ご紹介

株式会社カナエ(本社:大阪市中央区/代表取締役社長:樋高 成憲(※)、以下

カナエ)は、事業において生じる廃棄物について、従来のサーマルリサイクルから、より環境負荷低減が見込めるマテリアルリサイクルへ転換する取り組みを強化しています。

また、環境負荷の少ない製品の積極的な提案や、自社内での使用を推進しています。(※)「樋高」の「高」は「はしご高」が正式表記

カナエでは、医薬品・化粧品・食品・メディカル・トイレタリー等で使用する包装材料について、販売や受託加工を行っており、プラスチックを使用する取扱品が多いことから、環境負荷低減に貢献する製品の提案および、自社の生産活動の中における取り組みに力を入れています。その中から、自社における取り組みについてご紹介いたします。

■サーマルリサイクルからマテリアルリサイクルへ

カナエでは従来、工場から出た廃棄物について、ほとんどがサーマルリサイクルでした。しかし、地球環境にとってより良いリサイクルであるマテリアルリサイクルの割合を高める計画を推進し、カナエの工場廃棄物のマテリアルリサイクル率は、2023年度で11.6%を実現し、2025年度には20%とする目標を立てています。

※サーマルリサイクル…廃棄物を焼却した際に発生する熱を、主にエネルギーとして再利用すること。

※マテリアルリサイクル…使用済みのものを新しい製品の原材料として再利用すること。

例えば、カナエ独自の包装形態として「コスモパック(R)」という商品があります。アルミを材料とした立体的な成型ができるパッケージとして、紫外線や湿気を嫌う医薬品等で採用されているほか、意匠性の良さから化粧品にも使用され、ブランドイメージの向上に寄与できていると評価を頂いています。

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従来はコスモパック(R)の材料となるアルミとプラスチックについて、分離をさせることは難しく、ただ焼却することしかできませんでしたが、アルミ缶のマテリアルリサイクルの熱源として利用するとともに、協力会社様の協力を得てアルミ部分を再資源化する取組みをはじめました。

その他にも、医療機器の輸入の際に使われる梱包資材や、包装材料に使用されているプラスチック紙管、医薬品包装等に使用されるラベル台紙についてもマテリアルリサイクル化を進めています。また、2023年6月にリリースしたPTPシートのマテリアルリサイクル化についても、徐々に規模を拡大させています。

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■環境負荷低減商材

カナエでは、取り扱っている商材のうち、バイオマスのもの、リサイクルしやすいもの等を、環境負荷低減商材として資料にまとめ、お客様に提案を行ったり、社内での共有を行っています。

その一例として、2023年12月に愛媛第一工場において、物流棟の新築に際し、OBP(オーシャンバウンドプラスチック)パレット(※)の導入を致しました。

OBPパレットについては、カナエが環境負荷低減商材としてお客様に販売している商品のひとつでありますが、仕入部門と営業部門だけの情報共有に留まらず、生産部門とも連携し、自社の中でも使用を促進しています。

カナエはSDGsに取り組む企業として、引き続きこのような動きを推進してまいります。

(※)OBPパレット…適切な処理がされないまま海洋に流出する可能性があるプラスチックを、原料の一部として作られたパレット。

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000086003.html

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