日本初世界1位受賞!愛媛県大洲市が「The Green Destinations Story Awards ITB Berlin」「Culture & Tradition」文化・伝統保存部門で世界1位
Tradition」文化・伝統保存部門で世界1位
大洲市の歴史的資源を活用した観光まちづくりの取り組みが、世界の持続可能な観光地2022年TOP100選に続き、国際認証機関の非営利団体グリーン・デスティネーションズ(オランダ、以下「GD」)が表彰する「The
Green Destinations Story Awards ITB Berlin(ザ グリーン デスティネーションズ ストーリー アワード
ITBベルリン)」の「Culture & Tradition(文化・伝統保存)」部門にて世界1位を受賞しました。
一般社団法人キタ・マネジメント(以下、キタM)は、現地時間2023年3月7日16:35(日本時間2023年3月8日0:35)にドイツ・ベルリンにて開催されたセレモニーに大洲市の地域DMO(観光地域づくり法人)として出席し、申請主体として表彰状を受け取りました。
これは2022年に岩手県釜石市が別部門「Community &
Culture(コミュニティー・文化部門)」で世界3位になって以来であり、日本の中でも最高順位となります。
【受賞を喜んでいるキタMのディエゴ・フェルナンデス建築文化研究所長(写真中央)】
今回のアワードでは、大洲市肱南地区で進む歴史的資源を活用し、町並み保全や地域経済に資する取り組みが地域の優れた事例「グッド・プラクティス・ストーリー」として評価され、「Culture
& Tradition」部門の世界1位として表彰されたものです。
3年ぶりにリアル開催となった本セレモニーは、世界最大の旅行博であるITB Berlinにて開催され、大洲市の世界的な認知度向上にもつながりました。
【キタM 代表理事・高岡 公三 受賞コメント】
大洲市が官民連携で取り組んでいる「歴史的資源を活用した観光まちづくり」が世界的な評価をいただいたことは誠に光栄なことであり、シビックプライドの醸成に繋がる快挙として大変嬉しく思います。
今回の受賞は、まちなみ景観消滅の危機という地域課題に対し、自立・自走できる地域DMOを立ち上げて「活用して残す」という同時に、まちの経済循環と雇用創出を実現している点が持続可能な取り組みとして評価されたのだと思います。
しかしながら、この取り組みは、まだまだ始まったばかりで、真価を問われるのはこれからだと思います。
今後も自然環境や文化・伝統、暮らしといった地域資源を守りながら「住んでよし訪れてよし」の観光まちづくりに邁進していきたいと考えております。
【The Green Destinations Story Award ITB Berlinとは】
毎年、GDが選出する「世界の持続可能な観光地TOP100選」の100のエリアの中からさらに、各エリアから提出される地域の観光における持続可能な優れた取り組み「グッド・プラクティス・ストーリー」を6つの部門に分けて表彰するセレモニーです。
表彰部門としては、
・「Governance, Reset & Recovery(観光地のガバナンス体制の構築、観光地の再生)」
・「Nature & Scenery(自然・景観)」
・「Culture & Tradition(文化・伝統保全)」
・「Thriving Communities(観光地のコミュニティー形成)」
・「Environment & Climate(環境保全・気候変動対策)」
・「Business & Marketing(ビジネス・マーケティング)」
の6つの部門があります。
2023年3月7日にドイツ(ベルリン)にて開催された世界最大の旅行博「ITB Berlin」の初日のメインイベントとしてセレモニーが行われました。
【ITB Berlinとは】
「ITB Berlin」は、約 11
万人(2019実績)の旅行業界関係者が来場し、活発な商談が行われる世界有数の旅行博・見本市です。2023年3月7日~9日に開催されます。これまで毎年開催されていましたが、コロナ禍で開催が見合され、2023年は3年ぶり(2019年以来)の対面開催となりました。
イベント名:ITB Berlin 2023 ( URL:
開催日時 :2023 年 3 月 7 日(火)~9 日(木)
開催場所 :ドイツ・ベルリン
