「アサヒグループ環境ビジョン2050」を改定

アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、 社長 勝木敦志)は、 2050年における世界のありたい姿の実現に向けて、

環境への取り組みをさらに加速させ、 事業・社会へのインパクトを最大化するため、 「アサヒグループ環境ビジョン2050」を改定しました。

新たな環境ビジョンでは、2050年における世界のありたい姿として、地球にポジティブなインパクトを与える考えを示す「プラネットポジティブ」を掲げ、豊かな自然の恵みを未来世代へつなぐことを目指します。

また、気候変動への対応の中長期目標である「アサヒカーボンゼロ※」の達成に向けて、より確度を高めるために、2025年までにScope1・2のCO2排出量を40%削減する目標(2019年比)を新たに設定し、取り組みを加速させていきます。

※ 「アサヒカーボンゼロ」: 2050年までにScope1・2・3でCO2排出量“ゼロ” を目指す気候変動に関する目標。2030年までにScope1・2で70

%削減、Scope3で30%削減を目指しています(いずれも2019年比)。

アサヒグループは、100年以上にわたり自然の恵みを享受し商品・サービスを提供してきた企業として、地球環境問題の深刻化により、このままでは事業の持続可能性のみならず人類の存続までも脅かされていることに危機感を持っています。自然の恵みなくして私たちは事業を継続できないため、事業による環境負荷をゼロにし、循環を通して地球環境への価値を最大化するプラネットポジティブの達成を目指します。

本環境ビジョンでは、環境への取り組みの4つの柱である「気候変動」「容器包装」「農産物原料」「水資源」において、2050年の世界のありたい姿を定義し、それぞれの実現に向けたアサヒグループとしての施策を推進します。

具体的には、バリューチェーンを通じて資源利用の最小化と循環の最大化に努め、ステークホルダーと戦略的パートナーシップを構築することでシナジーを創出し、2050年の世界のありたい姿の実現に向けて取り組んでいきます。

●気候変動

再生可能エネルギーの早期導入完了、バリューチェーンのCO2排出量削減と生態系の保全の両立、CO2の削減・吸収・回収の技術開発と、回収したCO2の酒類・飲料への活用による展開など

●容器包装

2030年までにPETボトルを100%環境配慮素材(リサイクル素材、バイオマス素材など)に切り替えることなどを目標とした「3R+Innovation」の推進、PETボトルやキャップの回収スキーム構築、再生材利用の最大化などのクローズドループ構築による海洋生態系の保全、廃棄物が発生しない商品の開発など

●農産物原料

微生物の活用および副産物の循環利用、土壌改善による生態系の保全、農家支援による地域活性化など

●水資源

2030年までに水使用量の原単位を3.2m3/kl 以下とする取り組みの推進、水使用量適正化による水循環促進、適切な水質・水量の維持による生態系の保全など

本環境ビジョンの作成においては、アサヒグループの日本、欧州、オセアニア、東南アジアの各地域統括会社のメンバーを含むプロジェクトチーム体制により、各地域の視点を踏まえるとともに、外部専門家である国連環境計画・金融イニシアティブのアジア太平洋地区特別顧問である末吉竹二郎氏のアドバイスを取り入れています。また、2050年を担う未来世代である、35歳以下の多様な所属先・国籍の社員から意見を収集し、世界のありたい姿の定義、達成手段の具体化や、独自性のある戦略・取り組みに反映しています。

アサヒグループは「サステナビリティと経営の統合」を目指し、グローバルな推進体制の構築や目標設定によって、グループ全体でサステナビリティを推進しています。「Cheer

the Future ~おいしさと楽しさで、未来を元気に~」をコーポレートステートメントとして設定し、事業を通じた持続可能な社会への貢献を目指しています。

■アサヒグループの環境の取り組み

https://www.asahigroup-holdings.com/sustainability/environment/

Posted by owner