場から孔子廟エリアまで、台湾南部4つの地域経済をデザイン振興

財団法人台湾デザイン研究院(Taiwan Design Research

Institute、略称TDRI)が経済部(日本の経産省に相当)産業発展署との協働で実施した「商圏美学デザイン付加価値プロジェクト」が、台南孔子廟エリア、台南国華友愛エリア、彰化駅前の小西エリア、高雄の哈瑪星(ハマセン)エリアという台湾南部の4つの商圏で実施され、11月に開催された「台湾デザインエキスポ」でその成果が発表されました。成果発表の場には日本からのゲストも招かれ、日台交流も行われました。

四つのエリアの成果

今回「商圏美学デザイン付加価値プロジェクト」が実施されたのは、台湾南部の4つの商圏です。

プロジェクトの実施に当たっては日本からも山田遊氏(method)、田中元子氏・大西正紀氏(グランドレベル/mosaki)らアドバイザーを現地に招き、アドバイスをいただきました。

【1】台南「孔子廟エリア」

台湾最古の学校として知られる「台南孔子廟」の周辺エリアは、台湾で最も歴史ある商圏の一つです。近隣には台南市美術館などがあり、アートと文藝の発信地でもあります。デザインチームは今回、この商圏に統一感をもたらすBI(ブランド・アイデンティティ)を導入しました。

【2】台南「国華街・友愛エリア」

2017年に雑誌『BRUTUS』の台湾特集を飾った台南の国華街は、屋台や小吃店が立ち並ぶ昔ながらの台湾の風景が日本人を惹きつけますが、現地台湾では「古くて恥ずかしい」「もっと現代的な風景があるのになぜここを取り上げたのか」と議論が沸き起こったホットなスポット。

今回はそんな国華街の象徴ともいえる永楽市場の看板デザインをモダンにリニューアル。また、若者や旅行客にも人気の西市場エリアにある「西門浅草」や100年の歴史ある御神木を守る「護境松王廟」のファザードも合わせてリデザインされました。

【3】彰化駅前「小西エリア」

彰化駅前の小西エリアでは、彰化の古い地名である「半線」に発想を得た線モチーフを取り入れて公共スペースをデザイン。同時にエリア内の老舗含む7つの店舗の空間デザインのリニューアルも実施しました。

【4】高雄「哈瑪星(ハマセン)エリア」

日本統治時代に「浜線線路」と呼ばれ栄えていた高雄の西子湾周辺エリアは現在、ライトレール「哈瑪星(ハマセン)駅」の開業とともにアートやカルチャーの発信地として「哈瑪星(ハマセン)エリア」として賑わいを見せるようになりました。このエリアも参加型ワークショップなどを経て、新たなBIがデザインされました。

【5】日台交流

これら台湾南部4つの地域経済のデザイン振興の成果は、11月に台南で開催された「台湾デザインエキスポ」にて、「商圈脈動

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」という展示イベントで発表されました。この成果発表の場には日本から「下町人情キラキラ橘商店街」、すみだ向島EXPO「チーム京島」といったゲストが招かれ、日台交流も実現しました。

【 商圏美学デザイン付加価値プロジェクト 】

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https://www.youtube.com/watch?v=aIo1SPpCwZI参考リンク「融合美學設計與地方文化,重新打造商圈新風貌」(中文)

https://www.tdri.org.tw/49633/

デザイン研究院オフィシャルInstagramでも情報発信中

https://www.instagram.com/tdri_tw/指導|経済部主催|産業発展署実行|台湾デザイン研究院【 台南「孔子廟エリア」】

デザイン統括|木長木設計團隊商圏管轄|臺南市孔廟商圈產業促進會地域管轄|臺南市政府經濟發展局【台南「国華街・友愛エリア」】デザイン統括|映品形象設計有限公司

合作單位|曉房子聯合建築師事務所商圏管轄| 國華友愛新商圈、國華友愛街區發展協會、臺南市西門淺草公有零售市場自治會地域管轄|臺南市政府經濟發展局、臺南市市場處

【彰化駅前「小西エリア」】デザイン統括|嶼人設計工作室合作單位|翔漾有限公司、Studio Yu地域管轄|彰化縣小西文化協會

共催|彰化縣政府經濟暨綠能發展處、彰化縣彰化市公所【高雄「哈瑪星(ハマセン)エリア」】デザイン統括|選選研商圏管轄|哈瑪星風華再現促進協會

地域管轄|高雄市政府經發局 当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000015359.html

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