(共同リリース)JALと東京工業大学、搭乗時の機内混雑緩和のための共同研究を実施
~よりスムーズにご搭乗いただけるよう、国内線ワイドボディ機の搭乗方法を変更します~
日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:鳥取三津子、以下「JAL」)と、国立大学法人
東京工業大学(本部:東京都目黒区、学長:益一哉、以下「東京工業大学」)は、お客さまにスムーズにご搭乗いただくことを目的に機内混雑を緩和する最適な搭乗方法の共同研究を行ってまいりました。
このたび、東京工業大学 環境・社会理工学院
大佛俊泰教授との共同研究結果から、機内の通路が2本あるワイドボディ機材において現行よりも機内混雑の緩和が見込まれる搭乗方法が明らかになったため、JAL国内線のワイドボディ機における搭乗方法を本日9月11日(水)より変更しました(※1)。
JALは、お客さまのよりスムーズなご搭乗を実現し、定時性向上などカスタマーエクスペリエンスの最大化に向けて取り組んでまいります。
(※1) 一部機材において異なる運用となる場合がございます。
1.搭乗方法の変更について
(1) Boarding Groupの変更
事前改札・優先搭乗(Group1-2)ののち、Group3として後方座席と前方窓側座席のお客さま(赤色部分)、Group
4として前方座席(青色部分)を含むすべてのお客さまにご搭乗いただく方式に変更し、ワイドボディ機材におい
てGroup5は廃止します。なお、事前改札と優先搭乗はこれまでと変更はございません。
(2) ボーディングブリッジ使用通路の変更
ボーディングブリッジを2本使用してご搭乗いただく機材において、これまではご利用クラスに応じたボーディングブリッジ通路をご案内しておりましたが、普通席において列ごとにご案内する運用に変更します。これによりL2ドア付近での混雑が緩和され、スムーズにご搭乗いただけるようになります。
2. 研究方法と研究結果について
機内に設置した360度カメラにより搭乗中のお客さまの動きを計測し、得られたデータから独自の搭乗シミュレーションモデルを構築しました。このシミュレーションモデル上において、搭乗順序などを変化させ複数のシナリオを約1,000回にわたって試行することにより最適な搭乗方法を導きました。
今回の研究結果による搭乗方法をワイドボディ機材に導入することにより、現在の搭乗方法に比べ機内混雑が緩和され、所要時間の短縮が期待されます。
搭乗シミュレーションモデルのイメージ
https://press.jal.co.jp/ja/items/uploads/5e3c34de958cf8e1ae6f4684800b42a14536a491.mp4
以上
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません