記録的な暑さいつまで?8割以上の飼い主が熱中症対策をおこなうも、4割近くの犬猫が熱中症経験あり。

~ペット医療DXをおこなうTYL、犬猫の熱中症に関する調査を実施。獣医師によるアドバイスも!~

ペットの家族化推進をミッションとし、ペット医療DXをおこなう急成長ベンチャー企業の株式会社TYL(本社:東京都港区 代表取締役社長:金児

将平、以下TYL)は、20~60代の犬猫の飼い主521名に対し、「犬猫の熱中症に関する実態調査」をおこないました。 ■調査背景

酷暑といわれた昨年をも超える暑さが全国的に続いています。暦の上ではもう秋ですが、日中はまだまだ暑い日が続いている地域も多くあります。TYLでは、ペットが健康に暮らせる環境をつくり、ペットと飼い主ともに「幸せな生活」を送れるように「ペットの医療DX」を進めており、首都圏にて4店舗の動物病院の運営および往診サービスを提供しております。ペットが健康に暮らせるよう、熱中症で苦しむペットを少しでも減らしたいという想いからこの度犬猫の熱中症に関する実態調査をおこないました。

■調査結果

サマリー

・4割近くの犬猫が、これまでに熱中症になっていることが判明。犬は6割以上、猫は2割以上、犬猫両方の熱中症を経験した飼い主も1割以上!

・犬猫が熱中症になった場合、約9割の飼い主が動物病院を受診。熱中症に気づいた症状第1位は「ぐったりしている」、次いで「食欲がない、水を飲まない」。

・今年の夏、熱中症対策をしていた飼い主は8割以上。熱中症対策1位は「水分をこまめに与える」、僅差で「部屋の温度管理に注意する」が最も多い結果に。

・ペットの熱中症の症状について、正しい知識を持っていると思う飼い主は4割以下。正しい知識を持っていない、またはわからないとの回答が全体のうち6割超え!

トピックス1

◇4割近くの犬猫が、これまでに熱中症になっていることが判明。犬は6割以上、猫は2割以上、犬猫両方の熱中症を経験した飼い主も1割以上!

20代から60代の犬猫の飼い主521名に対し「これまでに飼っている犬または猫が熱中症になったことはありますか?」と質問したところ、「はい」と答えた飼い主は39.0%、「いいえ」が61.0%という結果になりました。

熱中症になった犬猫の飼い主203名に対し、「熱中症になったペットの種類を教えてください」と質問したところ、犬が63.5%、猫が24.6%、両方が11.8%という結果に。散歩などで日常的に外へ出る機会の多い犬の方が、猫と比較して熱中症になるリスクが高いことが調査結果からもわかります。

トピックス2

◇犬猫が熱中症になった場合、約9割の飼い主が動物病院を受診。熱中症に気づいた症状第1位は「ぐったりしている」、次いで「食欲がない、水を飲まない」。

熱中症になった犬猫の飼い主203名に対し「熱中症になったときに動物病院を受診しましたか?」と質問したところ、「はい」と答えた飼い主は90.6%、「いいえ」が9.4%でした。

また、熱中症になった犬猫の飼い主203名に対し「具体的にどのような症状で熱中症に気が付きましたか?」との質問に対しては、1位「ぐったりしている」(53.7%)、2位「食欲がない、水を飲まない」(43.8%)、3位「目や口の中が充血している」(36.9%)、4位「呼吸が荒い(パンティング)」(29.6%)、5位「足元のふらつき」(14.3%)という結果に。その他では、「ペットが倒れた」、「血便」などの回答も見られました。

トピックス3

◇今年の夏、熱中症対策をしていた飼い主は8割以上。熱中症対策1位は「水分をこまめに与える」、僅差で「部屋の温度管理に注意する」が最も多い結果に。

20代から60代の犬猫の飼い主521名に対し「飼っている犬または猫に、熱中症対策はしていますか?」と質問したところ、「はい」と答えた飼い主は82.5%、「いいえ」が17.5%でした。さらに、「はい」と答えた430名の飼い主に対して「飼っている犬または猫に、具体的にどのような熱中症対策をしていますか?」と質問したところ、1位「水分をこまめに与える」(75.1%)、2位「部屋の温度を管理に注意する」(73.5%)、3位「涼しい時間に散歩に出かける」(47.2%)、4位「外出を控える」(31.2%)、5位「冷却効果のある服を着せる」(15.6%)、6位「専門家に相談する」(4.4%)という結果に。その他では「ペットの頭や首を冷やす」、「冷感マットやプレートを設置」などの回答がありました。

トピックス4

◇犬猫の熱中症について、正しい知識を持っていると回答した飼い主は4割以下。正しい知識を持っていない、またはわからないとの回答が全体のうち6割以上!

