メンタルウェルネスサービス「Rasika（ラシカ）」リニューアル　～テレワーク頻度とストレスの相関を部署別に把握、ハイブリッドワークに適したサービスへ～

2023年2月16日

オンライン診療など健康支援プログラムを提供する株式会社リンケージ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：生駒恭明）は、東京大学医学部附属病院

心療内科との共同研究を元に開発したメンタルウェルネスサービス「Rasika（ラシカ）」をリニューアルしたことをお知らせいたします。

サービスサイト：

Fig.1 部署別での集団分析結果の一例

ストレスチェック実施だけでは職場のメンタルヘルス問題は解決しない

業務に関連したストレスが原因で心身の健康を害する労働者は年々増加傾向であり、メンタルヘルス不調が原因の休職や労災認定、生産性低下などによる企業の経済的損失は年間数兆円にものぼります。一方で、平成27年に50名以上の事業所を対象に義務付けられたストレスチェックを実施してもなお、現在も精神疾患患者数や精神障害労災認定者は減少しておらず（※1）、社員のメンタルヘルスサポートは重要な経営課題となっています。

テレワーク増加に伴うコミュニケーション不全・生活習慣の乱れが新たなストレスに

テレワークなど新しい働き方の拡大により、コミュニケーション不全や孤独・孤立など、従来のストレスチェックでは網羅されないストレス因子が増加しています。一方、テレワークに端を発して運動量低下（※2）、飲酒量増加（※3）、喫煙量増加（※4)といった生活習慣の乱れが多く発生しています。生活習慣のストレス影響については多数の研究結果が発表されており、ストレスチェックと合わせて生活習慣を把握・改善していくことが求められます。

* テレワークによるストレス因子へも対応、集団分析の自動化で職場改善を促す「Rasika」

Rasikaは、東京大学医学部附属病院

心療内科との共同研究により開発した独自のストレスチェック項目により、テレワークや生活習慣との相関を含め、社員のストレス要因を多角的に分析できるメンタルウェルネスサービスです。ストレスチェック実施準備から回答、個人/集団分析、高ストレス者フォローまでを一気通貫してオンラインで提供するため、統計などの専門的な知識を必要とせず、職場改善活動にフォーカスしていただけます。この度のリニューアルでは以下のアップデートを行いました。Fig.2 実施準備から集団分析までをオンラインで提供するRasika

Fig.2 実施準備から集団分析までをオンラインで提供するRasika

＜リニューアルのポイント＞

■大手企業に即した部署別での集団分析：管理職を巻き込んだ職場改善策を立案

大手企業様からのお引き合いが増えてきたため、企業全体での集団分析に加えて、部署別に多様な切り口で集団分析を行える機能を実装しました。年齢や性別、役職、職種、雇用形態、勤務拠点、勤続年数といった基本属性とのストレス相関はもちろん、テレワーク頻度との相関も部署ごとに把握できるため、各部署の人員体制・働き方に即した改善策を立案することが可能となります。また、各部署の管理職が自部署の集団分析結果をWeb上で閲覧できるため、管理職を巻き込んだ職場改善活動に繋げていただけます。

■工場勤務者などメールアドレスを持たない社員もオンラインで回答

製造業、サービス業などで一人につき１メールアドレスが付与されていない場合も、オンラインでサーベイに回答、結果を集約できる機能を実装しました。紙の配布・回収等の作業が発生しないため、簡便にストレスチェックの実施が可能になります。

■経年使用に適したサービスへ：主要数値の経年比較で職場改善のPDCAを回す

ストレスチェックを元にした社内改善活動の効果検証を目的として、オンライン上で主要数値の前年結果との比較が可能となります。部署毎に経年変化を把握できるため、数値改善に効果的な施策の発見、数値悪化要因の特定、数値改善が見られた部署属性を元に同様の施策で改善が見込める部署の特定等にお役立ていただけます。また、社員自身が個人結果を前回結果と比較することで、自身のメンタル状況を自覚し、セルフケアを促すことも可能となりました。

■セキュリティの向上：大手企業様のセキュリティ基準に対応

大手企業様からのお引き合いが増えていること、また、秘匿性の高い情報を安心してご回答いただくため、サービスログイン時に固定のパスワードではなくワンタイムパスワードを入力する仕様へ変更しました（従業員画面・管理者画面共通）。

* 2月22日開催ウェビナー情報