「信じられないほど読みやすい」と全米で絶賛の声、続々!! インターネット、電気、水道…世界を動かす3つのシステムの謎を米国人気漫画家がひもといた『ライフライン』刊行!!

インターネット、電気、水道…世界を動かす3つのシステムの謎を米国人気漫画家がひもといた『ライフライン』刊行!! SDGsを知る&考えるためにも最適!

現代の社会を維持する複雑なシステムを、シンプル&エレガントに解き明かす知的興奮の1冊 株式会社河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締役

小野寺優)より、『ライフライン:ネット・電力・水 “見えないシステム"から知る世界のなりたち』が、2024年2月22日に発売しました。 『ライフライン』河出書房新社

『ライフライン』河出書房新社

じゃぐちをひねれば出てくる水、夕方になれば灯る電気、そこらじゅうを飛んでいるwi-fi……

そもそも、いつ、どうやって生まれたんだろう?

この本の著者、米国の漫画家ダン・ノットはある日ふと思い立ち、ネットで調べてみた。

「Q:インターネットの情報はどこからくるのだろう?」

「A:回線を通ってきます」

「A:URLに含まれるドメインからDNSサーバーへWebサーバーのIPアドレスを……」

『ライフライン』河出書房新社

『ライフライン』河出書房新社

……答えはかんたんすぎるか、専門すぎてちっともピンとこない。そこにさらに疑問が湧いた。

目に見えないライフラインのしくみを、私たちは何も知らない。わからずじまいのまま、思い出すのは地震、広域停電、サイバー攻撃など、なにかまずいことが起こったときだ。

目に見えないシステムは社会に不可欠な一方、不平等と環境破壊の原因にもなっている。国同士のかけひきや世界の裏側など、マンガなら見えないもの、わかりづらいしくみを表せるかもしれない。

そして4年の歳月をかけて本書が生まれた昨年、米国ではまたたく間に注目を浴びることになったのです。

人類学者デヴィッド・グレーバー、コンピュータ科学者ジョン・ゲイジ、詩人・エミリー・ディキンソンらの言葉を引きながら、ゆっくりと思索し、世界に覆われたレイヤーを丁寧に取り払っていく本書は、あるべき世界の形を思い描く際に欠かせない一冊になるはずです。

『ライフライン』河出書房新社

『ライフライン』河出書房新社

『ライフライン』河出書房新社

『ライフライン』河出書房新社

◎米国での受賞&ノミネート歴

・全米図書賞、2023年、青少年文学部門のロングリストにノミネート

・ニューヨーク公共図書館、2023年、ティーンエイジャー向けベストブックに選出

・全米科学教育協会、K-12最優秀STEM図書賞を受賞

・全米英語教育評議会、2023年、児童向けノンフィクション本のトップ6に選出

・北米の児童書出版社の非営利業界団体 チルドレンズ・ブック・カウンシル(CBC)、2023年、サスティナビリティと環境に関する推薦書に選定

◎米国でのレビュー

「信じられないほど読みやすい」ーー米ニュースサイト"ザ・ヴァージ"

「日常のシステムに組み込まれた偏見と不平等に対して、シンプルに疑問を投げかける書」ーー"パブリッシャーズ・ウィークリー"

「私たちのライフラインが、植民地主義、移民、経済的・階級的な不公平、構造的な人種差別といった過去と現在の遺産を伴っていることを、強く意識させる一冊

」ーー米書評誌"カーカス・レビュー"

■『ライフライン:ネット・電力・水 “見えないシステム"から知る世界のなりたち』目次

はじめに “見えないシステム”ってなんのこと?

第1章 ネットワークのシステム:インターネットってなに?

第2章 電力のシステム:電気はどこからくるんだろう?

第3章 水のシステム:水は地球をどんなふうにめぐっているんだろう?

おわりに どんな未来が想像できるだろう?

取材メモ

制作の舞台裏など

『ライフライン』河出書房新社

『ライフライン』河出書房新社

■著者紹介

ダン・ノット(Dan Nott)著

マサチューセッツ大学アマースト校で政治学とジャーナリズムとアートを専攻。

漫画研究センター(CCS)(バーモント州ホワイトリバー・ジャンクション)の卒業論文は、見えないシステムをテーマにして漫画を制作した。CCSの出版プロジェクト『This

is What Democracy

LooksLike(これが民主主義だ)』はダンを中心に制作され、全米で無料配布された。イラストレーターとしても活躍し、調査報道やジャーナリズムの機関のアート制作を担当。また、コミックの制作や歴史に関する講座の講師を務めている。現在はバーモント州在住。

dannott.com

https://www.instagram.com/dan_nott

桃井緑美子(ももい・るみこ)訳

翻訳家。訳書にフェイガン『歴史を変えた気候大変動』(河出書房新社)共訳、トウェンギ, キャンベル『自己愛過剰社会』

(河出書房新社)、テトロック『専門家の政治予測』(みすず書房)共訳、スノーデン『疫病の世界史 上・下』(明石書店)共訳、

ヴァンダービルト『ハマりたがる脳』(早川書房)、ボール『枝分かれ』(早川書房)、バルコム『魚たちの愛すべき知的生活』

(白揚社)、フランクリン『子犬に脳を盗まれた』(青土社)、 フェリス『スターゲイザー』(みすず書房)など。

『ライフライン』河出書房新社

『ライフライン』河出書房新社

■書誌情報

書名:ライフライン:ネット・電力・水 “見えないシステム“から知る世界のなりたち

著者:ダン・ノット訳者:桃井緑美子

仕様:B5変形/並製/272ページ

発売日:2024年2月22日

税込定価:3,135円(本体2,850円)

ISBN:978-4-309-23146-4

装丁:渋井史生

書誌URL:

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309231464/