ヘルスケア・ベンチャーのイントロン・スペースが総額約1億円の資金調達を実施

男性用尿もれケア「TIMESHIFT」を製造・販売するイントロン・スペース株式会社(本社:東京都荒川区 代表取締役:今井茂雄

以下「当社」)は、2024年4月にTNPグループなどを引受先とする第三者割当増資を実施、総額約1億円の資金調達を完了しました。今回の調達により、累計調達額は約2億2千万円となりました。当社は、尿失禁を患っていても、これまでと変わらずアクティブな活動を続けられるよう人々をサポートします。

■イントロン・スペースが目指すもの

当社は男性用尿もれケア製品に取り組んでいます。尿失禁は日本では50歳以上の男性の3人に一人、30代男性でも6人に一人が経験する症状です。「たかが尿失禁」と思われるかもしれませんが、本人や家族にとってはとても深刻な問題であり、大人が社会的に引き篭もる大きな原因にもなっています。また、本人や家族の問題に留まらず、地域社会の負担増や医療・介護保険の支出増など、さらに地球環境にも大きな影響をもたらす課題です。他方、世界の高齢化に伴い、確実にグローバルに市場の成長が見込まれる領域です。

社長の今井茂雄は、長年、大手トイレメーカーの研究・新事業開発部門で最先端トイレの研究開発に従事、その活動の中で上記の問題を痛感、また、家族の介護の現実にも直面し、2019年に社会課題解決型のスタートアップとして当社を立ち上げました。

■資金調達の背景と目的

当社は2019年10月の設立以来、排尿ケアに革新を起こすべく研究を進め、超軟伸性素材をBio-Mimic(生体模倣)の発想で機能設計し、違和感どころか装着している感すらない排尿ケア製品の開発に成功。昨年には金沢大学附属病院にて前立腺全摘の術後の患者様のご協力いただいて臨床実験を実施。さらに首都圏を中心にモニターユーザーによる装着実験も実施し、現在、製品TIMESHIFT

100のテスト販売を実施しております。

今回の資金調達を基に、人員増強による正式販売に向けた体制づくりとともに、さらなる開発の加速化を進めます。

■コンタクトブラッダー「TIMESHIFT」とは

「TIMESHIFT」は、漏れた尿を一旦製品本体に貯め、普通のトイレで、通常通り用を足すように捨てることができる革新的な男性用尿失禁(尿もれ)ケア製品です。製品カテゴリーの「コンタクトブラッダー」とは、コンタクトレンズのように身体に付けて使う膀胱(ブラッダー)という意味です。意図せず流れる尿を外に漏らさず第二の膀胱であるコンタクトブラッダー「TIMESHIFT」で受けることで、そもそも、『尿もれ』という概念そのものをなくす製品です。

本製品は、オムツやパッドのように尿を吸収させるタイプではなく、尿を袋に閉じ込めるので臭いがなく、また尿が皮膚に触れないので不快感がなく衛生的です。最大の特徴は装着感。人体表面のどこよりも圧倒的に柔らかく、皮膚のどこよりも圧倒的に伸びやすい素材を使っているため、まるで身体の一部のように存在感すらなく、以前と同じアクティブな生活を続けられます。

使い方はシンプルです。朝装着し、日中は尿トラブルを抱える以前と同様のアクティブな生活を続け、夜シャワーやお風呂場で外すというスタイルです。

TIMESHIFTウェブサイト

https://timeshift-is.com/

■代表取締役のコメント

私たちは、ソフトマテリアル技術、生体模倣技術、人間工学などを結集し、人々の生活に革新をもたらす製品を創り出しています。この製品は単なる商品ではなく、黒子のように寄り添い身体の一部になり、自然に生活に溶け込みながら人としての尊厳を守り、顧客の人生を大きく変え得る商品です。今回の増資した資金により、人々の生活を向上させる使命に共鳴し、チャレンジ精神あふれる仲間を集めて、世界中にこの革新を広めてまいります。

■ 問合せ先

イントロン・スペース株式会社(代表取締役:今井 茂雄)

所在地 :〒116-0003 東京都荒川区南千住8丁目5-7 白鬚西R&Dセンター

電話:03-6281-8763

メールアドレス:[email protected]

事業内容:超軟伸性素材を用いたパーソナルケア/ヘルスケア製品の研究開発、企画・設計、販売および関連するサービスの提供 ※ 当社は東京工業大学発ベンチャーです。

https://intronspace.com/

※石川県産業創出支援機構が主催する「スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ2023(2023年11月1日開催)」にて、最優秀起業家賞を受賞しました。

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