いずれ地元に戻りたい」と考える20代男女は1割程度。3,800人超の成婚者に聞く、地元以外で婚活した理由。
「地元に戻りたい」と思う女性は、親から育児の協力を得られることをメリットに感じている。共働き夫婦が増加する中で女性の働きやすさが地元へ戻るポイントに。
会員数・成婚数ともに国内最多*の株式会社IBJ(代表取締役社長:石坂
茂、本社:東京都新宿区、東証プライム:6071)は、「地元での婚活」についてIBJ結婚相談所ネットワークにて成婚退会された男女3,815人にアンケート調査を行いました。
「人口戦略会議」では、20~39歳の若年女性人口が2020年~2050年までの30年間で半減する市区町村を「消滅可能性自治体」と定義し、744自治体が「消滅する可能性がある」との報告書を発表しました。
地方の人口減少が深刻化する中、子育て支援だけでなく、就職支援や、出会い・結婚支援を行うことで、地域で定住するという流れをつくることができると考えます。
そこで今回、IBJで成婚退会をされた男女3,815人に「地元での婚活」をテーマに意識調査を行い、どのような理由で地元を離れてしまうのか深堀しました。
■調査サマリー
1. 地元で婚活をしていた割合は男性51.7%、女性56.2%という結果に。一方で、地元以外で婚活をした20~24歳の女性は60.0%と半数を超える。
2. 地元での婚活を選んだ理由として、男性は「地元で就職をしたから(28.8%)」女性は「家族や友人の近くにいたかったから(30.7%)」が最多。
3. 地元以外で婚活をした理由として、男女共に半数以上が「進学や就職で既に地元を離れていたから」と回答。
4. 「いずれ地元に戻りたい」と考える方の割合は、男女共に2割程度に留まる。
さらに、20代男女に限定すると1割とさらに減少。
■調査結果
* 若者世代は“地元以外で婚活をしていた割合”が5割を超える。
「地元で婚活をしていた割合」を調査すると、地元で婚活をしていた方は男女共に5割を超える結果に。一方で、年代別に比較すると女性は、20~24歳で60.0%と
「地元以外で婚活をしていた割合」
の方が高くなりました。また、20代男性も52.8%と半数を超え、若者世代に限定すると、“地元以外で婚活をしていた方”が多い結果に。
* 女性は「住み慣れた土地」「家族や友人」を理由に地元で婚活する傾向が。
地元での婚活を選んだ理由について、男性は「地元で就職したから(28.8%)」女性は「家族や友人の近くにいたかったから(30.7%)」が最多となり、男女で異なる結果となりました。女性は「住み慣れた土地で生活したかったから(29.8%)」という項目が次いで高い割合になっていることからも、婚活をするうえで、男性より周辺環境を重視していると言えるのではないでしょうか。
* 進学や就職を機に一度地元を離れると、戻る可能性が低くなる
一方で、地元以外で婚活していた理由を伺うと、男女共に「進学や就職で既に地元を離れていたから」という回答が半数以上を占める結果に。また「いい出会いがありそうだったから」と回答した男性が1割、女性が2割となり、出会いを理由に地元以外で婚活をしているケースも見受けられました。
* 20代男性の9割以上は地元に戻りたくないと回答
現在、地元以外で生活をしている方に「いずれ地元に戻りたいと思うか」伺ったところ、8割弱の方が「戻りたくない」と回答。さらに、年代別に比較すると、20代の男性は90.4%、女性は89.3%と約9割が「戻りたくない」と回答。
進学や就職で一度地元を離れてしまうと、また地元に戻ろうと考える方は少なく、困難に近いと考えます。地元を離れてしまう前に、地域に人口を定着させる施策が必要になりそうです。
地元に「戻りたい」「戻りたくない」理由をそれぞれうかがいました。「戻りたい」と思う女性は、共働きを考慮して、親の協力を得られることを地元に戻るメリットとして感じているようです。
▽「戻りたい」と回答した方
・自分の故郷が落ち着くから(30代前半/男性)
・親の介護、相続の問題があるから(30代前半/男性)
・長男である為(30代後半/男性)
・東京は生活費がかかり過ぎるため(40代前半/男性)
・地元が、地域の人との繋がりを感じられ落ち着くから(40代前半/男性)
・家の相続と事業継承を考える立場のため(40代後半/男性)
