一般社団法人日本コンベンション協会、サステナビリティに関する会員企業の33事例を公開
一般社団法人日本コンベンション協会(Japan Convention Management
Association(以下、JCMA))は、2024年3月4日(月)、会員各社のサステナビリティに関する33の取り組み事例や商品事例を当協会ホームページにて公開しました。会員企業はもとより、MICE業界全体のサステナビリティへの取り組みを支援できるよう、引き続き各社の取り組みや商品事例を追加・更新してまいります。
【Webページ】
https://jp-cma.org/sustainabilityaction/
サステナビリティに対する世界的な関心の高まりを受け、MICE産業、特に国際機関が主催する国際会議誘致・開催においては、開催都市でのサステナビリティへの取り組みが重要視される傾向にあります。こうした状況の中で、JCMAでは本年、業界全体のサステナビリティ推進に寄与することを目的に、SDGs委員会を設置しました。会員のSDGs活動やサステナビリティに関する知識を深めることを支援しています。その一環として、当委員会は会員相互の情報共有によって一層のサステナブルな企業活動支援につながるよう、全会員のうち17社から集まった33の取り組み事例・商品事例を当協会ホームページ上に掲載しました。
今後もサステナビリティへの社会的ニーズは高まると考えられています。地域への経済効果やビジネス・イノベーションの機会の創造といった社会に貢献する力があるMICE産業が率先してサステナビリティに取り組むことで、引き続き社会の発展に努めてまいります。その取り組みを通じて、これからの社会を牽引する次世代の人材にも選ばれ続ける産業を目指します。
団体におけるサステナビリティ推進の取り組み
■各企業の取り組み状況実態調査
会員各社にSDGsに関するアンケート「各企業の取り組み状況実態調査」を実施し、40社近くから回答を得ました。各社がMICE開催時のペーパーレス化や食品ロス削減、電気使用量の削減、従業員への普及啓発活動といったことを目標として掲げている一方、従業員の知識習得や定量的な数値データの取得など、アンケートでは業界における今後の課題も浮き彫りになりました。また、業界団体に期待することとして、「会員間での相互性のある取り組みの実施」や「業界を代表する組織としての実行力」「業界の旗振り役として、MICE業界全体におけるサステナビリティ推進の機運醸成」などのコメントがありました。
■研修会の実施
2024年3月6日(水)SHAKOBA(東京都港区)にて、人材育成委員会主催の会員向け研修会を開催しました。当日はオンライン参加者を含め100名超が参加。テーマは「事業活動を通じたサステナビリティなMICEへの取組」として下記の講演を実施し、SDGsに関する会員アンケートの結果やウェブサイトでの事例公開についても説明しました。
・基調講演 サステナブルMICEの開催に向けた東京都の取組・施策について(公益財団法人 東京観光財団 戸田 加寿子様)・取組事例1.【脱炭素】
CO2ゼロMICE(株式会社 JTBコミュニケーションデザイン 吉田 梨紗様)・取組事例2.【フードロス】 Something Sustainable for
Banquets(株式会社 帝国ホテル 富所 和雅 様)・取組事例3.【再利用】 循環可能なディスプレイ(株式会社 昭栄美術 羽山 寛幸様)【Webページ】
https://jp-cma.org/information/5759/
社会に不可欠な「MICE産業」とは?
■MICEの意義
MICEとは、Meeting(企業系会議・研修)、Incentive
travel(企業の報奨旅行)、Convention(国際会議・学会)、Exhibition/Event(展示会・イベント)の総称です。
観光庁は、その意義として、(1)高い経済効果、(2)ビジネス機会等の創出、(3)都市ブランド・競争力向上、(4)交流人口の平準化、(5)レガシー効果
などをあげています。
■経済波及効果 は1兆590億円
MICE産業は、上記の意義を実現化する産業です。
会議開催、宿泊、飲食、観光などの経済・消費活動の裾野が広く、一般的な観光以上に周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されます。
観光庁が2018年に発表した、2016年の国際MICEによる経済波及効果は1兆590億円。また、外国人のMICE参加者の1人当たりの平均消費額は33.7万円で、一般観光での訪日外国人1人当たりの平均消費額の15.6万円よりも、約18万円も多いという調査結果が公表されています。
■一般社団法人日本コンベンション協会(JCMA)の概要
JCMAは2015年の発足以来、我が国のMICE推進における中核としての役割を担い、コンベンションをはじめとするMICEにおける日本有数の団体として、MICEの国際競争力の強化に向け、MICEの意義に関する発信・啓発や政策提言、MICEの経済波及効果算出への参画、人材育成・人材交流、国際交流、サステナビリティに向けた活動などに取り組んでいる。
・会員数:260会員(2023年3月31日現在)・代表理事:近浪 弘武(日本コンベンションサービス株式会社 代表取締役社長)・URL:
https://jp-cma.org/
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000059145.html
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