世界中が注視する“この国”を知るための入門書『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』発売

人類史上最もやっかいな問題』発売 イスラエル-パレスチナ問題の歴史的経緯と基礎知識、 現在の状況などを、 初めて触れる人にもわかりやすく書き下ろした『イスラエル

人類史上最もやっかいな問題』が、 NHK出版より2月25日に発売します。 親しみやすい文章と豊富な挿絵で構成された本書は、

複雑で難解なイスラエル問題について知り、 考えるためのガイドとして最適な一冊です。 『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』2023年2月25日発売 定価2,860円(税込)

『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』2023年2月25日発売 定価2,860円(税込)

「イスラエルについてどう思う?」と問われたら、あなたはなんと答えますか?

国際社会の一員として生きていくためには、「知らない」ではすまされません。人口1000万に満たないこの国の動向が、なぜ世界を揺るがすのか?

アメリカのキリスト教福音派が、トランプやイスラエルを支持するのはなぜなのか?

終わりの見えない争いの根本からその複雑な現在の情勢、そして周辺のアラブ諸国やアメリカとの関係性まで、この一冊で、毎日の国際ニュースが手に取るようによく理解できるようになります。問題解決の鍵は、わたしたちの関心の深さにあるのかもしれません。

イスラエル-パレスチナ問題…気になるのに、どこから手をつければよいのかわからなかった、そんな人たちに救いの手を差し伸べる本になるはずです。「ニューヨーカー」誌で活躍するイラストレーターの豊富なイラストが、内容をわかりやすく補完します。

「この本はまさに日本人が読むべき一冊である」

残念ながら2023年は、イスラエルとパレスチナの憎しみと恐怖の連鎖がさらに激しさを増す年になるかもしれない。ロシアのウクライナ侵攻により、中東に一層石油を依存せざるを得ない日本人にとって、中東の安定を揺るがすパレスチナ問題の行方は決して他人事ではない。

――「解説」中川浩一(元外交官)

* 著者

(C)Tammi Reinbardt

(C)Tammi Reinbardt

ダニエル・ソカッチ

社会活動家。イスラエルの民主主義を名実共に達成させるためのNGO、「新イスラエル基金(New Israel

Fund)」のCEO。同基金は、宗教、出身地、人種、性別、性的指向に関わらず、すべての国民の平等を確立すること、パレスチナ市民やその他の疎外された少数派の保護、およびあらゆる形態の差別と偏見をなくし、すべての個人と集団の市民権と人権を確立すること、イスラエル社会の本質的な多元性と多様性を認識し、それに対する寛容性を強化すること、マイノリティの利益とアイデンティティの表現および権利のための民主的な機会の保護、イスラエルおよび近隣諸国と平和で公正な社会を構築し維持すること、などを目標に掲げて活動している。妻と二人の娘と共にアメリカ、サンフランシスコ在住。

訳者

鬼澤 忍(おにざわ・しのぶ)

翻訳家。訳書に、サンデル『これからの「正義」の話をしよう』『それをお金で買いますか』『実力も運のうち

能力主義は正義か?』、ワイズマン『滅亡へのカウントダウン(上)(下)』(いずれも早川書房)、クロス『Chatter(チャッター)』(東洋経済新報社)、共訳書にベッカート『綿の帝国』(紀伊國屋書店)、クリスタキス『ブループリント(上)(下)』(News

Picks パブリッシング)など多数。

* 『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』 目次

はじめに

第1部 何が起こっているのか?

1章 ユダヤ人とイスラエル――始まりはどこに?

2章 シオニストの思想――組織、移住、建設(1860年代~1917年)

3章 ちょっと待て、ここには人がいる――パレスチナ人はどうなる?

4章 イギリス人がやってくる――第一次世界大戦、バルフォア宣言、イギリス委任統治領の創設(1917~39年)

5章 イスラエルとナクバ――独立と大惨事(1947~49年)

6章 追い出された人びと

7章 1950年代――国家建設とスエズ危機

8章 ビッグバン――第三次中東戦争とそれが生み出した現実

9章 激動――ヨム・キプール戦争から第一次インティファーダ(1968~87年)

10章 振り落とす――第一次インティファーダ

11章 イスラエルはラビンを待っている

12章 賢明な希望が潰えて――オスロ合意の終焉

13章 ブルドーザーの最後のサプライズ

14章 民主主義の後退

第2部 イスラエルについて話すのがこれほど難しいのはなぜか?

15章 地図は領土ではない

16章 イスラエルのアラブ系国民――共生社会か、隔離か?

17章 ラブ・ストーリー?――イスラエルと、アメリカのユダヤ人コミュニティ

18章 入植地

19章 BDSについて語るときにわれわれが語ること

20章 Aで始まる例の単語

21章 Aで始まるもう一つの単語

22章 中心地の赤い雌牛――イスラエルとハルマゲドン

23章 希望を持つ理由

紛争に関する用語集

謝辞

解説

訳者あとがき

参考文献/出典・参照/人名索引

* 商品情報

書名:『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』

著者:ダニエル・ソカッチ

翻訳: 鬼澤 忍

出版社:NHK出版

発売日:2023年2月25日

定価:2,860円(本体2,600円)

判型:四六判

ページ数:400ページ

ISBN:978-4-14-081933-3

NHK出版ECサイト:

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819332023.html

Amazon:

https://www.amazon.co.jp/dp/4140819332/