飛鳥部勝則のデビュー作にして鮎川哲也賞受賞作『殉教カテリナ車輪』が復刊!
飛鳥部勝則のデビュー作にして鮎川哲也賞受賞作『殉教カテリナ車輪』が復刊! 多数のリクエストにお応えして、特別企画「芳林堂書店と、10冊」で復刊いたします。
飛鳥部勝則さんのデビュー作にして第9回鮎川哲也賞受賞作、『殉教カテリナ車輪』(創元推理文庫)が、株式会社書泉様の特別企画「芳林堂書店と、10冊
第4弾」に選出され、この度復刊が決定いたしました。
12月22日(金)から予約開始です。
「芳林堂書店と、10冊」は過去に出版された書籍ですでに在庫がなく、手に入りにくい名作を書泉様、出版社、そして著者様の協力のもとに重版・復刊を行う企画です。芳林堂書店様をはじめとした書泉グループにて予約、店頭販売を行います。
飛鳥部勝則さんの著作では「書泉と、10冊」で『堕天使拷問刑』(早川書房)が現在までに4,200冊を販売し話題を呼んでいます。これを受けて、続く「芳林堂書店と、10冊」で『黒と愛』(早川書房)と『鏡陥穽』(文藝春秋)の復刊が決定。すでにそれぞれ約
1,500
冊の事前予約が集まっています。ファンからはさらに、デビュー作である『殉教カテリナ車輪』の復刊を望む声が多く聞かれ、今回復刊の運びとなりました。ぜひこの機会に飛鳥部勝則さんの傑作をお楽しみください。
■本書復刊への熱いコメント
芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さん
企画を進める中で、ファンの方から多くのさらなる飛鳥部作品の復刊要望を頂くようになりました。挙がったタイトルの中で三部作の次に多かったのが本作『殉教カテリナ車輪』です。
今はデジタルで文字情報と一緒に音を聞いたり、映像と共に楽しむなど表現の自由度は広がっていると感じます。しかし1998年に、公募の新人賞へ何枚もの自作の絵画と共に渾身の小説を送った飛鳥部先生の全身全力で小説世界を作り出そうという貪欲さは、きっと令和の現在にも、読者が新鮮に楽しめる斬新な取り組みだと感じます。今回絵画をお借りしてポストカードを作らせて頂きました。どうぞ隣に置いて小説を読み、絵と小説の世界を横断しながらこの総合芸術を楽しんで下さい。
東京創元社 編集部コメント
本書は、絵に描き込まれたものの解読(図像学)を謎解きに組み込んだ、世界でも滅多にない本格推理です。同じ試みに挑もうとすると、書き手はまず謎を込めた絵を用意しなくてはなりません。自身で絵を描く作家だからこそ完成させられた作品なのです。
ユニークな作家の、ユニークなデビュー作–しかも仕上がりも緻密かつ端正–ということで、埋もれるのは勿体ないと考えていましたが、それが今回こうして甦ることが決まり、喜びに堪えません。令和の読者にも、広く愛していただけますように。
■著者の飛鳥部勝則さんからもコメントを頂戴しました。
著者 飛鳥部勝則さん コメント
デビュ-作の復刊、真に感無量です。私の長編の生みの親は島田荘司・綾辻行人・有栖川有栖、短編の生みの親は井上雅彦といった方々ですが、どうしたことか日本ミステリーの正当伝承者にはなり得ておりません。そんな私の長編の中で、唯一安心してお勧めできる『殉教カテリナ車輪』を、どうかお手元に置いていただけますように。
■書誌情報
殉教カテリナ車輪
レーベル:創元推理文庫(M)
ページ数:360ページ
ISBN:978-4-488-43501-1
Cコード:C0193
内容紹介:
憑かれたように描き続け、やがて自殺を遂げた画家・東条寺桂。彼が遺した2枚の絵、《殉教》《車輪》に込められた主題とは何だったのか?
彼に興味を持って調べ始めた学芸員の前に現れたのは、20年前の聖夜に起きた二重密室殺人の謎だった――緻密な構成に加え、図像学の導入という新鮮な着想が話題を呼んだ、鮎川哲也賞受賞作。
1.通常版 価格 1,320円(税込)
文庫のみ
2.有償特典版 価格 2,200円(税込)
文庫に加え、作中に登場する絵画のポストカード4枚をセットにして販売いたします。
■著者プロフィール
飛鳥部勝則(アスカベカツノリ )
1964年新潟県生まれ。新潟大学大学院教育研究科修了。1998年『殉教カテリナ車輪』で第九回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。著作に『バベル消滅』『冬のスフィンクス』『バラバの方を』『レオナルドの沈黙』『堕天使拷問刑』などがある。
■予約について
予約開始:2023年12月22日(金)
予約〆切:2024年1月25日(木)
発売・発送:2024年2月末頃
・ネット
書泉オンライン:
https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2932286
書泉オンライン楽天市場店:
https://item.rakuten.co.jp/shosen/c/0000000999
・リアル店舗
芳林堂書店高田馬場店
芳林堂書店みずほ台店
書泉グランデ
書泉ブックタワー
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