ヤンセン、掌蹠膿疱症による心身の”痛みの分かち合い”を目的とした「ぶんつうプロジェクト」で、特別ラジオ番組『ナイツのぶんつうラジオ』を制作
ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:クリス・フウリガン、 本社:東京都千代田区、 以下「ヤンセン」)は本日、
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の疾患啓発プロジェクト「ぶんつうプロジェクト ~痛みを分かちあう~」を立ち上げました。 本プロジェクトは、
患者さんが抱える課題を顕在化するとともに、 心身の痛みを周囲に話しやすい環境づくりを行うことで、 患者さんの孤立や悩みの軽減させることが目的です。
掌蹠膿疱症は、 手のひらおよび足の裏に無菌性膿疱が多発し、 痒みとともに皮膚の炎症により痛みが生じる慢性で難治性の皮膚疾患です。
患者さんの約10~35%は骨関節炎を合併することも報告されており※1,2,3、 手足の関節や、 胸骨、 鎖骨、
首や腰など全身の骨や関節の至るところに炎症による痛みも伴います。 日本にはおよそ13万6千人の掌蹠膿疱症患者さんがいると推測されており、
男女比はおよそ1:2※4,5、 発症は30~50代に多い※5,6とされています。
手で荷物を持つ時や歩行時など「日常生活の何気ない動作が制限される」ことに加え、 水疱や紅斑、
膿疱などの「症状を人から見られているのではないか気になっている」患者さんも多く、 生活の質(QOL)への影響は大きいとされています※7,8。 また、
疾患認知度が11.2%※9と低いことから、 周囲の理解を得にくい状況も挙げられます。
このような背景を踏まえ、 一人でも多くの方に掌蹠膿疱症の理解を深めていただくきっかけとなるよう今回、 ラジオ番組の制作に至りました。 このラジオ番組は、
お笑い芸人ナイツをパーソナリティに迎え、 「ヤンセンファーマpresentsナイツのぶんつうラジオ」と題し、 11月20日(金)、 12月11日(金)、
12月25日(金)、 12月31日(木)の全4回にわたって、 ニッポン放送をキーステーション(ニッポン放送+全国11局ネット*)に放送します。
“分かち合い”をテーマにナイツのお二人が、 リスナーから募集したエピソードを紹介していくトークコーナーをメインに、 専門医による掌蹠膿疱症の解説や、
女優の西田尚美さんが声優を務める患者さんの日常生活のエピソードを綴ったラジオCM「ぶんつうのおと-掌蹠膿疱症と私-」を放送します。 さらに、
リスナーから寄せられたエピソードテーマを事前募集し、 パーソナリティのナイツがリスナーと共に、
前向きになれるぶんつう(=分かち合う痛み)を目指して語り合います。
*山形放送/新潟放送/北日本放送/北陸放送/東海ラジオ放送/和歌山放送/四国放送/西日本放送/長崎放送/熊本放送/大分放送
ヤンセンの代表取締役社長クリス・フウリガンは、 「私たちは、 製薬企業として革新的な薬剤の開発はもちろん、
掌蹠膿疱症をはじめとするさまざまな疾患に悩む患者さんの孤立や心身の悩みを軽減することにも注力しています。
このプロジェクトを通じて掌蹠膿疱症の認知向上と理解を深めるとともに、 患者さんが孤立せず、 前向きに正しい情報を受け取れる環境づくりを進めることで、
患者さんの生活の質(QOL)の向上に尽力していきます」と述べています。
* 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)について
掌蹠膿疱症は、 手のひらおよび足の裏に無菌性膿疱が多発し、 慢性に経過する難治性の皮膚疾患です。 手のひらは常に人から見えること、
足の裏は歩行時に痛みを伴うこともあることから、 患者さんの生活の質(QOL)への影響は大きいとされています※7,8。 また、
これらの病変は膿疱が再発を繰り返し、 紅斑や鱗屑(りんせつ)が長期に渡って持続することも、 QOLの低下に影響しています※10。
患者数は男性に比べて女性に多く認められています※4,5。
* 『ヤンセンファーマpresentsナイツのぶんつうラジオ』について
■番組名:『ヤンセンファーマpresentsナイツのぶんつうラジオ』
■日時:全4回放送
2020年 11月20日(金) 20:00-21:00
2020年 12月11日(金) 20:00-21:00
2020年 12月25日(金) 20:00-21:00
2020年 12月31日(木) 時間未定
■パーソナリティ: ナイツ
■ラジオCM声優: 西田尚美さん(患者さん役)
■ドクター出演:
福島県立医科大学医学部 皮膚科学講座 教授 山本 俊幸先生
東京医科大学皮膚科学分野 教授 大久保 ゆかり先生
■制作: 株式会社ニッポン放送
■共催: ヤンセンファーマ株式会社
■CM企画協力: PPPコミュニティ(掌蹠膿疱症患者会)
■関連サイト:
「ヤンセンファーマpresentsナイツのぶんつうラジオ」
「ぶんつうプロジェクト ~痛”みを“分”かちあう~」
https://www.kansennet.jp/ppp/buntsu/(※11月下旬公開予定)
* ヤンセンについて
ヤンセンが目指すのは、 病が過去のものになる未来をつくることです。 治療が困難な病を過去のものとするために、 科学の力で病に打ち克ち、
画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、 真心を持って癒し、 希望をお届けします。 私たちはがん、 免疫疾患、 精神・神経疾患、 ワクチン・感染症、
代謝・循環器疾患、 肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、 注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
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ヤンセンファーマ株式会社は、 ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。
■参考文献
※1 Sonozaki, H., et al.: Ann. Rheum. Dis., 40: 554, 1981
※2 橋本喜夫ほか.: 臨皮., 60:633, 2006
※3 加瀬貴美ほか.: 日皮会誌., 112:1375, 2012
※4 Kubota, K. et al.: BMJ. Open, 5: e006450. 2015
※5 藤城幹山ほか.: 日皮会誌., 125: 1175, 2015
※6 Akiyama, T., et al.: J. Dermatol., 22: 930, 1995
※7 大久保ゆかり. 掌蹠膿疱症はいかに患者のQOL を低下させるか? Visual Dermatol. 2012;11:1032-5.
※8 Trattner H, et al. Quality of life and comorbidities in palmoplantar
pustulosis – a cross-sectional study on 102 patients. J Eur Acad Dermatol
Venereol. 2017 Mar 2.
※9 掌蹠膿疱症患者 定性調査より 株式会社マクロミルケアネット、 株式会社マクロミル
※10 村上正基. 掌蹠膿疱症とニコチン性アセチルコリン受容体, kallikrein related peptidase (KLK)と鱗屑について.
Visual Dermatol. 2012;11:1059-63.
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