を育み続ける会社となるため、 ブランドと人財を磨き上げ、
CSV※経営を推進することで、 お客様と社会に貢献していきます。
※ Creating Shared Valueの略。 お客様や社会と共有できる価値の創造 1.2022年の振り返り
2022年は、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けながらも、「ウィズコロナ」での新たな生活様式が徐々に定着し、経済活動の再開によりビール類市場は前年比103%程度と18年ぶりに対前年プラスで着地したと推計します。また、ビール市場は飲食店での消費回復もあり、前年比114%程度と大きく伸長し、7年ぶりの対前年プラスで着地したと推計します。当社は、「ブランドと人財を磨き上げる」をテーマに、「強固なブランド体系の構築」と「新たな成長エンジンの育成」の2つの戦略を軸に取り組みを強化しました。ビール類計は大びん換算で1億2,100万箱(前年比約98%)、ビールカテゴリーでは、主力商品の「キリン一番搾り生ビール(以下、一番搾り)」、「SPRING
VALLEY(スプリングバレー)」ブランドがけん引し、前年比約104%と2年連続の対前年プラス着地となりました。また、「甘くないクリアなおいしさ」が特長の「氷結(R)無糖」シリーズはお客様ニーズを捉えたことにより前年比約165%と伸長しました。これにより、発売から20年以上が経過した2022年も「氷結(R)」ブランドは過去最高販売数量を記録しています。
【2022年販売実績】
*単位:ビール類・ノンアルコール飲料 大びん633ml×20本換算、RTD 250ml×24本換算
*販売実績数はKLから万箱に換算後、1桁目を四捨五入し10万ケース単位で算出
2.2023年の取り組み
2023年もぶれることなく「ブランドと人財を磨き上げる」をテーマに、「強固なブランド体系の構築」、「新たな成長エンジンの育成」を軸とした事業戦略で取り組み、企業価値の最大化を目指します。10月の酒税改正で高まると予測される
ビール需要に応えて、「一番搾り」ブランドのさらなる強化と、「この先もずっと愛される“ビールの未来”」の実現に向けたクラフトビールの育成に取り組み、ビール計では前年比約1割増の販売数量を目指します。
(1)強固なブランド体系の構築
主力ブランドを育成し、酒税改正後も愛され続ける強固なブランド体系を構築します。外部環境の変化にしなやかに対応し、各カテゴリーにおいてお客様から支持いただけるよう取り組みを強化します。中でも当社のフラッグシップブランド「一番搾り」は、2年ぶりにリニューアルします。コロナ禍で希薄になってしまった今だからこそ、「人と人とのつながり」をビールのおいしさを通じて伝えていき、お客様に永く愛されるブランドを目指します。
(2)新たな成長エンジンの育成
クラフトビール事業では、「この先もずっと愛される“ビールの未来”」を実現するために、お客様接点を統合した包括的なアプローチを実施し、クラフトビールならではの体験を創出していきます。「SPRING
VALLEY(スプリングバレー)」ブランドを中心に、クラフトビール市場活性化に向けた広告展開や、提携ブルワリーと共同で「Tap
Marché(タップ・マルシェ)」を活用し、パートナー飲食店との取り組みを強化します。また、クラフトブルワリーの品質支援の仕組みを構築し、業界全体のさらなる発展に貢献していきます。
「スプリングバレー豊潤<496>」は、“感動のビール体験“をより多くのお客様に体験いただくため、さらなるおいしさを追求し、新たなビールのおいしさをお届けするためリニューアルします。
【2023年販売目標】
*単位:ビール類・ノンアルコール飲料 大びん633ml×20本換算、RTD 250ml×24本換算
*販売目標数はKLから万箱に換算後、1桁目を四捨五入し10万ケース単位で算出
キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。
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