米の現物市場「みらい米市場」開設のご案内

米の需給マッチングの円滑化と生産者の販路拡大を支援します 公益財団法人流通経済研究所(本社:東京都千代田区、理事長:青山

繁弘、以下流通経済研究所)が主体となって進めてきた米の現物市場「みらい米市場(みらいこめいちば)」につきまして、9月29日(金)からユーザー募集を開始し、10月からベータ版として開設・スタートすることをご案内します。

みらい米市場

https://rice-market.jp/

事前ユーザー登録開始日:9月29日(金) ※ユーザーの事前登録をWEB上で受付開始します。

市場開設日(スタート日):10月16日(月) ※ユーザー登録された方が利用可能となります。

「みらい米市場」は、米の生産者、集荷事業者、卸売業者、実儒者等が参加者となって、オークション形式・注文方式(買い手からのオーダー形式)で米の売買ができるオンラインマーケットとして開設されます。運営は、米産業の事業者、金融業の事業者からの出資を受けた

みらい米市場株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:折笠 俊輔)が行います。

■ 背景

米の流通に関する現状として、需要減少による供給過多や、米の生産資材等の原価高騰と価格転嫁の難しさ、

取引価格のマクロ的な需給バランス連動が見えにくいこと、品質の評価が価格に反映されにくい流通構造になってしまっていることがあげられます。

このようななか、日本人のソウルフードである米の生産の持続可能性を考えたとき、未来の米の流通において、生産者が「自分で価格を決めて」販売できるマーケット、実需者が「ニーズに合ったコメを探して、価格交渉して調達できる」マーケットが必要であると我々は考えました。また、産地×品種銘柄だけではない基準(品質・付加価値)で米価が決まる市場、小ロットの高付加価値米(特栽、減農薬、有機など)も取引できる市場をつくることができれば、米価の安定と米の付加価値向上につながるのではないか、と考えました。

■付加価値マーケット創出の取組み

みらい米市場は、現在の取引基準(産地・品種銘柄)だけではなく、米の品質や付加価値を評価し、取引できるマーケットを創出し、米の持続可能性に貢献しつつ、経済的な価値を生み出してまいります。

<実施予定の取組み>

・ 環境対応(環境保全等に取り組みながら生産された米)

– ホクレン様の「みどりの北海道米チャレンジ」と連携

・ 健康訴求(栄養成分等も含め、健康に貢献できる米)

– 医食同源の米の普及に取り組む「医食同源米によって我が国の国難を解決するコンソーシアム

(発起人東洋ライス)」と連携

・ GAP(農業生産工程管理)に取り組む生産者の米

– 日本GAP協会様と連携

・ 有機(オーガニック)で生産された米

– みどりの食料システム戦略の動きと連動

■米の現物市場 実施概要

オンラインで、米のセリ取引(オークション)と、買い手からの注文取引が可能です。

<主な機能>

1.米(主に玄米)の売買機能 :米をオークションや交渉で売買できる機能

2.受発注の伝票レス(EDI機能) :取引の伝票を電子化してやりとりできる機能

3.与信・決済・評価システム提供 :決済機能(リリースは11月予定)と評価機能

4.相場等の分析情報提供 :市場取引の結果から、相場情報を提供する

<利用料金>

登録・閲覧:無料

買い手の手数料:無料

売り手の手数料:販売価格の0.5~1.0%(10t未満の取引…1% 10t以上の取引…0.5%)

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