西加奈子氏、ヨシタケシンスケ氏ら、各界から絶賛の声!ブレイディみかこ氏の小説デビュー作『両手にトカレフ』が文庫に

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株式会社ポプラ社 プレスリリース:2024年11月06日 報道関係者各位

西加奈子氏、ヨシタケシンスケ氏ら、各界から絶賛の声!ブレイディみかこ氏の小説デビュー作『両手にトカレフ』が文庫に

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者が14歳の少女を描く、心揺さぶる物語

ブレイディみかこ『両手にトカレフ』(ポプラ文庫)

株式会社ポプラ社は『両手にトカレフ』(ポプラ文庫)を2024年11月6日に刊行します。本書は、2022年にポプラ社より刊行した単行本に、バービー氏との対談を追加し、文庫化したものです。

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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で書けなかったことを描きたかった

ブレイディみかこさんの初の長編小説『両手にトカレフ』は、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』では書けなかったティーンたちを描きたいという想いから生まれました。

主人公は、14歳のミア。シングルマザーの家庭で育ち、弟の世話を一手に担うヤングケアラーです。そんなミアは、ある日、図書館でカネコフミコの自伝と出合います。カネコフミコーーブレイディさんが敬愛する、大正時代の思想家・金子文子です(実際に、ブレイディさんがお住まいの英国ブライトンの図書館には、英訳された金子文子の本が置いてあるそうです)。

ミアは夢中でフミコの自伝を読み進めるうち、同級生の誰よりもフミコが近くに感じられるようになります。一方、学校では同級生たちに自分の重い現実を誰にも話せません。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、ミアは少しずつ変わり始めますーー。

ここではないどこかではなく「世界はここから変えられる」というブレイディさんの想いが込められた本作。各界から推薦の言葉が届いています。

この物語は、かき消されてきた小さな声に力を与えている。

その声に私たちが耳を澄ますことから、全ては始まるのだ。

――西加奈子氏

今、この時代にブレイディさんは必要とされていて、

この物語は、ブレイディさんにしか、つくれない。

――ヨシタケシンスケ氏私たちはもう呪いから解放されていいんだ。2人の少女を抱きしめながら、私も一緒に泣きたくなった。――長濱ねる氏

自分が失いかけていたものを取り戻したような気持ちになった。一人でも多くの人に読んでほしい。――バービー氏

自分だけの美しいものを見つける長い旅が人生となっていくのだろう。読後、子ども時代の自分を抱きしめて「頑張れ」と声をかけたくなった。――中江有里氏

ページをめくる手が止まらなかった。“ここではないどこか”を夢見ずして生きてこられた人なんて、いるのだろうか。――宇垣美里氏

また文庫の特典として、巻末には、推薦文もお寄せくださったバービーさんとの対談「『私は私なんだ』という想いを持つ」を掲載。「私は私」という軸をしっかりと持つおふたりの対談は、読み応えたっぷりです。

さらに初版限定で、メッセージカードが付いています。ぜひ本を手に取っていただき、ブレイディさんからの直筆メッセージをご覧になってみてください。

『両手にトカレフ』(ポプラ文庫) 初版限定のメッセージカード手のひらサイズのメッセージカード。イラストは、主人公のミアと1冊の本でつながるフミコのふたり。

この裏側に、ブレイディさん直筆のメッセージが載っています!〈あらすじ〉

寒い冬の朝、14歳のミアは、短くなった制服のスカートを穿き、図書館の前に立っていた。いつもは閉じているエレベーターの扉が開いて、ミアは思わず飛び乗る。図書館で出合ったのは、カネコフミコの自伝。夢中で読み進めるうち、ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられた。一方、学校では自分の重い現実を誰にも話せなかった。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、ミアは少しずつ変わり始める――。

〈著者プロフィール〉1965年、福岡県生まれ、96年から英国ブライトン在住。2017年『子どもたちの階級闘争

ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞、19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で毎日出版文化賞特別賞、Yahoo!

ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞などを受賞。そのほかの著書に『転がる珠玉のように』『他者の靴を履く

アナーキック・エンパシーのすすめ』『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』『女たちのテロル』、小説に『私労働小説

ザ・シット・ジョブ』『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』などがある。〈書誌情報〉

ブレイディみかこ『両手にトカレフ』(ポプラ文庫)『両手にトカレフ』著者:ブレイディみかこ定価:858円(税込)発売:11月6日書誌詳細>>

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