東京のニット製造事業者と世界的デザイナーが提案する未来のものづくり、(一社)日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)推薦の橋本祐樹氏がデザインした作品をTOKYO KNIT総合展2023で初公開
KNIT総合展2023で初公開 日時:2023年2月22日(水)11時~19時、23日(木・祝)11時~18時|会場:渋谷HIKARIE 8F「COURT &
CUBE」 東京ニットファッション工業組合(東京都墨田区、 理事長:南木健利、 以下 TKF)(※1)は、
一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)とのコラボレーション企画として、 ファッションデザイナーの橋本祐樹氏がデザインした20点のアイテムを、
TOKYO KNITブランド認証企業7社で作品に仕上げ、 TOKYO
KNIT総合展2023「クロスオーバーエキシビション」(2023年2月22日・23日@渋谷HIKARIE 8F「COURT & CUBE」)にて発表します。
同展は、 TOKYO KNITブランドの認証企業35社(※2)が参加し、 ニット産地としての東京とニットメーカーの技術力を紹介する展示会です。
一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)ディレクターの今城薫氏とTKFで検討を重ね、2022年10月に橋本祐樹氏がコラボデザイナーに決定し、同氏のデザインをベースに素材選びや縫製などを認証企業7社で役割を分担し、協議を重ねながら20アイテムの作品を製作します。
<JFWコラボ参画 認証企業7社>
アーテス/内田染工場/紀南莫大小/沼尻テキスタイル研究所/フジサキテキスタイル/丸和繊維工業/和興
同作品は「クロスオーバーエキシビション」で初お披露目した後、2023 年 3 月中旬に行う YUKI HASHIMOTO 2023 AUTUMN/WINTER
COLLECTIONでも発表する予定です。
TOKYO
KNIT総合展2023「クロスオーバーエキシビション」の会場には、JFWデザイナーコラボアイテムの展示をはじめ、企画ディレクターがサスティナビリティをテーマにTOKYO
KNIT認証企業の品質や技術力を導き出し開発したクオリティコレクションや、今話題のデザイナーのデザインを高い技術力で作り上げたコラボアイテムなど、総計約150点をディスプレイします。ご来場の方には東京産ニットのクオリティの高さを感じていただきつつ、ビジネス面ではOEM/ODMの受注促進を図るなど、本展が皆様にとって有益な場になることを期待しています。
TKFは、平成29年度より東京都の支援を受けて、ニット産地としての東京の付加価値向上に取り組んでおります。
2022年度は、東京都の中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」(※3)の事業として、「TOKYO
KNIT OMOプロジェクト」を立ち上げ、社会システムのDX
化の急進、環境に配慮したサスティナビリティへの急速な注目度の高まりなどを捉えて、「語り始めたファクトリー
未来に問いかけるものづくり」をテーマにプロジェクトを推進。本展は、その集大成となるものです。
2022年度プロジェクトの集大成
TOKYO KNIT総合展2023「クロスオーバーエキシビション」開催概要TOKYO KNIT総合展2022「語り始めたファクトリー」(2022年2月25日・26日@渋谷HIKARIE8F 「COURT & CUBE」)の模様
TOKYO KNIT総合展2022「語り始めたファクトリー」(2022年2月25日・26日@渋谷HIKARIE8F 「COURT & CUBE」)の模様
●主旨:各プロジェクトを通じた成果を可視化し、BtoBからBtoCをクロスオーバーしながら次年度、次世代に繋いでいく展示会
●日時:2023年2月22日(水)・23日(木・祝)
※22日(水)11:00~19:00
※23日(木・祝)11:00~18:00
★プレス及びVIP限定のプレビューを21日(火)16:00~19:00に開催。
●会場:渋谷HIKARIE 8F「COURT & CUBE」
●内容:「クオリティ コレクション」(約24点)、「リサイクループ
