外食市場調査2020年9月度

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(

https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、

首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2020年9月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況

2020年9月の外食市場規模は2220億円(前年同月比 -949億円・東名阪3圏域計)

外食市場規模は前年比70.1%、 前月からは9.6ポイントの回復

外食単価は3カ月ぶりに前年比プラス

【今月のポイント】

1. 外食市場規模は前年同月比70.1%。 前年比減少幅が1000億円を切ったのは2020年2月以来

2. 外食単価2,480円は前年実績(2,447円)超え、 外食実施率も2020年3月以来6割超に回復

2020年9月の外食市場規模は、 3圏域合計で2220億円。 前年同月比(以下、 前年比)は‐949億円。 前年比は70.1%で、

8月の同60.5%と比べると、 9.6ポイント回復した。 また、 前年比減少幅が1000億円を切ったのは、 2020年2月以来7カ月ぶりである。

外食単価が前年実績を上回ったことと、 外食実施率が2020年3月以来の6割台に回復し、 マイナス幅が縮小したことが市場規模の改善につながった。 圏域別では、

首都圏と関西圏は市場規模の前年比がともに7割台で、 特に首都圏は前月から大きな改善(13.6ポイント増)。 一方、 東海圏では前年比は64.5%にとどまった。

業態別では7カ月連続して主要16業態全てで市場規模が前年比マイナスだが、 「和食料理店」(前年比80.0%)、 「焼肉、 ステーキ、

ハンバーグ等の専業店」「バー、 バル、 ワインバー、 ビアホール、 パブ」(ともに同78.6%)等はマイナス幅が相対的に小さい。

「居酒屋」も前年比57.8%まで回復してきた。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2020年9月の外食(※1)実施率は 60.4% (前月比増減 +2.9pt、 前年比増減 -15.6pt)

● 2020年9月の外食頻度(※2)は 3.63回/月 (前月比増減 -0.10回、 前年比増減 -0.52回)

● 2020年9月の外食単価は 2,480円 (前月比増減 +76円、 前年比増減 +33円)

● 2020年9月の外食市場規模(※3)は 2220億円 (前月比増減 +119億円、 前年比増減 -949億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、 お店で食事した場合を対象。 消費地の範囲として、 各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、

圏域外で行った外食は含んでいない。 また、 夕方以降、 1日2回までの外食を含む

※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数

※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2019年4月から2020年3月までH29年人口推計、

2020年4月からH30年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出

(参考)基準人口(前年度比)は、 3圏域・計:-0.8%、 首都圏:-0.5%、 関西圏:-1.4%、 東海圏:-1.0%

【圏域別】

● 外食実施率は、 首都圏:59.1%(前年比増減 -15.7pt)、 関西圏:61.4%(同 -16.3pt)、 東海圏:64.0%(同 -13.4pt)

● 外食頻度は、 首都圏:3.78回/月(前年比増減 -0.60回)、 関西圏:3.60回/月(同 -0.30回)、 東海圏:3.16回/月(同 -0.61回)

● 外食単価は、 首都圏:2,559円(前年比増減 +105円)、 関西圏:2,514円(同 -39円)、 東海圏:2,082円(同 -136円)

● 外食市場規模は、 首都圏:1339億円(前年比増減 -551億円)、 関西圏:619億円(同 -254億円)、 東海圏:262億円(同 -144億円)

【業態別】(3圏域計)

● 業態別の市場規模は、 「居酒屋」(前年比増減 -296億円)、 「和食料理店」(同 -90億円)、 「焼肉、 ステーキ、 ハンバーグ等の専業店」(同

-73億円)等主要16業態全てで前年を下回った。

● 「居酒屋」(延べ回数 -860万回、 単価 +19円)、 「和食料理店」(延べ回数 -332万回、 単価 +368円)、 「焼肉、 ステーキ、

ハンバーグ等の専業店」(延べ回数 -235万回、 単価 +106円)等は単価が増加したものの、 延べ回数が減少した。

【調査概要】

調査方法:インターネットによる調査 /調査時期:2020年10月1日(木)~2020年10月9日(金)/調査対象:首都圏、 関西圏、

東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、 おおむね首都圏:90分圏、 関西圏:80分圏、

東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)/有効回答数:9,994件

詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください

https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2020/10/RecruitLifestyle_ggs_20201029.pdf

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