旅行業界における「SDGs」の取組みを推進 第1回「JATA SDGsアワード」を発表

第1回「JATA SDGsアワード」を発表 大賞は株式会社エイチ・アイ・エス 「旅を通じて、カンボジアの子どもたちに学びの機会と楽しさを届ける」

一般社団法人日本旅行業協会(本部:東京都千代田区 以下、JATA)は、下記のとおり第1回「JATA SDGsアワード」の各賞を決定いたしました。

大賞は、株式会社エイチ・アイ・エスの「旅を通じて、カンボジアの子どもたちに学びの機会と楽しさを届ける」に決定しました。5月23日に「JATA

SDGsアワード審査会」を開催し、厳正な審査の結果、4部門における総応募件数75件中39件(大賞含む)を表彰します。各受賞については3.審査結果をご参照ください。表彰式は7月13日(木)に実施予定です。

1.表彰の目的

(1)会員会社が実施している持続可能な開発目標(以下、SDGsという。)達成に向けた優れた取組みを

表彰することで、旅行業界における取組みを推進する。

(2)SDGsの概念を理解しているものの、「どのように取組むべきか」、また「何から始めるべきか」

といった 声に対して、会員会社の事例を広く周知・共有することで、各会員会社における主体的な

取組みを後押しする。

(3)各会員会社が実践事例に触れることで、将来のあるべき社会や自社の姿を自発的に考える機会とする

ことで、各社のイノベーションの創出を促進する。

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2.応募件数: 75件(26社)

(1)社会・人権部門:20件

※貧困、健康福祉、教育、ジェンダー及び

機会均等等に関する内容。

主に、SDGsの目標1.2.3.4.5.11.16

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(2)経済・産業部門:23件

※労働、産業、技術及びエネルギー問題等に関する内容。

主に、SDGsの目標7.8.9.10.12

(3)地球環境部門:10件

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※海洋資源、森林資源、生物多様性及び気候問題等に

関する内容。

主に、SDGsの目標6.13.14.15

(4)共創部門:22件

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※協働・連携を軸とした内容。主に、SDGsの目標17

3.審査結果

(1)大賞

(株)エイチ・アイ・エス

【旅を通じて、カンボジアの子どもたちに学びの機会と楽しさを届ける】

※大賞は各部門優秀賞より審査委員が審議の上、決定した。

(2)社会・

人権部門

優秀賞:

(株)エイチ・アイ・エス※大賞

【旅を通じて、カンボジアの子どもたちに学びの機会と楽しさを届ける】

特別賞:

(株)日本旅行

【「日本旅行ファーム」で育てた野菜を「子ども食堂」に寄贈】

奨励賞:

(6件)

1.(株)ジャルパック

【国内ツアー「JAL A350 サステナブルチャーターフライトで行く沖縄」】

2.インサイドジャパン・ツアーズ

【使用済みICカードを利用したフードバンクへの寄付プロジェクト】

3.(株)JTB

【「アプカシロゲイニング」(旭川市)】

4.KNT-CTホールディングス(株)

【サッカークリニック】

5.(株)ジャルパック

【発達障がいのあるお子様とその家族を対象とした「秋のアクセシブルツアーin

山形」】

6.ベルトラ(株)

【Work from Anywhere:多様な人材がライフステージの変化に関わらず活躍でき

る職場環境づくり】

(3)経済・

産業部門

優秀賞:

(株)JTBコミュニケーションデザイン

【観光業界におけるCO2排出量削減を目指す

「CO2ゼロMICE(R)」「CO2ゼロSTAY」】

特別賞:

(株)JR東日本びゅうツーリズム&セールス

【みちのく潮風トレイルを活用したトレイル&トレイン推進事業】

奨励賞:

(12件)

1.(株)読売旅行

【沖縄観光コンテンツ開発支援事業の一環として、首里エリア活性化でまちづくりへ の貢献を目指す特別限定ツアー「琉球国王からの招待状」の造成・販売】

2.(株)日本旅行

【旅行商品販売を通じた「カーボンオフセット」の取組】

3.(株)ジャルパック

【地域のチカラ応援企画!お客さまと共に取組む地域貢献サポータープラン「りん

ごの木のシーズンオーナー制度」】

4.(株)JTB

【世界のサステナブル観光地100選に選出!

~小国郷最大の観光資源“鍋ケ滝”における持続可能性への評価獲得~】

5.(株)JR東日本びゅうツーリズム&セールス

【持続可能な取組みと地域伝統文化の継承】

6.沖縄ツーリスト(株)

【太陽光発電導入と、脱炭素観光サービスへの展望】

7.(株)エイチ・アイ・エス

【東日本大震災を風化させないために。東北復興支援スタディツアー】

8.(株)ツアー・ウェーブ

【被災地でのビーチキャンプとその地域の活性化】

9.(株)IACEトラベル

【独自開発のクラウド出張予約システムでのCO2排出量検索・表示機能搭載による

環境保護意識改】

10.近畿日本ツーリスト(株)

