インフォメーション・ディベロプメント、AIを活用した医療画像のマスキング化ソフトウェアを慶應義塾大学病院で運用開始

医療従事者の心理的ストレス軽減と作業効率化に貢献 株式会社IDホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 舩越 真樹

以下、当社)の中核子会社である株式会社インフォメーション・ディベロプメント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 竹原 智子

以下、ID)は、慶應義塾大学病院に向けAIを活用した医療画像の個人情報識別および個人情報のマスキング化ソフトウェアを開発し、2024年2月1日より実用開始に向けて試験的に導入されました。このAIシステムにより、病院内のシステム管理担当者が医療画像を確認する作業の心理的ストレスを軽減し、作業負担を低減することが可能になりました。

■課題・背景

医療機関では、患者のプライバシーを守るため、個人情報を含む医療画像を取り扱う際に厳格な情報管理が求められます。データを二次利用する際は、病院内のシステム管理担当者が個別に目視での確認を行うため、作業負荷が高く、更に医療画像の内容によっては心理的負担となっていました。

■課題解決に向けたIDの取り組み

こうした背景をうけ、IDはAI技術を活用して、個人情報を識別しマスキングするソフトウェアを開発しました。このソフトウェアは自動的に顔写真の目元やレントゲン写真に含まれる患者番号を識別し、必要に応じてマスキング処理を行います。画像処理に特化したAI技術を使用することで、顔写真の目元や患者番号のプライバシーを守ります。また、画像ファイルだけではなく、PDF、PowerPoint、Excel、Wordファイルにも対応しており、幅広い個人情報保護を提供しています。

■課題解決の成果

慶應義塾大学病院でのIDのソフトウェア運用開始後、以下の成果が実際の業務で確認されており、今後も継続的な改善と効果の検証を行う予定です。

1. AIによる個人情報の自動識別と画像のマスキング化の自動化により、患者のプライバシーがより確実に保護され、情報漏えいのリスクが大幅に低減しました。

2. 従来の手作業に比べて、AIによる自動処理は迅速かつ正確であり、病院担当者の作業時間が短縮され、業務効率が向上しました。

3. 医療画像を直接扱う機会が減少したことで、病院内のシステム管理担当者の心理的ストレスが軽減され、より健全な職場環境が整いました。

4. AIの高精度な識別能力により、人的ミスによる個人情報が適切に処理され、信頼性の高い情報管理が実現しました。

■今後の展開

IDは、このソフトウェアを他の医療機関にも展開し、医療従事者の心理的ストレスと作業負担軽減に貢献します。

今後も、AI技術を活用したシステムの開発・運用における豊富なノウハウを蓄積し、社会的課題の解決に寄与する高付加価値のAIサービスを通じて、Waku-Waku

する未来の創造に貢献してまいります。

■インフォメーション・ディベロプメントについて

IDは金融、公益、航空など幅広い業種のお客さまへ、創業以来約50年もの間ITシステム運用やシステム開発、ITインフラを中心とした幅広いITサービスを提供しています。

また、約25年にわたり蓄積してきたサイバーセキュリティのノウハウと、長年のIT運用や開発における経験を組み合わせ、お客さまの課題を解決してきました。IDは今後も引き続き、お客さまのDX推進とWaku-Wakuする未来創りに貢献します。

社 名 : 株式会社インフォメーション・ディベロプメント

本社所在地 : 〒102-0076 東京都千代田区五番町 12-1 番町会館

代表取締役社長 : 竹原 智子

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【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社インフォメーション・ディベロプメント

担当部署:グローバルイノベーションセンター 荒駒

電話番号:03-3262-8791

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