・子育てなどを考えると実家の近くがいいのかなと思うから(20代後半/女性)
・子供の送迎など、実家を頼らないと共働きではきついため(20代後半/女性)
・親が心配だから(30代前半/女性)
・育児では親の協力が必要だと思ったから(30代前半/女性)
・子育てを考えると親に協力して貰えるからです(30代後半/女性)
・地元が好きだから(40代前半/女性)
・親の面倒をみたい(40代前半/女性)
▽「戻りたくない」と回答した方
・現在の給与水準を維持できて、自身の能力も活かせる企業はないと考えるため(20代後半/男性)
・自身と妻の仕事の実施に適した場所が、地元にないため(20代後半/男性)
・地元には仕事がないため(20代後半/男性)
・田舎で不便なため(30代前半/男性)
・都心で働いており、交通アクセスや仕事の内容に鑑みて、都心のほうが色々と有利だから(30代前半/男性)
・地元に戻る必要性を感じないから(30代後半/男性)
・仕事と生活をまた1から作り直すのは大変なため(30代後半/男性)
・地方は今後人口減少により公共サービスの質の低下が懸念されるから(40代前半/男性)
・田舎なので老後のサービスが充実してない可能性が高いため(40代前半/男性)
・地元で現在の収入を維持するのは難しいから(40代後半/男性)
・やりたい仕事が無い&何かと不便(20代後半/女性)
・田舎出身だが、都会の方が便利で働き口も娯楽施設もたくさんあるから(20代後半/女性)
・地元に帰りたい気持ちもあるが、職場や生活を考えると都市圏のほうが生活しやすいため(20代後半/女性)
・元々は地元に住み続けたかったが、結婚して幸せなので、無理に地元に戻って今の生活を変える必要はないと思うから(20代後半/女性)
・地元は田舎なので自分の求める生活ができないと感じるから(30代前半/女性)
・転職や将来の子供の進学などで東京都(23区内)で生活したかったため(30代前半/女性)
・田舎は高齢化が著しいことや職業を選びにくいことから生活に支障をきたすと考えるため(30代後半/女性)
・今の居住地で良好な人付き合いをし、仕事のキャリアを順調に積めているため(40代後半/女性)
・結婚できたのでその土地で暮らしていたいと思います(40代前半/女性)
【データについて】
調査方法:アンケート調査
調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークにて成婚退会された男女3,815人
調査期間:2024年2月8日~2月20日
※小数点第二位を四捨五入していますので、合計が100%にならない場合がございます。
【データの引用・転載に関するお願い】
本データの著作権は当社が保有します。調査データの引用・転載時には、必ずクレジット「婚活事業を複合展開する株式会社IBJ」を明示くださいますようお願いいたします。また、Webサイト(
http://www.ibjapan.jp/)へのリンクも貼っていただけますと幸いでございます。
【取材・転載に関するお問い合わせ先】
[email protected] (株式会社IBJ 広報)
※詳細データをご希望の場合もこちらからお問い合わせください。
■株式会社IBJ(
マッチングだけに留まらないトータルサポートで、日本で最も多くの成婚(=婚約)を創出しています。独自の結婚相談所プラットフォームで全国の結婚相談所と婚活者をつなぎ、人だけが提供できる親身なサポートで、お客様のライフスタイルや婚活フェーズに合わせたサービスを提供。日本の深刻な課題である「人口減少問題」に、結婚カップルを生み出すことで貢献したいと考えています。
本 社 :東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト 12階・17階
代表者 :代表取締役社長 石坂 茂
事業内容:結婚相談所ネットワーク事業、直営結婚相談所事業、イベント事業、アプリ事業、フランチャイズ事業、ライフデザイン事業
*日本マーケティングリサーチ機構調べ(成婚数:2023年実績、会員数:2023年12月末時点、2024年1月期_指定領域における市場調査)
※成婚数:IBJ内のみの成婚者数(IBJ以外の連盟、友達の紹介などは含まない)
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