『ときどき寿』(小学館)刊行記念! xiangyu(シャンユー) × 吉田靖直(トリプルファイヤー) トーク&サイン会開催!
吉田靖直(トリプルファイヤー) トーク&サイン会開催! エッセイストとして活動するミュージシャンの特別対談が実現!
東京・青山ブックセンター本店にて1月22日(日)
左 xiangyu 右 吉田靖直
左 xiangyu 右 吉田靖直
いま話題の新刊『ときどき寿』(小学館)の刊行記念トークイベント&サイン会を東京・青山ブックセンター本店にて開催いたします。
本書は、1994年生まれの注目のアーティストxiangyu(シャンユー)が、横浜にあるドヤ街・寿町へ6年間通い、そこで出会った76歳の親友とのエピソードを中心に綴ったノンフィクションのルポエッセイ。
ゲストに同じくミュージシャンでありながら3冊のエッセイを上梓しているトリプルファイヤーの吉田靖直さんを迎え、特別対談を行います。
当日はエッセイを書くコツから、ドヤ街での取材秘話まで、執筆活動をする2人がお互いを掘り下げます。トーク終了後には、xiangyuさんと吉田靖直さんのサイン会も開催。ぜひこの機会にご参加ください!
* 【開催日時】
青山ブックセンター本店(東京都渋谷区神宮前5-53-67コスモス青山ガーデンフロアB2F)
2023年1月22日(日)18:00~19:30(開場17:30 )
入場料金1,540円(税込)
予約受付は、青山ブックセンター本店のWEBサイトにて。
https://aoyamabc.jp/collections/event/products/xiangyu-triplefire *
【登壇アーティストのプロフィール】
xiangyu (シャンユー)
ソロアーティスト。1994年
神奈川県横浜市生まれ。2018年9月からライブ活動を開始し、2019年5月に初EP『はじめての○○図鑑』をリリース。南アフリカの新世代ハウスミュージック、GQOM(ゴム)のエスニックなビートと等身大のリリックをベースにした楽曲で精力的にライブ活動を行う。音楽以外にも、ファッション・アート・映画出演・執筆など多方面に活動をしている。『ときどき寿』が初の著作となる。
・Twitter :
https://twitter.com/@xiangyu_dayo
https://twitter.com/@xiangyu_fish
・Instagram:
https://instagram.com/xiangyu_dayo?igshid=YmMyMTA2M2Y=
吉田靖直(よしだ やすなお)
バンド「トリプルファイヤー」のボーカル。1987年
香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。音楽活動のほか、映画やドラマ、舞台をはじめ、大喜利イベント「共感百景」「ダイナマイト関西」などにも出演。また雑誌や各種WEBサイトでコラム執筆も多数あり、マルチな活動で注目を集めている。趣味は「ヤフーニュース」コメント欄を見ることと、サウナに行くこと。著書に『持ってこなかった男』(双葉社)、『ここに来るまで忘れてた。』(交通新聞社)
、『今日は寝るのが一番よかった』(大和書房)がある。
・Twitter :
https://twitter.com/@triple_fire
・Instagram:
https://instagram.com/yasunao_yoshida?igshid=YmMyMTA2M2Y=
『ときどき寿』が、各メディアの書評で話題に!
1/16(月)朝日新聞1面 コラム「折々のことば」にて紹介。
週刊文春1月19日号 書評「文春図書館」にて紹介。
1/12(木)TBSラジオ「明日のカレッジ」本書についてxiangyuゲスト出演。
各著名人から、続々と感想コメントが寄せられています!