対象 :旅行業界関係者(B to B)
出展団体数:10,000 団体
出展国数 :180 カ国以上
来場者数 :約 16 万人
(ITB Berlin 2019 実績/業界関係者約 11 万人、一般来場者約 5 万人)
【過去の日本の受賞歴について】
2017年 なし
2018年 なし
2019年 なし
2020年
◆釜石 ファイナリスト「Best of Asis-Pacific」(ファイナリスト、当時の部門「アジア太平洋地域部門」)
2021年 なし
2022年
◆釜石 3rd place “Green Destination -Story Community &
Culture"(世界3位、当時の部門で「コミュニティー・文化部門」)
◆奄美 ファイナリスト 「Nature & Ecotourism」(ファイナリスト、当時の部門で「自然・エコツーリズム部門」)
◆阿蘇 ファイナリスト 「Nature &Scenery」(ファイナリスト、「自然・景観部門」)
2023年
◆大洲 〇1st place “Green Destination -Story Culture & Tradition”(国内初の1st placeを受賞)
◆小国 3rd place 「Governance, Reset & Recovery」
◆阿蘇 ファイナリスト 「Nature & Scenery」
【「世界の持続可能な観光地TOP100選(Green Destinations TOP 100)」とは】
国際公式認証機関であるオランダの非営利団体グリーン・デスティネーションズが、持続可能な観光の国際基準を取り入れ、より良い地域づくりに努力している地域を毎年選出しているものです。エントリーには、持続可能な観光に関する100項目にわたる国際基準のうち、景観保全や文化財の保護、エネルギー消費量の削減など、特に重要な15項目の指標をクリアしていること、さらに、地域の優れた取組事例「グッド・プラクティス・ストーリー」の存在が必要になります。2022年は国内で10市・地域が選定されました。
【国際公式認証機関グリーン・デスティネーションズとは】
グリーン・デスティネーションズは、世界持続可能観光協議会(以下、GSTC)が開発した持続可能な観光の国際指標の国際認証団体のひとつです。
【GSTCとは】
持続可能な観光の推進と持続可能な観光の国際基準を作ることを目的に、2008年に発足した国際非営利団体です。GSTCが管理する国際基準は世界で唯一、国連世界観光機関(UNWTO)の指示の下開発された基準であり、国際連合環境計画(UNEP)などの国連機関、民間企業、NGOなど世界150以上の団体と連携し、その適切性がモニタリングされています。
【持続可能な観光とは】
「自然」「文化」「伝統」「そこに暮らす人々」などの地域資源を生かし、旅行者を受け入れ、地域経済を発展させながら、同時に自然環境や文化、伝統を守るという「そこに暮らす人々」の未来にも十分に配慮した観光のかたちです。
【四国持続可能な観光推進ネットワークとの連携】
四国においては、一般社団法人四国ツーリズム創造機構が2022年7月に「四国持続可能な観光推進ネットワーク」が設立し、「サステナブルアイランド四国」としてShikokuブランド確立を目指すこととしています。四国の市町、観光地域づくり法人(DMO)合計18地域(団体)が参加し、国際認証や日本版持続可能な観光ガイドラインを活用した取り組みを推進しています。
【受賞により期待される効果】
TOP100選に選定された地域は、認証の証であるロゴマークの活用や専用ホームページによる国際的なPRが可能となります。また欧米豪州のインバウンドの観光客の手配行う海外の大手旅行会社などは、GSTCが認定する国際認証の取得地を優先的に選択する傾向があり、世界中からの観光客の誘客などが期待されます。またこの度の受賞式は、世界最大の旅行博であるITB
Berlinの初日のメインイベントとしてセレモニーが行われたため、多くの欧米の旅行会社への大洲市の認知度向上につながりました。
【受賞についての問い合わせ先】
一般社団法人キタ・マネジメント 企画課 伊賀
電話 0893-24-7060
【プレスリリースについての問合せ先】
一般社団法人四国ツーリズム創造機構 木本・竹本
電話 087-813-0434
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