綿おしぼりを使うと幸せホルモン(オキシトシン)が増加することが判明!

図:布おしぼり使用前後の各ホルモン変動の解析

これまでおしぼりは、サービス品や衛生向上のためのツールとして普及してきました。今回、全国おしぼり協同組合連合会は、大学機関等※との共同研究により新たなおしぼりの利用価値を見い出すことに成功しました。おしぼりで手を拭うと心地良い感情をもたらします。この心地良さの要因のひとつは、オキシトシンという内分泌ホルモンの影響であることが確認されました。

近年、オキシトシンはコミュニケーションを円滑にする効果や摂食抑制作用が報告されており、飲食前におしぼりを使用することで人間関係の構築や生活習慣病の改善にもつながる有益な価値があると考えられました。そこで我々は、おしぼり使用時に得られる快感情を科学的に評価するため、オキシトシンとコルチゾールの2種類の内分泌ホルモンに着目し、おしぼり使用前後の唾液中オキシトシンとコルチゾールを測定しました。

綿おしぼり使用前後のオキシトシンおよびコルチゾール濃度の変化率は、安静時10分の変化率ならびに綿おしぼり使用後10分の変化率を示します。オキシトシンは綿おしぼり使用後、安静時に比べ約2倍の変動上昇が認められました。(図左)一方、コルチゾールは有意な変動は認められませんでした。(図右)興味深いことに綿おしぼりのオキシトシン増加は男性において有意であり,性差があることも判明しました。綿おしぼり使用時には女性よりも男性の方が、オキシトシンが上がりやすい。これは女性が化粧くずれ等を気にするからと考えられます。今後、おしぼりの新たな利用価値としてコミュニケーションツールやダイエット効果が期待されます。

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000149335.html

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