ブシュロン、ハイジュエリーコレクション “LIKE A QUEEN”を発表

2023年1月23日(月)、ブシュロンは2023年 新作ハイジュエリーコレクション “LIKE A QUEEN”を発表しました。

1944年、18歳になったエリザベス王女(後の女王)は、誕生日のギフトとしてブシュロンのアクアマリンとダイヤモンドのダブルクリップブローチをファミリーから贈られました。エリザベス2世は女王として在位中、この思い出深いジュエリーを幾度となく着用されたといわれます。2020年、クリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌは、このアール・デコスタイルのユニークなデザインを着想源に新しいハイジュエリーを制作することを決めました。計18作品から構成されるハイジュエリーコレクション”LIKE

A QUEEN”は、世紀をまたぎ、数十年の時を超えてそのスタイルを貫いたアイコンピースであるダブルクリップブローチからインスピレーションを得ています。(C)BOUCHERON

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思い出深いジュエリー作品

「3年前、初めてブシュロンのアーカイブ資料を見たとき、アール・デコスタイルのダブルクリップブローチに心を奪われました。はっきりと対称的なフォルムと幾何学的なデザインにアクアマリンの淡いブルーの色合いが見事に調和する作品に魅了されたのです。そして、エリザベス女王が治世の重要な局面で身に着け、センチメンタルな想いが込められたこのジュエリーに感動しました。」―クレール・ショワンヌ

このジュエリーは、1937年7月31日、エリザベス女王の叔父であるケント公爵がロンドンにあるブシュロンのブティックで購入。

以降、ロイヤルコレクションとして英国王室が所有していましたが、7年後のエリザベス王女(後の女王)の18歳の誕生日にファミリーから彼女に贈られました。

女王は在位中、さまざまな機会にこのブローチを着用されました。

2012年6月5日の「ダイヤモンドジュビリー(エリザベス女王の即位60周年を祝う式典)」や、2020年5月8日のヨーロッパ戦勝記念の演説の際にも着用されました。

その演説は、第二次世界大戦の欧州戦線における終戦日から75周年という節目に行われ、エリザベス女王の父で前国王のジョージ6世が国民に向けてラジオ演説を行った75年後の、まさに同時刻に放映されたものでした。

そして、2022年2月6日の戴冠式から70年目の節目の式典の際など、数々の重要な場面において、女王はこのブローチを身に着けられました。

クリエイティビティの発揮

英国における最高権威であり、国民からの支持を集めたエリザベス女王が所有されていたダブルクリップブローチからインスピレーションを得て、クレール・ショワンヌは、ロイヤルコレクションのジュエリーの本質を捉え、あらゆる枠や定義を超越したハイジュエリーコレクションとして現代に蘇らせることを決意しました。

「今回のコレクションでは、ジェンダーレスにジュエリーを身に着けられるよう、さまざまな着け方と色使いを意識しました。ダブルクリップブローチのモチーフを、シングル使いにも、ダブル使いにも様々に着用できるようなデザインを採用し、18作品のジュエリーが誕生しました。また、スタイルの幅広さだけでなく、アール・デコならではのエレガンスも同時に表現したかったのです。」

―クレール・ショワンヌ

本コレクションの作品は、着想源となったセルリアンカラーのダブルクリップブローチのユニークな特徴を反映したものです。「モチーフのデザインをベースに、幾何学的なアール・デコのデザインをあえて崩したり、まとめたり、またジェムストーンの色彩を活かすことで更なる魅力を引き出した作品もあります。」

ルビーのネックレス、ピンクトルマリンのブローチ、アクアマリンのカフブレスレット、エメラルドのイヤリングなど、ハイジュエリーコレクション “Like A

Queen “は、明るく鮮やかな色彩が際立ちます。それは、まるで女王の代名詞でもあったカラフルで色鮮やかなファッションスタイルを思い起こさせます。

18作品から成る物語のように、“Like A

Queen”は女王が着用した1つの作品からハイジュエリーコレクションを構築するという当初のアイデアを超え、そのデザインの歴史的背景や真の魅力を併せ持ったコレクションに仕上げられました。

Hypnotic Blue(ヒプノティック ブルー)

(C)BOUCHERON

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6カラットの深いブルーのスリランカ産サファイアをセンターにセットしたリング。センターストーンを取り囲むように、ラウンドブリリアントカットとバゲットカットのダイヤモンドを二重に配し、指全体を彩ります。

カフブレスレットには、カボションカットとバゲットカットのアクアマリンを贅沢にセットし、ダイヤモンドとラッカーのラインをアクセントに仕上げました。1937年に英国王室によって購入され、後にエリザベス女王が所有されたブシュロンのダブルクリップブローチのデザインを強く反映した作品は、アクアマリンをブルーラッカーで強調することで、モダンな印象を与えています。

Frosty White(フロスティ ホワイト)(C)BOUCHERON

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メゾンに継承される伝統に基づき、このハイジュエリーコレクションでは一つの作品を様々な方法で着用することを可能にしました。

ネックレスは、ホワイトゴールドにダイヤモンドとロッククリスタルをセットし、6通りの方法で着用することができるマルチウェアジュエリーです。

1,000石を超えるダイヤモンドが贅沢にセットされ、サイドには女王のブローチを象徴するアール・デコのデザインが採用されています。

このモチーフは取り外してシングルまたはダブルクリップのブローチとして着用することができます。

ダイヤモンドとロッククリスタルがセットされたペンダントイヤリングも、マルチウェアラブルな作品です。

女王が所有されていたブローチと同様に、ダイヤモンドとロッククリスタルのリングは、スタイルによって自由に変化させることができます。

3本の指を覆うこの作品は、中央に3.08カラットのボツワナ産エメラルドカットダイヤモンド(D FL TYPE

IIA)をセットし、ソリテールリングとしても着用できます。

Green Garden(グリーン ガーデン)(C)BOUCHERON

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水平方向にモチーフのデザインを捉え、エメラルドとパヴェダイヤモンドをプラチナにセットしたリング。