20代から60代の犬猫の飼い主521名に対し「犬または猫の熱中症について、正しい知識を持っていますか?」と質問したところ、「はい」と答えた飼い主は39.8%、「いいえ」が31.5%、「わからない」が29.8%という結果になりました。トピックス3では、熱中症対策をおこなっている飼い主が8割を超えていたにも関わらず、自身の対策が正しいものか不安を感じている飼い主が6割以上という実態が見えます。

■犬猫の熱中症について知っておきたいこと

~TYL 取締役 兼 アニホック動物病院グループ 総獣医師長 藤野洋よりコメント~

― 犬猫の熱中症の症状について、「こんな症状が出たらすぐに病院に連れて来てほしい」というような特に注意して観察すべき症状はありますか?

犬猫の熱中症で飼い主が気づきやすい症状は、激しいパンティング(荒い呼吸)です。口を開けて舌を出し、ハァハァと小刻みに呼吸する姿が見られます。また、ぐったりして反応が鈍くなる、歩行がふらつくといった症状もあります。これらが気温の高い場所で見られた場合は緊急事態です。体を冷やしながら、すぐに動物病院へ連れていくことが重要です。熱中症は命に関わるため、早めの対応をお願いします。

― 犬猫が熱中症になってしまった場合、動物病院では一般的にどのような処置をおこなうのでしょうか?

動物病院では、まず犬や猫の熱中症の重症度を評価します。体温、心拍数、呼吸数、脱水の程度、意識レベルなどを確認し、体温が39.3℃以上の場合は直ちに冷却処置を開始します。冷却には、流水で体を冷やす方法や、静脈点滴で体温を下げながら水分と電解質を補給する方法があり、まず脱水症状を改善することが最優先です。

― 今夏のように朝や夕方も暑い日が長期間続き、散歩や外出が不足してしまう場合に犬や猫の健康に影響はありませんか?

今年のように朝晩も暑い日が続くと、犬の散歩不足による運動不足が心配です。特に、運動が制限されることで肥満のリスクが高まるほか、外出が少ないと精神的な刺激が不足し、ストレスや問題行動が起こりやすくなります。しかし、猛暑の中で無理に散歩をすることは熱中症など命に関わるリスクがあり、注意が必要です。暑い季節には、室内でできる遊びやトレーニングを取り入れ、食事の量や内容を工夫して運動量を補うことが大切です。無理なく健康的に過ごすために、飼い主が環境に応じた対応を心がけることが重要です。

■調査概要

・調査テーマ:犬猫の熱中症に関する意識調査

・調査方法 :インターネットリサーチ

・調査対象者:犬猫の飼い主521名

・調査実施日:2024年9月6日~9月13日

・調査主体 :株式会社TYL

■TYL について

TYL

は「ペットの家族化推進」をミッションとして掲げている急成長ベンチャーで、動物病院支援とペットの飼い主支援という両輪で全13のサービスを展開しており、ペットが健康に暮らせる環境を作り、ペットと飼い主ともに幸せな生活を送れるようにペットの医療DXを進めております。動物病院支援では、動物病院従事者向けの人材紹介事業や求人媒体等を運営、病院経営に関わる課題および事業承継のコンサルティング等をおこなっています。飼い主支援では、ペットのヘルスケアに係る往診事業や病院の運営等を提供しております。

コーポレートサイトURL:

https://pet-tyl.co.jp/

■会社概要

名称:株式会社 TYL

代表取締役社長:金児 将平

設立:2017年8月1日

資本金:225,124,800 円 ※資本準備金含む

所在地:東京都港区芝 2-13-4 住友不動産芝ビル 4号館4階