ユーグレナ社、化粧品原料としてのユーグレナに関する勉強会を開催
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「当社」)は、2024年11月21日(木)に、当社の独自化粧品原料である微細藻類ユーグレナ(以下「ユーグレナ」)に関する勉強会を実施しました。
当社のヒト科学研究所 所長
中島綾香(以下「中島」)が、ユーグレナの化粧品原料に関する研究成果を紹介し、さらに、同日に情報解禁となった医薬部外品※1・化粧品原料として新しく規格化した「パラミロン原末※2」についても解説しました。
ヒト科学研究所 所長 中島綾香
【プロフィール】
ヒト科学研究所 所長 中島綾香ユーグレナ社に新卒入社して、現在は素材ユーグレナをはじめとした自社素材開発や食品・化粧品としての機能性研究に従事。食物栄養学博士
事業構想修士生涯かけて取り組みたいことは、「健康寿命の延伸への挑戦」と「研究の社会実装」。
当社は2005年の創業以来、幅広い栄養素を擁してバリエーションに富んだ活用価値が確認されている素材ユーグレナについて、バイオマスの5F(Food(食品)、Fiber(繊維)、Feed(飼料)、Fertilizer(肥料)、Fuel(燃料))のあらゆる段階での社会課題解決を目指した研究をしてきました。それに加え、化粧品原料としての有用性も高いことがわかってきています。
当社は健康寿命の延伸という目的のもと、2005年の創業当時から、ビタミンやミネラル、アミノ酸など生き物にとって必要な成分を豊富に持つ藻の一種・素材ユーグレナを食品の素材としてだけでなく、化粧品素材として利用するための研究を行ってきました。2008年にはユーグレナから抽出したエキス(加水分解ユーグレナエキス)が真皮線維芽細胞の増殖促進効果や、UVによる細胞損傷の防護効果を持つことが見出され、「約5億年前から現在に至るまで存在し続けている藻類である素材ユーグレナ」を「最先端のバイオテクノロジーを用いて化粧品に応用」しました。
現在、当社では、化粧品原料として規格化した5つの原料があります。【ユーグレナ由来の主力化粧品原料5種】
■ユーグレナエキス※3・ユーグレナグラシリス粉末から抽出したエキス・肌のバリア機能の強化や、肌免疫を介した保湿因子の増強などが期待される
■ユーグレナエキスEX※4・ユーグレナグラシリス粉末から抽出したエキス・細胞の増殖促進と老化細胞の除去などが期待される
■ミドリ麹エキス※5・ミドリ麹は、麹の発酵段階に発酵助剤としてユーグレナを共存させ、麹が酵素や抗酸化物質を作る力をパワーアップさせた食品原料※6
・ミドリ麹粉末から抽出したエキス・保湿・抗酸化因子の増強やカルボニル化※7抑制による肌質維持への寄与などが期待される
■ユーグレナ発酵オイル※8・医薬部外品対応可能・オレイン酸※9を添加して培養したユーグレナグラシリスから得た液状のオイル・保湿・エモリエント効果などが期待される
■パラミロン原末※2(ユーグレナ多糖体)・医薬部外品対応可能・ユーグレナ粉末から抽出精製した粉末
・抗炎症、肌免疫調整を介した保湿因子の増強、洗顔の泡の弾力向上、皮脂吸着、ソフトフォーカス効果などが期待される
左からパラミロン原末、手前がユーグレナグラシリス粉末
中島は、「健康寿命の延伸を妨げる原因は、ひとつではなく、複合的な要因が重なりあっており、59種類の栄養素を持つ石垣島ユーグレナの摂取によって、健康寿命と寿命の乖離に繋がる諸症状の発生を抑制できる可能性が解明されてきている。また、肌の健やかさは、活発な活動をする気力にも影響することから、健康寿命の延伸のためのキーファクターのひとつであると考える。健康寿命の延伸に貢献するという当社ビジョンのもと、からだの不調の根本解決に貢献できる素材ユーグレナの価値を伝えるとともに、食品だけでなく化粧品の原料としてもさらなる可能性を追求すべく、今後も研究を続け発展させていきたい。」と締めくくりました。
※1 医薬部外品:薬機法によって定められた医薬品と化粧品の中間に位置づけられる製品のこと※2 2024年11月21日ニュースリリース
https://www.euglena.jp/news/20241121-2/※3 2018年10月16日ニュースリリース
https://www.euglena.jp/news/20181016-2/※4 2022年2月3日
https://www.euglena.jp/news/20220203/※5
2023年1月10日
https://www.euglena.jp/news/20230110-3/※6 2018年7月12日
[]
2018年7月12日https://www.euglena.jp/news/180712-2/
※7 エラスチンやコラーゲンなどのタンパク質と、酸化した脂質の代謝物とが結合すること。カルボニル化により、黄色くくすんだ肌色に変色する※8 2023年1月10日
https://www.euglena.jp/news/20230110/
※9 オリーブオイル等に多く含まれる不飽和脂肪酸
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「Sustainability
First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。
https://euglena.jp 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000657.000036462.html
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