いとうせいこう(作家・タレント)
丸山健志(映画監督・映像ディレクター)
食品まつりa.k.a foodman(音楽プロデューサー)
蓮沼執太(音楽家)
ぷにぷに電機(ミュージシャン)
吉田靖直(トリプルファイヤー/ミュージシャン)
鈴木慶一(moonriders/ミュージシャン)
浅生鴨(作家・広告プランナー)
『ときどき寿』
著 : xiangyu
定価 : 1540円(税込)
判型/頁4-6/160頁
小学館より好評発売中
ISBN : 978-4-09-388873-8
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388873
コメント
いとうせいこう(作家・タレント)
xiangyu、ドヤ街に通う。ひとりの人として。この力の抜け方が誠実さそのもの。
丸山健志(映画監督・映像ディレクター)
なんだか救われました笑
心地よく生きていくヒントがここに詰まってます。
食品まつり a.k.a foodman(音楽プロデューサー)
xiangyuちゃんと寿町の人たちの交流の中での気づきにハッとさせられるところがいくつもありました。読み終わったあとじんわりときます。一人行動が好きな人に読んでほしい内容です。
蓮沼執太(音楽家)
xiangyu
という世界に住んでいるアユが教えてくれた、寿町で出会った人々と場所の記録。真っ直ぐなアユの視点が、あたたかく友達と寿を見つめる。一気に読んじゃった。xiangyuありがとう!
ぷにぷに電機(ミュージシャン)
なにかと境界線を引かれがちな今日で、遠いようで近く、近いようで遠いふたりの日々はそれらを颯爽と飛び越え混ざり合っていく。xiangyuちゃんの描く愛しい「せいかつ」のディテールは、音楽になっても、エッセイになっても私を魅了してくれます。
吉田靖直(トリプルファイヤー/ミュージシャン)
寿町のことは関東では有名なドヤ街として名前は知っていた。興味を惹かれる部分がありつつも別に行く用事はなく、怖いもの見たさのような動機で訪れるのも気が引けて、いまだ一度も足を踏み入れたことはない。
この『ときどき寿』を読むと、寿町の特殊さよりも、どこの街であろうと変わらない生活の営みみたいなものの方が印象に残った。人はよく知らないものに勝手に恐れを抱いたり面白がったりする。知らない街を知るということは、そこが思っていたほど特別な場所ではない、と気づいていくことなのかなと思った。途中からはもう普通に友達に会うために寿町へ行っている感じが好きでした。
鈴木慶一(moonriders/ミュージシャン)
xiangyuが興味を持ったこと、東かほり監督が興味をもったこと、そして私が映画の台本を読んで興味を持ったこと、そして映画が作られたこと、そのすべてがこの本に詰まっています。
始まりはこの本、xiangyuのルポルタージュです。自分の居場所や着地点ほどわかりにくいものは無い。決定も出来ない。動いていれば、ヤマさんじゃないけれど、今が一番楽しくなる。
所や点なんて年がら年中移動するんものなんだなと、この本を読んで再確認しました。実に歯ごたえのあるルポ、文章、xiangyuの友達、寿町。
子供の頃、大田区の海沿いで育った私はおふくろに、寿町、黄金町、日ノ出町は行くな、と言われていました。でも生まれたところとそんなに大差ない。ただ子供の歯では噛みきれない町なんだろうな。それを咀嚼したxiangyu、見事です。きっと血や肉が寿になっているでしょう。
浅生鴨(作家・広告プランナー)
使命感、ゼロ。先入観、ゼロ。ラフでタフな好奇心が彼女を現場へ連れて行く。
ホームレスの人たちとのつきあい方は、けっこう難しい。良かれと思ったことが、相手にとっては大きな負担になる場合もある。人と人とのつきあいだから正解なんてないのに、ともすれば僕たちは正しいやり方を探してしまう。そんな現場で、xiangyuはひたすら話を聞く。ときには、大人の僕から見ると、これは危なっかしいぞとヒヤヒヤさせられるような聞き方も交えながら、それでも彼女は話を聞く。そうやって、ついウェットになりがちなドヤ街の話を、踏み込みすぎず、偏りすぎず、これでいいのかと迷いながら、xiangyuは自分自身と重ねていく。
僕たちが誰かとつながるためには、相手を知るしかない。何度も出会い、話すことを繰り返して、ようやくほんの少しだけ相手のことがわかってくるのだし、自分のこともわかってもらえるのだ。きっとxiangyuはそれを知っているのだろう。彼女が寿町のドヤ街の中に、小さな居場所を見つけたとしたら、ドヤ街に住む人たちもまた、彼女の中に小さな居場所を見つけている。そうやって僕たちはつながっていくのだ。
勢いのある話し言葉で書かれたこの本を読みながら僕は、「それでね、そのとき私はこう思ったんだ」と彼女が目の前で話してくれているような気がしていた。
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