【持続可能な社会や未来のために環境に配慮したエシカル・ツーリズム 「定量カー

ボン・オフセットプラン」】

11.(株)エイチ・アイ・エス

【HISタイ法人 EVトゥクトゥクタクシーツアー】

12.(株)JTB

【旅をしながら地球を守ろう「CO2ゼロ旅行(R)」SINCE2007】

(4)地球環 境部門

優秀賞:

クラブツーリズム(株)

【「YAMA LIFE CAMPUS」を通じた登山道整備プロジェクト】

特別賞:

1.(株)阪急交通社

【環境保全型トイレの寄贈】

2.沖縄ツーリスト(株)

【 (一社)チームけらま、慶良間諸島全島一斉ビーチクリーン】

奨励賞:

(3件)

1.(株)カーニバル・ジャパン

【環境保全におけるコミットメント「プラネット・プリンセス」】

2.(株)読売旅行

【海洋保護意識を高めるウミガメ放流と「光害」対策を学ぶ星空観賞を体験する

八重山離島ツアーの造成・販売】

3.クラブツーリズム(株)

【わたりグリーンベルトプロジェクトツアーの実施】

(5)共創部門

優秀賞:

楽天グループ(株)

【宿泊施設の取り組みを旅行者にわかりやすく紹介し、サステナブルな旅行を推進】

特別賞:

東武トップツアーズ(株)

【下関SDGsプロジェクト】

奨励賞:

(9件)

1.(株)JTBグローバルマーケティング&トラベル

【"Travelife 最上位認証日本初取得のツアーブランド・訪日外国人観光客向け

パッケージ旅行サンライズツアーのサステナブル・ツーリズムへの取り組み"】

2.名鉄観光サービス(株)

【チ-ム「Future Design(未来創造)」のSDGs事業+活動】

3.(株)ジャルパック/(株)阪急交通社

【~ローマのSDGsは一日にしてならず!~ 現地海外拠点同士が連携して取り

組む毎週実施の清掃活動】

4.(株)JTB

【『中学生・高校生×NGO による “リアル” な社会課題解決の場を提供』

JTB × JPF協働“17GOALs PROJECT”】

5.(株)日本旅行

【「第3回SB Student Ambassador」ブロック大会、全国大会の開催、優秀

な提案の表彰】

6.沖縄ツーリスト(株)

【SDGsパスポート運動】

7.(株)エイチ・アイ・エス

【サステナブルな取り組みの現場でSDGsを体感する「旅」※SDGs研修プログ

ラムの開発実施】

8.(株)日本旅行

【「日本旅行×日旅連 SDGs共同宣言」に基づく取組、顕著な成果を

収めた取組の表彰】

9.(株)JTB

【PEACE DIALOGUE ~持続可能な平和継承活動~】

■概要

1.対象:JATA 正会員による SDGs 達成に向けた優れた取組み

2.対象期間:2022 年 4 月~2023 年 3 月に実施した活動及び事業または、近年継続して実施した

活動及び事業にあって、上記期間内に効果が見られたもの

3.表彰内容

大 賞:優秀賞のなかで最も優れた活動及び事業等であり、模範となる内容(全体で 1 件)

優秀賞:優れた活動及び事業等であり、他社に奨励できる内容(部門毎で1件)

特別賞:取組みに創意工夫が見られ、今後の発展性が期待される内容(部門毎)

奨励賞:SDGs 達成に資する取組みであり、事例として他社の参考になる内容 制限なし

【表彰部門】

1.社会・人権部門(貧困、健康福祉、教育、ジェンダー及び機会均等等に関する内容。

主に、SDGs の目標 1.2.3.4.5.11.16)

2.経済・産業部門(労働、産業、技術及びエネルギー問題等に関する内容。

主に、SDGs の目標 7.8.9.10.12)

3.地球環境部門(海洋資源、森林資源、生物多様性及び気候問題等に関する内容。

主に、SDGs の目標 6.13.14.15)

4.共創部門(協働・連携を軸とした内容。

主に、SDGs の目標 17)

4.審査方法

以下1.~8.の審査項目について、それぞれの観点から応募内容の評価を行う。

1. 貢献度 目標達成へ寄与する活動・事業か

2. 包摂度 「誰一人取り残さない」の理念に則った取組みか

3. 持続性 無理のない活動・事業であり、今後も継続できるか

4. 参画度 主体的に取り組んでいる活動・事業か

5. 透明性 取組の状況や成果を対外的に公表しているか

6. 汎用性 他社でも取組める活動・事業か

7. 共創度 多様な立場のステークホルダーと協働する活動・事業か

8. 創造性 新しい価値創造につながる活動・事業か

5.審査委員

委員長 :JATA社会貢献委員会 委員長 坂元 隆 (株式会社読売旅行・代表取締役会長)

副委員長:JATA経営委員会 委員長 拝郷 寿夫 (株式会社名鉄観光サービス・代表取締役社長)

委員 :国土交通省 観光庁 参事官 高橋 泰史 氏

株式会社JTB総合研究所 主席研究員 熊田 順一 氏

グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC) 貝和 慧美 氏

一般社団法人日本旅行業協会 理事長 志村 格

6.表彰式:2023 年 7 月13日(木)開催 以 上

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