再生医療関連のセルソースと科研製薬、日本初のエクソソーム医薬品創出に向けフィージビリティ・スタディ契約を締結
再生医療関連事業のセルソース株式会社と科研製薬株式会社は、エクソソームを含む細胞外分泌物(エクソソーム)を用いた整形外科疾患の治療又は予防に関する日本初の医薬品の創出に向け、フィージビリティ・スタディ契約を締結しました。
再生医療関連事業のセルソース株式会社(代表取締役社長 CEO 裙本 理人、以下「セルソース」)と、科研製薬株式会社(代表取締役社長 堀内
裕之、以下「科研製薬」)は、エクソソームを含む細胞外分泌物(以下、エクソソーム)を用いた整形外科疾患の治療又は予防に関する日本初の医薬品の創出に向け、フィージビリティ・スタディ契約を締結しました。
医薬品に用いるエクソソームは、幹細胞の加工の過程で得られる幹細胞培養上清液から抽出されます。セルソースは再生医療に用いられる脂肪由来幹細胞等の加工受託サービスを展開しており、幹細胞加工ならびに培養上清液の取り扱いについて豊富な実績を有しています。またエクソソームのはたらきに早期に着目し、行政や学術機関とのエクソソームの実用化に向けた共同研究などを積極的に行い、エクソソームの医薬品化へ向けた効果検証や独自の製造プロセスの開発を実施しています。
これらの実績にもとづき、エクソソーム創薬事業への進出を決定するとともに、従来よりも製造設備を大幅に拡充した羽田グローバルCPC(
https://www.cellsource.co.jp/news/20230801/)を設立し製造体制の強化をはかっています。
パートナーとなる科研製薬は、各種医薬品の開発経験及び整形外科領域における高いプレゼンスと販売実績を有しております。また、長期経営計画2031では新規分野へのチャレンジとして再生医療を実現化するモダリティへの挑戦を挙げており、専門企業との協業や研究開発を検討しております。
本契約では、整形外科領域におけるエクソソームの医薬品化へ向けて、それぞれの専門分野に技術、経験、知見を持つ両社が協力を行うことで、非臨床試験の加速と早期の臨床試験の開始を目指します。
参考情報:エクソソームについて
エクソソームは生体の細胞から分泌される物質です。細胞に対し多様なはたらきを促す機能があり、様々な疾患の治療への活用が期待されています。例えば、脂肪由来幹細胞から抽出されるエクソソームは軟骨の再生を示唆する研究結果が報告されています。
以上
【セルソース株式会社】
再生医療の産業化推進を目的とし、再生医療を提供する医療機関さまへの法規対応サポートと、脂肪由来幹細胞や血液の加工受託を行う再生医療関連事業を展開しています。再生医療等安全性確保法にもとづく特定細胞加工物製造許可施設(施設番号:FA3160006)にて75,000件以上の細胞等加工を受託しており、豊富な実績をもとに医療機関さまに安心してご利用いただけるサービスの提供と、研究・技術開発に努めています。
代表者:代表取締役社長CEO 裙本 理人(つまもと まさと)
所在地:東京都渋谷区渋谷1-23-21 渋谷キャスト11F
上場市場:東京証券取引所グロース(証券コード 4880)
設立:2015年11月30日
HP:https://www.cellsource.co.jp
【科研製薬株式会社】
科研製薬は、「一人でも多くの方に笑顔を取りもどしていただくために、優れた医薬品の提供を通じて患者さんのクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上につとめる」を企業理念とし、1948
年の設立以来、医療ニーズに即した医療用医薬品の研究開発を行っています。整形外科領域では特に高いプレゼンスを有し、関節機能改善剤で高い売り上げを誇る「アルツ」は、変形性膝関節症等の患者さまのQOL向上に寄与しています。「長期経営計画
2031」に沿って、新規モダリティにもチャレンジしています。
代表者:代表取締役社長 堀内 裕之(ほりうち ひろゆき)
所在地:東京都文京区本駒込二丁目28番8号
上場市場:東京証券取引所プライム(証券コード 4521)
設立:1948年3月30日
HP:
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