日本初!!お茶の力を活用した抗菌繊維・基準値の約3倍の抗菌性「カテキンファイバー(R)」~ 11月より本格提供開始 ~

株式会社GSIクレオス(東京都千代田区/代表取締役 社長執行役員 吉永直明/以下、 当社)は、

日本古来の在来種「静岡茶」を利用した基準値の約3倍※の抗菌性を持つ繊維「カテキンファイバー(R)」を開発しました。

特許出願中の独自の技術を用いて茶カテキン配合の茶の実オイルをレーヨン繊維に練りこんで作るカテキンファイバー(R)は、 後加工で抗菌性を持たせる製品とは異なり、

繰り返し洗濯しても抗菌性が持続します。 またこれまで廃棄されていた茶の実を有効活用し、 在来種の保全と持続を目指したサステナブルな素材です。

2020年11月より、 医療機関で使用する包帯やタオル、 また肌着や靴下などの高機能アパレル用の素材として本格的な提供を開始致します。

※抗菌性試験(JIS規格)の結果に基づく

■ここがすごい!カテキンファイバー(R) の特徴

1.突出した“高い抗菌性”と“持続性” カテキンファイバー(R)は抗菌性試験において合格基準値のおよそ3倍の抗菌性能を証明。

さらに特許出願中の独自の開発技術により、 茶の実オイルを繊維に直接練りこんで製造するため、

繰り返し洗濯しても有効成分を流出させずに抗菌効果を持続させる事に成功した画期的な新素材です。 カテキンファイバーの性能比較

カテキンファイバーの性能比較

ボーケン品質評価機構による抗菌性試験の結果

ボーケン品質評価機構による抗菌性試験の結果

2.生命力溢れる日本古来の在来種、 “静岡茶100%” 日本に古来から存在する在来種に改良を重ねた静岡茶は、 根が非常に長く、 野性味の強い香りを持ち、

さらに害虫に強い生命力が特徴です。

カテキンファイバー(R)はこの生命力に溢れた希少な静岡茶の茶葉に含まれる“茶カテキン”と茶の実から抽出する“茶の実オイル”という、

天然食用成分そのままを使用して製造しています。 茶の実

茶の実

静岡の茶畑

静岡の茶畑

3.廃棄原料を有効活用し、 在来種の保全に貢献 茶農家が活用せずに廃棄していた部分である、 茶の実を有効活用。 廃棄を減らす、 環境に配慮した素材です。

茶葉だけでなく茶の実までを商業利用することで茶農家の所得向上、 茶園の放棄の抑止につながり、 希少な在来種の保全と持続に貢献します。 生産農家さんとの連携

生産農家さんとの連携

■開発の背景

当社は持続可能な機能繊維の開発を目指し、 消費者が安心して利用できる植物由来の原料を考える中で、 茶の実オイルに着目しました。 独自の技術を用い、

茶カテキン配合の茶の実オイルをレーヨンに練り込む事で、 高い抗菌性が得られることがわかりました。 この技術は現在、 特許出願中です。 また、

茶の実の収穫は静岡県内の茶農家や製茶店、 また福祉施設と連携して行うことで、 安定した収穫と、 地域の就労確保の体制を整えています。

■11月より本格的に提供開始

高い抗菌性と持続性、 そして柔らかいレーヨン繊維の特徴を備えたカテキンファイバー(R)は、 包帯やサポーター、 タオルなどの衛生用品、

肌着や靴下などのインナーアイテム、 また布団カバーやパジャマなどの寝具を中心に、 11月より本格的に各製品メーカーへの販売を開始します。 コロナ禍の中、

ますます不可欠になってくる生活の中の衛生対策において、 静岡産100%、 かつ天然食用成分由来の「安心」「安全」な抗菌製品を提供することで、

日本の人々に豊かな暮らしを提供します。

■株式会社GSIクレオス 企業概要

1931年、 米国への生糸・絹撚糸の輸出業として創立。 創立以来、 繊維を扱う商社として素材の知識を活かし、 ニーズやトレンドを踏まえた、

付加価値の高い製品づくりをサポート。 また1950年代に工業製品分野に進出。 現在は、 化学品や最先端の複合材成型機材や半導体機材、

ホビー商材なども提供しています。 また、 ナノテクノロジー事業にも注力しており、 カーボンナノチューブ応用開発の先駆者として、 様々な分野での製品化、

事業化を推進しています。 ビジネスパートナーの皆様と共に新たな価値創造の仕組みを提供する「事業創造型商社」として、

これらの「繊維事業」「工業製品事業」「ナノテクノロジー事業」の三つの分野を軸に、 次代の生活品質を高め、 人の暮らしを豊かにするビジネスを展開しています。

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