野大学生が着物の魅力を伝える地域イノベーションを実践!
《株式会社たちばな×長野大学生》学生が企画したイベント『大人の七五三』を令和6年1月16日(火)に実施しました! 長野大学(場所:上田市、学長:小林淳一)
企業情報学部 森ゼミナールの学生が、ゼミ活動の一環で地元企業の課題を解決するイノベーション企画を実践。
株式会社たちばな(本社:長野県長野市、代表取締役社長:松本亮治)に焦点を当てて、呉服業界の課題解決に取り組む、産学連携のプロジェクトを企画・進行し、令和6年1月16日(火)に上田市にて、学生発案の企画『大人の七五三』が実施されました。
■株式会社たちばな本社HP:
https://www.tachibana-group.co.jp/
■長野大学HP:
《株式会社たちばな×長野大学生》産学連携プロジェクトのポイント
・学生ならではの視点で、たちばなの課題を特定し、新しいアイデアで解決へアプローチ
・逆転の発想!子どもが親に感謝を伝えることを目的とした「大人の七五三」の提案
・核家族化する現代、家族できものを着る機会を創出、3世代のコミュニケーションを狙う
* 長野大学 企業情報学部 森ゼミナールとは
「顧客にして欲しい思い」をもとに成熟期にある企業の課題発見・問題解決をすすめるプロジェクトを実践し、理論的研究と実践的研究の双方に重点を置きながら経営学を学ぶゼミナールです。在籍する学生はおよそ50名で、プロジェクトごとにチームに分かれ活動に取り組みます。本プロジェクトにおいても、9名のゼミ生でチームが編成され企画を進めています。
* 学生が提案『大人の七五三』とは|新しい視点で着物業界へ切り込む
学生たちは、株式会社たちばなを「日本の心ともいえるきものを通して日本の文化を大切にし、家族の幸せづくりを応援する企業」であると調査・理解した上で、ターゲット選定や顧客獲得についての課題を言及し、新たな企画を発案。
子から伝承し、新たな伝統を生み出すことを狙う『大人の七五三』の実践を提案しました。
通常の七五三とは異なり、子どもが親に感謝を伝えることを目的とした新しいアイデア
で、家族3世代が集まり、きものを着て家族写真や食事会を楽しむという内容になっています。核家族化する現代だからこそ、孫、子、親の
三世代がコミュニケーションを取れる機会を作り、世代ごとの親孝行を実現します。
* 『大人の七五三』イベント時の様子
当日はたちばな上田店に集合し、モデルのご家族が到着したところで企画がスタート。
モデルのご家族は、孫、親、祖母、曽祖母と4世代で集まってくれました。
上田店で、着物レンタルと着付け・ヘアセットを済ませたあとは、隣接する写真スタジオ『シャレニー上田店』で家族写真を撮影。久しぶりの着物姿に喜ぶ様子が印象的でした。
その後、上田市内の「お茶処 百余亭」へ移動し、家族団らんの時間を過ごしました。
振袖に身を包む娘さんは、祖母と一緒にお茶を習っていたことがあり、
自分と家族を結ぶ思い出の一つであったことから、今回の企画でお茶処へ行くことを提案しました。
家族の笑顔が溢れ、帰り際には
「久しぶりにきものを着れて本当に嬉しかった」
「二人のおばあちゃんが着物が好きだから、着せてあげられて良かった」
「良い家族の思い出になった」という声が聞こえました。
* プロジェクトのきっかけと、森ゼミナール学生の想い
きっかけは、学生が自主的に企画を持ち込んだことから始まりました。
学生の熱意を受け、弊社も新鮮なアイデアを取り入れた企画の実現を目指しました。
プロジェクトに参加する学生メンバーは9名で、
チームリーダーを務める、四年生の船本さん(画像:前列右から二番目)が想いを語ってくれました。
「私たちは、3年前に立ち上がった本プロジェクトを先輩たちから引き継ぎました。私が参加したのは、株式会社たちばなさまの取り組みや展開に興味を抱いたからで、企画が自分たちの代で実現することをとても嬉しく思います。
今回の提案は、普段なかなか3世代で集まることができない、感謝の気持ちを伝える機会もない、そんな自分たちが普段思っている課題をきっかけに生まれました。たちばなさんにとって、自社の課題を解決するためのプラスの選択肢となれば嬉しいです」
また、企画に参加した学生たちはイベントを終えて、
メンバー全員がそれぞれに感想や反省点、改善点を伝えてくれました。
・およそ3年に渡るプロジェクトで先が見えない瞬間もあったが、企画を実現できて嬉しく思う
・本企画で本当に、着物を楽しんでもらうことが出来るか等不安な思いもあったが、モデルのご家族の笑顔を見て企画を実行して良かったと思った
本プロジェクトの実施によって、学生の視点できものの魅力を再発見し、地域コミュニティに新たな活力をもたらしました。『大人の七五三』においても家族間の絆を深める貴重な機会の実現となりました。
取材をご希望の場合は、
お手数ですが担当者まで下記ご連絡先までお問い合わせをお願いいたします。
株式会社たちばな 坂原・石井
TEL:026-238-0561
e-mail:[email protected]
■株式会社たちばなについて
戦後の1959年に現在の長野市鬼無里にて地域方の役に立つために松屋洋品店を創業。
きものの持つ素晴らしさに魅せられた、2代目経営者(現会長)の松本秀幸により、呉服の商いを本格的に始め、現在の株式会社たちばなを1979年の1月に設立。
お客様の要望の変化、また時代の変化にあわせて新たなサービスや事業を開始し、フォトスタジオやより一人で簡単にキレイに着やすく着くずれしにくい着付け教室をはじめ初のインショップの店舗事業部を立ち上げた現社長の松本亮治が経営を継ぎ、現在は呉服店21店舗とフォトスタジオ16店舗を運営する。また現在はフォトスタジオや振袖ショップなどのコンサルや支援事業も行う。
長野県:呉服店14店舗、フォトスタジオ9店舗 、 東京都:呉服店2店舗 、愛知県:呉服店1店舗、フォトスタジオ1店舗、北海道:呉服店1店舗 、
山形県:フォトスタジオ2店舗 、新潟県:呉服店4店舗、フォトスタジオ2店舗 、富山県:フォトスタジオ1店舗
、大阪府にフランチャイズのフォトスタジオ1店舗の計38店舗を運営。
【会社概要】
会社名:株式会社たちばな
所在地:長野県長野市鶴賀緑町2214
代表者:松本亮治
設立:1979年1月 (創業:1954年)
URL:https://www.tachibana-group.co.jp/
https://www.tachibana-group.co.jp/
事業内容:呉服小売店・フォトスタジオ・フォトスタジオコンサル・フォトスタジオLabo事業
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