エクサウィザーズグループのExaMD第一三共とウェアラブルデバイスを用いた乳がん観察研究を開始

2024年6月28日

～第一三共が掲げるトータルケアエコシステムの一環で開始、身体活動量を分析し新たなデジタルサービスに貢献～

株式会社エクサウィザーズ（東京都港区、代表取締役社長：春田

真）の100％子会社で、健康・医療分野のAIサービスを企画、開発・提供する株式会社ExaMD（東京都港区、代表取締役：羽間

康至、以下ExaMD）は、第一三共株式会社（東京都中央区、代表取締役社長：奥澤

宏幸、以下第一三共）の掲げるトータルケアエコシステムの構築に向け、早期乳がん患者を対象として、ウェアラブルデバイスを用いて身体活動量を評価する

臨床研究「TRACK-BC」（以下、本研究）を共同で開始しました。グローバルにおいても同様の臨床研究は珍しく、その結果が注目されていますが、2025年度中の解析終了を目指しています。ExaMDは本研究の成果を活用し、AIを利用した新しいデジタルサービスに貢献してまいります。

☑︎今回の取り組みの目的

本研究では、ウェアラブルデバイス「Fitbit(R)」と患者情報等を記録するスマートフォンアプリを用います。術前化学療法を開始する早期乳がん患者の化学療法に伴う身体活動量の変化量を明らかにすること、身体活動量の変化と身体や精神の状態変化の関連性を評価することを目的としています。約100名の早期乳がん患者の参加を予定しています。

乳がんは、生産年齢人口に含まれる45～54歳の罹患率が高いとされており、女性の就労を含む社会的な問題の一因とされています。本研究により、身体活動量の低下時期などが明らかになることは、治療を受けながら働く女性の就労スケジュールやライフイベントの計画、仕事の配分、休息やサポート体制の確保などへの貢献が期待されます。

☑︎トータルケアエコシステムの推進

今回の取り組みは、昨年発表したトータルケアエコシステム構想のコアパートナー企業(*)としての協業の中で、第一弾のソリューションとして推進してきたものです。

本研究に限らず、トータルケアエコシステム構想では多業種との協働を企図しております。エクサウィザーズグループのマルチセクターでの企業・団体との接点を活かして、健康・医療領域におけるトータルケアエコシステムの共創についても、引き続き取り組んでまいります。

*エクサウィザーズ、第一三共の掲げるトータルケアエコシステム構想のコアパートナー企業として参画。ヘルスケアに特化したデータ統合活用

プラットフォーム・プロダクトの提供を開始

https://exawizards.com/archives/22498/

☑︎エクサウィザーズグループの取り組み

本研究や今後の取り組みを通じて、エクサウィザーズが保有するAIプラットフォーム「exaBase」、AI活用を加速させるデータ・IT基盤である「exaBase

Healthcare Data

Platform」、下記に記載する独自の事業基盤を含めた多様なアセットと組織ケイパビリティを有効活用し、患者さんや生活者を対象とした新たなソリューションを提供していく予定です。

エクサウィザーズの100％子会社で、健康・医療分野のAIサービスを企画、開発・提供するExaMDでは、会話音声による認知症診断のプログラム医療機器（SaMD）の開発・事業化を推進しています。その活動を通じて独自の多様な事業基盤となるアセットの整備や組織の構築を進めているところです。

ExaMDでは、これらの事業基盤を活用することで、健康・医療領域の新たなサービス開発・運営をQCD（品質・コスト・納期）を高く実現できる体制を整えています。そして、それらの事業基盤や体制の下、健康・医療に関する社会課題の解決に向けて、金融・保険や消費財、運送業界等を含む多業種横断的な協働に取り組んでいます。これらを通して、ExaMDならではのエコシステムの形成を目指しています。

☑︎トータルケアエコシステムについて

第一三共が開発を進めている新しいエコシステムで、患者さんや生活者一人ひとりの困りごとを解決し、Well-Beingを実現することを目的に、健康・医療領域の企業や団体、データプロバイダー、IT

企業等が協働する事で、健康促進から予防・治療・予後ケアにまでわたるトータルケアソリューションを創出、提供する事を目的したシステムです。

【第一三共株式会社会社概要】

会社名：第一三共株式会社

所在地：東京都中央区日本橋本町三丁目5番1号

設立：2005年9月28日

代表者：代表取締役社長奥澤宏幸

事業内容：医薬品の研究開発、製造、販売等

URL ：

https://www.daiichisankyo.co.jp/

【株式会社ExaMD 会社概要】