堀口珈琲、焙煎工場の燃料をカーボンニュートラル化 燃料燃焼・電気使用による二酸化炭素の排出を実質ゼロに
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株式会社堀口珈琲 プレスリリース:2024年07月29日 報道関係者各位 堀口珈琲、焙煎工場の燃料をカーボンニュートラル化
燃料燃焼・電気使用による二酸化炭素の排出を実質ゼロに
株式会社堀口珈琲(本社:東京都世田谷区、社長:若林恭史)は、自社の焙煎工場「横浜ロースタリー」でコーヒー豆の焙煎に使用する燃料(LPガス)を2024年7月にカーボンニュートラル(CN)化しました。横浜ロースタリーで使用する電力はすでにすべて再生可能エネルギー由来(グリーン電力)となっているため、今般のLPガスのCN化により、横浜ロースタリーでの燃料燃焼と電気使用によって排出される二酸化炭素(CO2)の実質ゼロ化が実現できました。
クレジットを利用したカーボンニュートラル化
カーボンニュートラル(CN)化とは、CO2をはじめとする温室効果ガス(GHG)の排出を全体としてゼロにすること、すなわちGHGの「排出量」から植林・森林管理などによる「吸収量」を差し引いて合計を実質的にゼロにすることを意味します。また、LPガスのCN化とは、燃料自体がCO2を発生しないものになることではなく、通常のLPガスを使いながら別途調達したカーボンクレジット(注1)を組み合わせて、LPガスのライフサイクル(注2)全体のCO2排出量をゼロにすることです。
当社ではコーヒー豆焙煎用の燃料として現時点ではプロパンなどの炭化水素系のガスに依存せざるをえないと考えています。入手や取扱いが簡単で、望ましい風味のコーヒーをつくるのに適しているためです。そこで、LPガスを使いつつもGHGの排出をできるだけ削減するため、すでに実施しているさまざまな取り組み(後述)に加えて、LPガス使用量に応じてカーボンクレジットを調達(注3)することとしました。現在の焙煎量を前提とすると、今般のLPガスCN化により年間50トン程度のCO2排出を削減することが可能となります。
注1:カーボンクレジット …
GHG排出権の一種で、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を権利化して取引できるようにしたもの。
注2:LPガスのライフサイクル … LPガスの生産・消費の全段階。具体的には、採掘・生成から輸出入・輸送、貯蔵・充填、配送、消費(燃焼)まで。
注3:カーボンクレジットを調達 …
当社で購入しているカーボンクレジットはNGOなどの民間セクターが組織する独立第三者機関によって認証された「ボランタリークレジット」です。
焙煎の様子
横浜ロースタリーの内観環境負荷低減を目的としたその他の取り組み
LPガスのCN化は横浜ロースタリーで段階的に進められている環境負荷の低減を目的とした取り組みの一環です。LPガスCN化以外の主な取り組みは次のとおりです。
[2019年の横浜ロースタリー設立当初から]・燃料(輸送用)の節約 …
生豆が保管されている倉庫の近傍にロースタリーを設置し、生豆の輸送距離を極めて短くすることで、輸送に伴うGHG発生を抑制しています。・電力(照明用)の節約 …
建物内のすべての据付型照明器具はLED方式となっています。また、通路など人が常在しない場所の照明は人感センサーで制御し、人がいるときだけ点灯するようにしています。
・電力(空調用)の節約 … 24時間温度管理を行う区画では省エネのため全熱交換器を通して吸排気を行っています。
[2021年から]・グリーン電力の使用 …
グリーン電力(再生可能エネルギー由来の割合が100%の電気)でロースタリーの全電力をまかなっています。この電力の使用によるGHG排出はありません。
[2023年から]・水源の保全 … 横浜市が水源林を有する山梨県道志村で民有林の整備に協力するため「横浜市水のふるさと道志の森基金」に寄付を行っています。
今後の取り組み
LPガスのCN化により横浜ロースタリーにおけるGHG排出はいわゆる「スコープ1」・「スコープ2」部分について実質ゼロにすることができましたが、今後も水使用量や廃棄物の削減、さらにはサプライチェーンの他の部分(いわゆる「スコープ3」部分)におけるGHG排出削減などを通じて、環境負荷のさらなる低減に取り組んでまいります。
ご参考■ SDGsに関する認証
当社はSDGsの達成に向けて高いレベルで取り組みを進める企業として横浜市より評価され、コーヒーを主業とする中小企業として初めて「Y-SDGs
認証」の上位認証Superior(スーペリア)を2023年11月に取得しています。詳しくは以下(プレスリリース:2023年12月5日配信)をご覧ください。
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=68009&release_id=12&owner=1
■ サステナビリティへの当社の取り組みサステナビリティへの当社の取り組み全般については、 当社ウェブサイトをご参照ください。
https://www.kohikobo.co.jp/sdgs/■
横浜ロースタリーについて2019年に新設し、今年で開業5周年を迎えました。食品衛生のために施設内の製造区画のゾーニングを行い、コー
ヒー豆を焙煎・包装する区画の清潔度を向上。資材を搬送・加工・検査するための機械・装置を新たに導入し、作
業者の負担を軽減させています。設備の増強に限らず、焙煎方法も見直し、風味に影響を与える異物や規格外豆を
取り除くため徹底した選別を施しています。さらに、開業からの5年間でスタッフ育成の強化なども推進。このよう
な取り組みが、定番ブレンド「CLASSICシリーズ」のリニューアルや、今年3月に新発売した「ドリップバッグ」の 誕生に繋がっています。
横浜ロースタリーでは、一連の製造工程がすべて見渡せるよう、施設内にはガラス張りの壁面を多用し、一般向けの「見学会」を開催したり、お客様や取引先様の視察を受け入れたりしています。
堀口珈琲について「THE NEW COFFEE
CLASSIC」をブランドコンセプトに、コーヒーの価値を高め、みなさまの豊かな暮らしに貢献することを目指しています。コーヒー豆の焙煎(ロースト)
と販売を中核業務として、コーヒー生豆の供給や喫茶店の運営も行なっています。スペシャルティコーヒー専門店として、最高品質(ハイエンド)の生豆だけを使用。長期的な信頼関係を有する生産者からその多くを調達しています。昨今の風潮とは一線を画しシングルオリジン
(ストレート)や浅煎りに偏重することなく、ブレンドや深煎りも重視。
多彩なシングルオリジンとともに、定番ブレンド9種、期間限定の特別ブレンドをラインナップしています。サンドイッチやケーキなどのフード類も内製し、コーヒーとフードがさらにおいしくなるペアリングを追求したメニューを提供。コーヒーの多様な楽しみ方を提案しています。
会社概要
創業 :1990(平成2)年5 月
設立: 1996(平成8)年7 月19 日
資本金: 1,000 万円
本社所在地: 〒156-0055 東京都世田谷区船橋1-12-15
代表者名: 代表取締役社長 若林恭史
従業員数: 69人(2024 年7月末現在)
主要事業: コーヒー生豆の供給・焙煎加工、 コーヒー焙煎豆の販売、喫茶店の運営
ブランドサイト:https://www.kohikobo.co.jp/
オンラインストア:
店舗情報:
https://www.kohikobo.co.jp/shop/
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