プロジェクト」(約15点)、「JFWデザイナーコラボ」(約20点)、「個別企業プレゼンテーション」(約80点)などによるプロダクツ展示を中心に、TKFの2022年度の成果をプレゼンテーション。最終日夕方にはコラボデザイナーや有識者などを招いてトークショーを開催。リアルのみならず展示会の模様やトークショーをSNS配信するなどオンラインチャネルも駆使。ARなどのテクノロジーも活用するなど、デジタル化による新しい展示会の在り方にチャレンジします。
●TOKYO KNIT総合展2023「クロスオーバーエキシビション」テーマ:
これからの社会が求める服づくりのために。
TOKYO KNITは自分たちのファクトリーから
ものづくりを深く見つめ、未来に問いかけます。
着る人が長く愛せる服であるためには、
何を変えていかなければならないのか。
地球に優しい服づくりのために、
本当にやらなくてはならないことは何なのか。
ニット産業に関わる全ての人たちが幸せであるために、
私たちは何をはじめなければならないのか。
TOKYO KNITの認証企業ファクトリーがはじめている新しい取り組み。
一つひとつはまだ小さなチャレンジかも知れません。
未来の服づくりを変えていくことができる。
ものづくりの現場であるファクトリーだから見えてくる、
できることが、きっとあるから。
未来を編んでいく。TOKYO KNIT
参考資料
◆TOKYO KNITについて
東京にしか創れないニットの未来を世界に発信する、それが私たちのミッションです。
TOKYO
KNITは、東京の東部、墨田区本所界隈を中心に事業を展開しているニットファッション製造事業者が、次なる時代のファッション産業のあり方を目指す、新しいものづくりのプラットフォームです。
東京のニット産業の歴史は江戸時代に遡ります。鎖国状態にあった日本は、必要な物資の多くを国内生産に頼る必要があり、戦国時代の終焉とともに訪れた泰平のなかで、武士は刀を捨て、新たな仕事に従事することを迫られました。江戸東部に住んでいた武士は、手編みにより靴下や下着といったメリヤス製品を作るようになり、それが徐々に進化し、明治時代の殖産興業政策により、この地はニット産業発祥の地となったのです。
戦後、ファッション文化の中心となった東京には、多くのデザイナーがアトリエを構え、流通、小売業者も急増。さらに1970年代以降には、東京発のデザインが世界でも高く評価されるようになり、東京のニットメーカーはカジュアルからハイファッションまで、幅広いクリエーションに携わることになりました。東京のニット産業には、歴史と経験に基づく確かな技術力とともに、世界を刺激し続ける東京ファッション独自の創造力を支えるフレキシブルな思想が根付いているのです。(
(※1)東京ニットファッション工業組合
ニット生地ならびに製品の製造業を営む中小企業の経営の改善発展、安定、合理化を図ることを目的とし、昭和24年に中小企業等協同組合法のもと、正式に法人格を持つ団体として発足。昭和61年に現在の名称である「東京ニットファッション工業組合」(TKF)と改称、現在約170社の組合員を擁する組織。(
(※2)TOKYO KNITブランド認証制度
東京ニットファッション工業組合(TKF)では、「技術のブランド化」をテーマに、組合員企業の中で、一定の認証基準を満たす企業を、有識者による認証審査委員会(委員長:
水野誠一)の審査により「『TOKYO
KNIT』ブランドの認証企業」として認証しています。現在、認証されているのは35社。認証企業の一覧については、ブランドサイト(
https://www.tokyoknit.jp/
https://www.tokyoknit.jp/)をご参照ください。
(※3)東京都による中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」
東京都が支援する中小企業新戦略支援事業(団体向け)は、各業界における中小企業組合等や中小企業グループが、団結して取り組む業界の活性化に向けた取り組みに対し、人的・財政的支援をすることで、業界等の発展を図るとともに、組合員企業やグループ傘下の企業経営力の向上を図っていく事業です。
また、特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」は、前述の事業の一環として、ポストコロナを見据えて、デジタル技術等を活用した新たな手法による団体等の業界活性化の取組を選定し、実施に向けて包括的に支援する補助制度です。
(
https://www.tokyochuokai.or.jp/sienseido/jyoseijigyou/groupsenryaku.html)
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