アール・デコのシンメトリーなデザインに、グリーンラッカーの繊細なラインで縁取ることで、カラーストーンを強調します。

この作品は、エメラルドを囲むようにダイヤモンドを配した楕円形のデザインと、パーツを取り外したデザインの2通りの着け方ができます。

ダイヤモンドのパーツを取り外すと、ザンビア産のクッションカットのエメラルド(6.25カラット)の輝きが際立つソリテールリングに姿を変えます。

イヤリングには、約4カラットのザンビア産のペアシェイプカットのエメラルドがセットされています。

エメラルドのドロップを取り外すことが可能なこのマルチウェアジュエリーは、上部のモチーフをイヤリングとしても、イヤーカフとしても着用することができます。

Color Block(カラー ブロック)(C)BOUCHERON

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レモンイエロー、フューシャピンク、ターコイズブルーのポップなカラーを採用したハイジュエリー。3点のイヤリングから構成される作品は、まさにハイジュエリー制作における最先端を行くブシュロンの革新性を体現しています。ビビッドなマルチカラーサファイアにダイヤモンドを配したカラフルなラインナップは、女王のワードローブを想起させます。アール・デコ調のデザインにカラーストーンを組み合わせたカラーブロックで、自由にコーディネートを楽しむことができるイヤーピース。単体でシンプルに身に着けても、耳元に複数をイヤーカフとして着用することもできます。

Rolling Red (ローリング レッド)(C)BOUCHERON

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34石のモザンビーク産ルビーと約1,300石のラウンド及びバゲットダイヤモンドをセットしたネックレス、イヤリング、リングをセットに。女王所有のブローチのデザインを新たに解釈し、華やかなジェムストーンをセットしました。ブシュロンらしいモダンなアプローチで、流れるような縦のラインを強調した大胆なデザインは現代的なエレガンスを表現しています。流れるような美しいフォルムのネックレスは、中央のオーナメントを取り外し、ブローチとして着用できるマルチウェアジュエリーです。また、ダイヤモンドのチョーカーにも姿を変えます。このようにハイジュエリーピースを通して表現される多様性は、過去の作品の意匠を残しながらも、モダンに再構築された次世代のハイジュエリーです。

Lemon Slice(レモン スライス)(C)BOUCHERON

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ホワイトゴールドのベースにダイヤモンドをあしらい、ホワイト単色で表現したシンプルで壮麗なモチーフ。女王が所有されたブローチのデザインの魅力はそのままに、バレッタやブローチとしても着用できる洗練された作品へと変貌を遂げています。また、ネオンイエローなど6色のレザーリボンにセットすることで、チョーカーやブレスレットにアレンジすることも可能です。素材そのもののコントラストを活かし、ハイジュエリーの枠を超えた現代的なジュエリーにアップデートしました。

Moon White(ムーン ホワイト)(C)BOUCHERON

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アコヤパールの柔らかな虹色とダイヤモンドの強い輝きを組み合わせた、繊細さと強さを併せ持つマルチウェアジュエリー。175個のアコヤパールをあしらった3連ネックレスは、アール・デコ調のクラスプがアクセントに。クラスプのモチーフには、バゲットカットとラウンドブリリアントカットのダイヤモンドが敷き詰められ、端正で透明感のあるデザインが特徴です。取り外し可能なこのクラスプは、タキシードのラペルやタートルネックにブローチとして着用することで、エレガントな印象を演出します。

クレール・ショワンヌは同様のアプローチで、アコヤパールのイヤリングを制作しました。アコヤパールを取り外すと、モチーフのみのスタッドイヤリングとして着用できる作品です。また、女王のダブルクリップブローチからインスピレーションを得た、モダンなリングもこのセットに加わります。ホワイトゴールドにマザーオブパールとダイヤモンドを敷き詰めたアール・デコのモチーフは、究極の流線形を描きます。強い印象を残す純白のハイジュエリーピースです。

Mega Pink(メガ ピンク)

(C)BOUCHERON

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2つのパーツから成るブローチは、シングルまたはダブルで着用することができます。垂直に並べて配置したり、また襟元に水平にセットしたりと、自由にアレンジを楽しむことができるジュエリーです。鮮やかなピンクのカボションカットとバゲットカットのトルマリンが、チャネルセッティングされたダイヤモンドによって強調され、さらにピンクラッカーによってより一層際立ちます。大胆で力強いデザインが魅力のジェンダーレスなジュエリーです。

ブシュロン公式サイト

https://www.boucheron.com/

〈ブシュロンについて〉

1858年にフレデリック・ブシュロンが創業し、自由な精神とスタイルが継承されてきたブシュロン。パリ・ヴァンドーム広場にブティックを構えた最初のハイジュエラーとして、ブシュロンはジュエリーとウォッチの分野において、メゾンの地位を確立してきました。自由で大胆な精神を持つブシュロンの唯一無二のスタイルは、世代を超えて受け継がれ、160年以上の歴史を誇ります。現在、ブシュロンは世界各国で73以上のブティックを展開し、国際的なラグジュアリーグループであるケリングに属しています